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更新日:2017年09月20日 訪問者数:1183
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山と高原地図の変遷メモ
山と高原地図は長い間、登山地図の定番的に使用されているが、各年代によってケースのデザインや小冊子の内容などが微妙に変更されてきている。古い地図が、いつ頃の物か分かるようにまとめてみた。アプリ版非対応。
araigenga
すべての年代の地図を持っているわけではないので、多少の誤差や勘違いがあるかも知れません。年度別改訂情報は、その年の地図のケースに記載されている内容を写したもので、実物を確認しているわけではありません。情報が見つかり次第、適時修正したいと思っています。
表紙、カバーの変遷、改訂情報
2015年版に50周年の記載があったので、1965年に創刊されたようだ。私が登山を始めた1979年には、下記写真のデザインの物が売られていた。これ以前のものは見たことが無いのだが、オークションに1972年の地図が下記写真と同じデザインで出品されていた。
1972年、250円
1974年、350円(〜1975年)
1976年は450円(〜1981年頃)
1982年は500円(〜1985年)
~1985年(昭和60年表記)の山と高原地図
この頃のケースの表紙は、それぞれの地域の写真が採用されています。本体地図の正面部分にも写真が掲載されている。付録冊子の中の写真は、まだ白黒です。外側ケースには、ビニールカバーがついていて、冊子と地図を左右のポケットに分けて収納する形になっている。全66巻(欠番があるため)。500円
この時の改訂で以前あった「能郷白山・揖斐高原」が無くなっている。
改訂版は、緑の帯で区別
この頃の改訂版には、緑色の帯が付けられて、旧版との区別を明確にしている。帯には一流登山家による踏査!、雨に強い、破れない等の文字が見える。
写真の19「丹沢」は1982年版で裏と表の写真が異なっているのが、他の巻と違っている
・1983年頃?、祖母傾・大崩山群・高千穂峡、屋久島・種子島を発刊
・1984年、・42「越後三山」、43「日光」を発刊
1986年〜1998年のデザイン
この時から、ケースの外観デザインは現在まで同じ形。全68巻。600円
32.高尾・丹沢・富士五湖
33.竜爪山・大井川・秋葉山
34.愛知高原・犬山・揖斐
35.養老・鈴鹿・青山高原
36.室生・山の辺・信楽・鞍馬の5点、東海自然歩道1〜5があったが、このときのの改訂でなくなっている
・1986年、箱根、伊豆、那須・塩原を刊行
・1987年、飯豊、栗駒・早池峰、氷ノ山、福岡の山々を刊行
・1988〜89?、59高見山・香肌峡を58大台ケ原・犬杉谷・高見山に収録
・1993年、7御岳 → 7御嶽山、8伊那路 中央・南アルプス総図 → 8中央・南アルプス総図(タイトルの変更)
定価600円から620円、700円へ
1989年、消費税導入により、600円から620円(本体602円)、700円(本体680円)に価格改定。表、裏にあった価格表示が裏面のみになり、ISBNコード、バーコードなどが付いた。
1994年より、ケースに出版年度を表示
ケースの正面と背に出版年度が表示される。同じ地域を複数持っている場合に古いものもって行くミスを低減できる(写真は1995年版)
1997年のデザイン
以前の富士山の抽象画の真ん中部分を楕円の中に入れたデザイン。714円+税(750円)
1998年のデザイン
水彩画風のデザイン。714円+税(750円)
・このデザインの時に、タイトルの番号付けを、現在と同じように日本列島の北から順番になるように変更。地図正面のタイトルデザインが色つきのものに変更。一部の付録冊子をカラー化
・1「利尻・羅臼・斜里・阿寒」を発刊
・20「赤城・皇海・筑波」を発刊
・4「十和田・八甲田」に岩木山を追加収録か?
