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更新日:2017年07月26日 訪問者数:889
クライミング/沢登り 技術・知識
コンパクトで、絶対にほどけない クロスベンド(試-1)
makobe
◎ スリングやメインロープ接続に、絶対にほどけない 「クロスベンド(試-1)」
・ ロ−プスリングを作るときのスタンダ−ドは「ダブルフィッシャーマン・ベンド」です。
( この結びは、強固で見た目も美しく、シンプルで結びやすいので、好きです。 )

・ 「ダブルフィッシャーマン」の欠点は結びが大きいのと末端に不安を持つために、
これを解消するのに、元綱も末端も全力をこめて締め込みます。
( 中には、ペンチで末端をつかんで引き締める方もあって、そこが弱点です。)
・ 「ダブルフィッシャーマン・ベンド」
( ロープスリングでは、スタンダードですが、
この用途のときに、ダブルエイトは使いません。)

( 反対に、メインロープどうしをつなぐのには一般にはダブルエイトが主流でダブルフィッシャーマンは使われません、バックアップと称して、末端をダブルフィッシャーマンで留めておいたりします。)
・ そこで、両者のウィークポイントの末端処理を強化して、ロープスリングの結びや、メインロープをつなぎあわせるときに不安なく使える強力な結び方を、考えてみました。

( 本結びをベースに途中で交差、反対方向に折り返すことで、
強力で末端のすいこみのない、不安要素を排除した結びかたです。)
・ 今回の、クロスベンド(1)
 ちょっと見、止め結びが2重になっただけに見えますが、下で、交差した後、もと来た道を戻って補強をねらっています。
( ダブルフィッシャーマンとのちがいは、末端が元綱の反対方向にでているか、元綱の方向にもどっているかで、性質がことなっています。)
◎ 結びの感じ。
・ 結びやすさ  ☆☆ ???  ( なれれば、☆☆☆ 位かも?。) 
・ ほどきやすさ  XXXXX
( 考案者 makobe の主観的な項目 : シンプルさ ☆☆☆☆☆ 、 美しさ ☆☆☆☆☆ )
◎ 結び方です。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−
・ 始めは本結び(スクエア・ノット)から。
( このシンプルさは大好きです。)
・ 末端をクロスさせて、自分の元綱のほうへ折り返す。
( 折り返したら、元綱にそってもときた道を戻ります。)
補足 : 写真右のツノは、
    手前に折り返して左から上方向に、
      左のツノは、
    向こう側におりこんで右から下をくぐって上に・
・ まちがいやすいポイントなんで要注意。
( わかりやすいように、
折り返したクロス部分を、
説明用にセロテープで固定して、
画像追加してみました。)
・ 左右の末端が、元綱の入口まで戻ったら完成です。
注意 : 元綱の外側(写真上方向)を通っているかを、左右確認してください。
( 元綱と末端の位置関係が重要で、ひっくり返ると、2重エイトノットで失敗したときのように、引き絞ったときに、固くしまらず、見た目も不自然になります。)
・ わかりやすいように、イラスト風に加工。
( シンプルで無駄のない結びです。)

( それぞれの元綱をひく力が、相手側を絞めこむ力になっています。)
・ 完成後、ひきしぼった結果です。
上 : ダブルフィッシャーマン・ベンド
下 : クロスベンド(1)

・ こぶの大きさを比較すると、ダブルフィッシャーマン・ベンドの半分くらいで、末端は直径の数倍でok。
・ 裏返してみても、よくわからないくらいに固まってます。
( いったん引き絞めると、ちょっとやそっとじゃほどけません・・・ ロープの性質によって硬さが異なります。 )
◎ コンパクトです。( シンプルだけど、頭の中で混線しそうです。)
・ 6mmのロープでも作ってみました。
( 固まる感じは細いほうがあります。)

( スリングは4〜5mmくらいがいいかも。)
・ 締め固めたあと。
( あまり小さくなりません。)
・ すこしなれてくると、結構手早く・・・むすべるようにはなります。
( 男結びの時のように、鼻歌まじりでは、むすべません。)
( ボケ防止のトレーニングにはいいかも知れません。 )

・ 欠点は、いったん結んで締め固めたら、ほどくのに苦労します。
◎ 間違い例。 −−−−−−−−−−−
失敗例(1)末端がどちらも反対
( ダブルエイトノットのときの注意事項と一緒で、元綱と末端が逆になると、引き締めたときに、締ってこない。)
失敗例(2)片方だけ反対
・ 失敗例を引き締めた時
( 上 : 違和感有 )
( 下 : 正しく結べたとき・・・ )
見た目は良くわかりませんが、
手ごたえのちがいは感じます。)
・ 同じ発想での8ノットバージョンです。
( 苦労したわりに、結びが美しくなく、違和感で不採用。)
・ エイトノットバージョン完成。
( 一見ふつうのダブルエイト。)
・ 裏返してみると・・・
( センターでクロスして折り返しています。)

( 見た目が美しくないので、ボツ・・・ )
・ とにかく、イメージから実際の結びにするのが手強く、奥が深いです。

・ ロープワークの本や、ネットにも同じ結び方は見つかりません。
もし、名前等をご存知の方がおられましたら、教えていただけるとうれしいです。

( ネーミングは、クロスベンド(1) とさせていただきました。 (仮名です)

・ 手で絞めただけでも簡単にはほどけなくなるのは、デメリットですが、時間をかけて検証していこうと思います。
≪ 追記ノート ≫
・ 類似の結び方を勉強中です (参考になりそうなサイトのURLです。)
・ 世界には数千種類以上の結び方があるようで、個人ではその全てと比較する術がありません。

( 始めのうちは、これまでに同じ結びの事例があるか、気になったのですが、
よく考えて見ると、過去にあってもなくても、あまり関係がないように思えてきました、
自分が試行錯誤しながら、結んだりほどいたりしている中で、
今までよりも、「 ちょっといいかも!」 と思える新しい結びにであえただけで、喜びを感じます。)
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