写真2:雨上がりで靄が漂う小坂志川
写真3:小さいが綺麗なヤマメが遊んでくれた
6月23日
先週、南秋川の支流のひとつ小坂志川を沢歩きしてきました。入渓してから小一時間竿を出してみたところ、結構頻繁にアタリがあり、サイズは小さいものの何匹か釣ることができました。
そこで今週は、お隣の矢沢を探索してみることにしました。熊倉沢出会いのゲートから入渓し釣り始めましたがアタリはありません。沢は浅くて水量が少なく、とても魚がいる雰囲気ではありませんでしたが、気配を消して忍び寄るとようやく小さなヤマメを釣ることができました。沢を遡ってゆくにつれ魚影は増してきますが、警戒心が非常に強く、少しでも察知されると絶対に釣れません。また、いかにも釣れそうな深い釜や淵では全く魚信がありません。そうした好ポイントに魚がいないわけではなく、偏光レンズ越しに眺めると、そこそこのサイズがチラチラ見えますので、相当魚がスレているものと考えられます。反応してくれるのは、通常なら竿を出す気にならないような小さな落ち込みとか瀬に限られます。
矢沢はボサが多く仕掛けをからめ取られるうえ、クモの巣にも閉口しました。絶好のポイントで振り込んだ仕掛けが空中で止まったまま落ちません。クモの糸に引っかかってポイントを攻められず、何度も竿を振り直すと気配を察知されて魚は散ってしまいます。通過できない大きな釜をもった小滝が現れたのを機に、降参して小坂志川に転進することにしました。矢沢は林道が並走していて入渓者が多いことに加え、水量が少なく釣りにくいという点で、最高難度と認定いたします。(魚がいるのは確認できましたので、「私の腕前では」という条件付きです)
小坂志川は湯場ノ沢出会いから入渓し、伐採作業による遡行禁止の看板まで釣りあがりました。矢沢に比べると水量が多く沢幅も広いので格段に釣りやすくなります。それでもスレているのか小物しか釣れませんでした。というわけで今回も良型にはお目にかかれずキープはゼロでした。魚はそこそこいて相手をしてくれるので、釣りの腕を磨くには格好のゲレンデといえそうです。
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