・「奥高野」が無くなる
1999~2002年のデザイン
山並の連なる、抽象画がCG風?の小さなドットで表現されている。714円+税(750円)。付録冊子の巻末に登山計画書用紙が追加された。
2000年、「霧島・開聞岳」、刊行
・3「大雪山・十勝岳」に幌尻岳を追加収録か
2002年には、一部地図に1分毎の経緯線表示(ケースの背と表紙にSimapのロゴマーク)
2001年版
・25奥秩父1雲取山・両神山 → 雲取山・両神山 奥秩父(タイトルの変更)※
・26奥秩父2金峰山・甲武信 → 金峰山・甲武信 奥秩父(タイトルの変更)※
※全面改訂なのか、単にタイトルだけの変更なのか不明
2002年版の全面改訂
・13「日光」南会津の荒海山・七ヶ岳を追加収録
  (日光 奥鬼怒・奥日光→日光 白根山・男体山 タイトルの日光の後ろの小タイトルが変更)
・18「妙高・戸隠・雨飾」雨飾山の完全収録と鉾ヶ岳の追加
・42「木曽駒・空木岳」経ヶ岳と南木曽岳を追加収録
・45「白山」日本百名山の荒島岳および能郷白山を追加収録
・53「六甲・摩耶」須磨アルプスを追加収録(タイトルから有馬が消える)
注:まだ、多くの人が間違えているエリアマップではなく、昭文社の地図はエアリアマップ
私も含めて、間違えて覚えている人がまだ、沢山いるみたいで、オークションでも、エアリアマップをエリアマップと表記して出品している人が沢山います(笑)
2003年〜2014年のデザイン
抽象的な山並を単色の集まりで表現。ケースにエアリアマップの表示がなくなる。周辺地域の地図エリアの表示がケースの裏に移動(以前は地図の裏に表示されていた)。800円+税
2006年には、webにより山最新情報を配信開始
2009年には、Columbiaの広告がケース裏と、付録冊子の裏表紙に入るようになった。地図の収録範囲の地図がケース内側に移動
2014年には、Mountain Hardwearの広告
2003年版の全面改訂
・8「鳥海山・月山」月山を追加収録
・9「朝日連峰」月山を省略し、摩耶山、葉山を追加収録
・32「八ヶ岳」従来の「八ヶ岳・蓼科」、「美ヶ原・霧ヶ峰」を1点に収録
・33「日本アルプス総図」従来の「北アルプス総図」、「中央・南アルプス総図」を1点に収録
  付録冊子ではアルプスの百名山を写真で紹介
・44「御在所・霊仙・伊吹」従来の「霊仙・伊吹・藤原」、「御在所・鎌ヶ岳」を1点に収録
・46「京都北山」従来の「京都北山1」、「京都北山2」を1点に収録
・47「北摂・京都西山」従来の「北摂」、「京都西山」を1点に収録
・49「金剛・葛城・紀泉高原」従来の「葛城高原・二上山」、「金剛山・岩湧山」、「紀泉高原」を1点に収録
・54「石鎚・四国剣山」従来の「石鎚山」、「四国剣山」を1点に収録
※上記のほか34「白馬岳」35「鹿島槍・五竜岳」37「槍ヶ岳・穂高岳」38「乗鞍高原」の4点も地図面に経緯度座標を付し、付録冊子をカラー化するなどの改訂をした。
※ケースの表紙に、収録している主な山名と読みが入るようになった。読みを間違えている人はびっくり!
2003年版、経緯度座標を付した地図
改訂された一部の地図に経緯度座標を付したSimap(サイマップ)の表示を印刷(写真は2005年のもの)
現在も経緯度座標は表示されているが、Simapのロゴは2008年以降、表示されていない。
2004年版の全面改訂
・15「越後三山」会津朝日岳を追加収録
・19「浅間山」浅間山詳細図を追加収録
・45「比良山系」武奈ヶ岳詳細図、三国山、赤坂山を追加収録
・51「大台ケ原」倶留尊山を追加収録
・59「屋久島」宮之浦岳詳細図、白谷雲水峡、ヤクスギランドを追加収録
※上記のほか14「尾瀬」16「谷川岳」17「志賀高原」の3点も地図面に経緯度座標を付し、付録冊子をカラー化するなどの改訂をした。
2005年版の全面改訂
・28「丹沢」表尾根・大山拡大図を追加収録
・50「大峰山脈」熊野古道・大峰奥駈道を追加収録
この2点は地図面に経緯度座標を付し、付録冊子をカラー化している。
2006年版の全面改訂
・39「御嶽山」小秀山・奥三界岳を追加収録
・52「氷ノ山」雪彦山・笠形山・千ヶ峰を追加収録
・55「福岡の山々」宝満山を詳細収録、背振山系を追加収録
この3点は地図面に経緯度座標を付し、付録冊子をカラー化している。
・webに山岳最新情報配信開始、ケースに告知のラベルが貼付されている
山と高原地図web配信開始
2006年は別紙ラベルが貼付されていたが、翌年以降はケースに直接印刷される
2007年版の全面改訂
・16「谷川岳」31「富士山」32「八ヶ岳」42「塩見・赤石・聖岳」を全面調査した
・7「蔵王」10「飯豊山」地図面に経緯度座標を付し、カラー化している。
・山岳写真コンテスト開催、豪華賞品が当たるとケースに表示
2008年版の全面改訂
・12「那須・塩原」20「赤城・皇海・筑波」を全面調査
・6「栗駒・早池峰」11「磐梯・吾妻」12「那須・塩原」27「高尾・陣馬」は地図面に経緯度座標を付し、カラー化している。
・4「八甲田・岩木山 白神岳・十和田湖」、白神岳を追加収録か?
