関東
車塚古墳(くるまづかこふん)
最終更新:youtaro
基本情報
場所 | 北緯36度26分13秒, 東経139度48分32秒 |
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直径82メートル三段構築の大円墳で、両袖型横穴式石室を持つ
山の解説 - [出典:Wikipedia]
車塚古墳(くるまづかこふん、壬生車塚古墳)は、栃木県下都賀郡壬生町壬生甲にある古墳。形状は円墳。しもつけ古墳群(うち壬生地域)を構成する古墳の1つ。国の史跡に指定されている。{| class=\"wikitable\" style=\"background:#ffffff;text-align:center;font-size:85%;\"
|+しもつけ古墳群(壬生地域)一覧
!古墳名
!形状
!規模
!築造時期
!史跡指定
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|愛宕塚古墳||前方後円墳||墳丘長82m||6c後半||国史跡
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|牛塚古墳||帆立貝形古墳||墳丘長50m||6c末||国史跡
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|車塚古墳||円墳||直径84m||7c前半||国史跡
|}
栃木県南部、黒川左岸の台地上に築造された大型円墳である。西には牛塚古墳が隣接する。2009年度(平成21年度)、2014-2016年度(平成26-28年度)に発掘調査が実施されている。
墳形は円形で、直径84メートル・高さ約11メートルを測り、栃木県の円墳としては最大規模になる。墳丘は3段築成で、特に1段目は平坦な基壇状を呈し、下野地域特有の「下野型古墳」の特徴を示す。墳丘外表には川原石による葺石が認められるほか、多数の須恵器(長胴甕)が検出されている。また墳丘周囲には2重の周濠(周濠・周堤・外周溝)が巡らされており、周濠を含めた含めた古墳全体としては直径約135メートルにもおよぶ。埋葬施設は横穴式石室で、南南西方向に開口する。凝灰岩の巨大な一枚石によって構築された整美な石室で、玄室・羨道から構成される。
築造時期は、古墳時代終末期の7世紀前半頃と推定される。壬生地域の黒川流域における古墳群では牛塚古墳に後続し、最後の大型古墳に位置づけられる。また終末期の円墳としては国内最大級の規模であり、古代下野地域の政治情勢を考察するうえで重要視される古墳になる。
古墳域は1926年(大正15年)に国の史跡に指定されている。
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