・2008年フォトコンテスト開催、豪華賞品が当たるとケースに表示
・付録冊子の中央ページ、ケース裏表紙に2007年上位入賞作品を掲載
2009年版の全面改訂
・2「ニセコ・羊蹄山」21「西上州」を全面調査
・2「ニセコ・羊蹄山」暑寒別岳を追加収録
・3「大雪山」芦別岳、夕張岳を追加収録
・29「箱根」30「伊豆」地図面に経緯度座標を付し、付録冊子をカラー化している。
本体900円+税
2009年、地図本体に年号表示が付く
タイトル正面の上に2009年版と年号表示が付く。以前は、地図の表面の隅に小さく記入されていたので、見つけにくかった。地図本体のみを持って行く人が多いと思われるので、これは便利。古い地図にも手書きで記入しても良い
2009年、1分毎の経緯度線(Simap)が薄くなる
左の地図、2008年の塩見・赤石・聖岳で右側は2009年の高尾・陣馬ですが、右の経緯度線が朗らかに薄くなっている。経緯度を必要とする人が少なかった為か?
MAPPLEのロゴが追加された
2003年以降、表示されていたSimapロゴは昭文社の地図全般のブランド名のMAPPLEの文字とロゴマークにとって代わった。
2010年
・29「箱根」箱根旧街道を追加収録
・31「富士山」富士山拡大図を刷新
・昭文社が創業50周年を迎える
2011年
・付録冊子のコースガイドに本体地図索引を追加
登山初心者向けに「はじめる山あるき」マップが新登場「尾瀬」「奥多摩」「高尾山」「丹沢」「富士山」「六甲山」「屋久島」
2012年
・付録冊子のコースガイドにコースタイムの合計時間を追加(逆コースを辿った場合の時間もあれば尚良いと思う)
2012年、スマートフォン版の発売
山と高原地図アプリ、スマートフォン版、好評発売中と印刷されました。昭文社のHPのニュースリリースによると、2012年4月18日、マップル・オンから登山用地図 「山と高原地図」iPhoneアプリ提供開始とあります。すでに該当記事は削除されています
2013年、山と高原地図、詳細コースガイドの発売
、「八ヶ岳」「剣・立山」「槍ヶ岳・穂高岳」「白馬岳」「北岳・甲斐駒ヶ岳・千丈岳」「尾瀬」「奥多摩」「六甲山」「丹沢」「高尾山」「多摩丘陵」 この地図には、本体に詳しく説明文を書く事により、付録の冊子は省かれている。本体700円+税
2014年、本体1000円+税、50周年キャンペーン開催と表示
2015年〜現在までのデザイン
2015年には、山と高原地図50周年の表示。
2016年には、ヤマプラで山と高原地図のコースタイムを利用し登山計画が出来るようになった。地図の表紙のデザインがすっきりした文字だけに変更。
本体1000円+税
2015年の改訂版
地図本体、表紙の文章レイアウトが変わった。
表紙の裏にあった装備一覧表は付録冊子の巻末に移動した。
要所に拡大表示、磁北線の追加
・地図本体のわかりにくい分岐などに、白丸に拡大表示を追加。
・磁北線が全面に引かれるようになった(間隔は1分~2分の間)正確な間隔は不明
付録冊子の表紙にもカラー写真
付録冊子の表紙にも該当地域のカラー写真がレイアウトされた。
2015年版の全面改訂
・8「鳥海山・月山」26「金峰山・甲武信」29「箱根 金時山・駒ヶ岳」37「槍ヶ岳・穂高岳 上高地」2015年以降の全面改訂版には、外ケースのタイトル右下と背ラベル下方に全面改訂の表示がされるようになった。
・昭文社のHPに山と高原地図50周年のページがあり、ヤマレコ開発者のmatoyanさんの写真とコメントが掲載。下記リンク参照
全面改訂を明示
2015年版の全面改訂版にはケースの表紙のタイトル右下と、背に「全面改訂」の文字が付いてる。写真は2017年版
2016年版の全面改訂
・11「磐梯・吾妻 安達太良」17「志賀高原 草津白根山 四阿山」25「雲取山・両神山」28「丹沢」38「乗鞍高原」48「六甲・摩耶」56「阿蘇・久住 由布岳」
2017年版の全面改訂
・14「尾瀬」22「奥武蔵・秩父 武甲山」24「奥多摩 御岳山・大岳山」28「高尾・陣馬」31「伊豆 天城山」沼津アルプスを収録 43「塩見・赤石・聖岳」52「大台ケ原 高見山・倶留尊山」60「屋久島 宮之浦岳」
・23「奥多摩・奥秩父総図」を新たに発刊
このページの記事は、個人的に調べて作成したもので、昭文社とは一切関係ありません、内容について昭文社への問い合わせは御遠慮ください。
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