シルバーウィークは念願の利尻山へ
- GPS
- 08:22
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 1,569m
- 下り
- 1,754m
コースタイム
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 8:21
天候 | ずっと晴れ(でも、山頂ではガス。。。なんでよ) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
船 飛行機
帰り:利尻⇒フェリー⇒稚内⇒新千歳⇒函館⇒新幹線⇒東京 |
コース状況/ 危険箇所等 |
山頂直下は、わりと険しい。 登山届けは、山行前日にホテルに提出 |
その他周辺情報 | 利尻富士観光ホテルは、スタッフの対応がよくて、また泊まりたい。 でも本当は、ペンション「レラモシリ」に泊まりたかった。満室だったのだ。 |
写真
感想
9/19-22旅日記
9/19月曜 敬老の日
9時過ぎに中野坂上を出て空港に着いたのは10時過ぎ。連休真っ只中の空港は、チェックイン客でごった返していた。係員に確認すると、乗り継ぎとの予約が異なる場合、またストックがあるので、窓口でのチェックインが必要とのこと。列に並ぶ。前に並んでるのは、おとなしいチワワを預ける乗客のようだ。15分程度並んで荷物を預け、その後は、いつものカフェでコーヒー飲みながら一服。
利尻空港に着陸。利尻富士が山頂までクッキリ見える。素晴らしい。この言葉しか出てこない。降機してから、空港までの短い間、シャッター押しまくり。迎えに来てくれたホテルの方(白髪で面長だったので永さんと呼ぶことにする)によると山頂まで見えるのはここ最近で2日目とのこと。にわかに島一周ドライブで色んな角度からの利尻山の表情を見たくなった。ホテルに着いたら、空腹のままレンタカーへ。島の食堂はランチ時間が過ぎると閉まってしまうとのこと。沼の出店で何かつまむことにしよう。免許証コピーと簡単な説明でレンタカーを3時間借りる、まずは姫沼だ。姫沼に着くと利尻山のてっぺんは雲の中…
山頂が見えるのは珍しいのだ。結局それから島を出るまで、雲のない山頂を見ることはなかった。
ぐるっと回って島の南側にあるオタトマリ沼で、沼を一周しながらねばってみたけど、雲はとれなかったなー。その後、海岸沿いに時計回りに島を一周、最後に永さんお気に入りスポットの空港へ向かう道での利尻富士を見上げてホテルに戻る。
夕食まで時間があったので、ダッシュでペシ岬に登り、礼文と夕陽を見ながら、今日を振り返る。いい旅の初日の締めくくりに相応しい。
のんびりと夕食を堪能して、明日に備える。
9/20月曜
目覚ましの前に目が覚めた。外はまだ夜だ。準備して、少しストレッチしてロビーへ。登山口のある北山麓野営上に送ってもらうと、我々だけだ。シンとしている中、街灯の明かりを頼りに紐を締めなおす。いざ、利尻山。
満月の余韻を残した下弦の月を右に見ながら樹林帯を歩く。徐々に東の空が白んでくる。ヘッデンを使ってたのは、30分くらいか。第一見晴台は、大きな岩だ。ここが?というほどの狭さだ。岩によじ登りペシ岬を見下ろす。礼文島がハッキリ見える。山に登って海が見えるというのは、なぜか心が躍る。実は塔ノ岳から初島や江ノ島が見えるのもかなり嬉しいのだ。
6合目を越えたあたりから、ガスっぽくなってきたなと思ってたら、あっという間に雲の中。山頂まで視界30メートルのなか、ひたすら登る。避難小屋で一休みしてひたすら登る。腹が減ってきたけど、しっかり休むと気が抜けそうだったので、山頂まで踏ん張ることに。沓形との交流点、あと少し。最後の赤土ガレ場の急登を登りきって山頂到着。南峰さえ見えないくらいのガスで写真とったらそそくさと退散。避難小屋で、ホテル朝食のおにぎり弁当を食べよう。そして、トイレも。避難小屋まで頑張れ!たどり着いた避難小屋脇のベンチで凍える手でパックを開けおにぎり弁当を食べる。生きかえる。
そして、とうとう携帯トイレを使うときがきた。いくら長時間山行とはいえ、実は使わないかも、と思っていた。緑のビニールを破り、意を決してブースに向かう。全く匂いがしない。携帯トイレパックのビニールを便座のようなところに広げ、吸水シートにめがけて用をたす。大じゃなくてヨカッタ。
そこからは、ひたすら下る。7号目過ぎたあたりから少しずつ麓が見えるようになってきた。朝はクッキリ見えていた礼文島は霞んで見えない。
ようやく北山麓野営上に戻ってきた。ホテルに電話してしばし待機。携帯トイレパックを所定のゴミ箱に捨てる。これは忘れるわけにはいかない。
ホテルに着いてランチと風呂のどちらか迷う。ホテルのレンタサイクルを借りて、鴛泊の街へ。街中の店をと思い少し彷徨うが、めぼしいところを見つけられず、温泉へ。上り坂が山行終わりの足にきいた。お風呂は空いていてのんびりと山行の疲れを癒す。お昼は温泉施設の食堂で生ビール&焼きそば。
街歩きガイドツアーを予約し、間に合うようにホテルに戻る。帰りは下りで楽チン。
ガイドツアーの集合場所フェリーターミナル1階の観光案内所へ。他に1名の2人だけだった。案内してくれるのは、一年契約で関東から派遣されているまちおこし振興の担当者石井さんだ。ブラタモリのように案内してくれる。鴛泊港から、ペシ岬を巡り、海沿いを歩きながら昆布漁、ウニ漁の説明を受ける。利尻島は漁業と観光の島だが、漁業の漁獲高でいうとムラサキウニ、バフンウニ、利尻昆布、なまこが上位8割を占め、魚はメインでは無いとのこと。漁の季節は夏のうちに終わってしまい、観光も漁業も夏が本番で冬にはビジネス客がチラホラ、夏の島なのだ。
ホテルに帰って風呂に入って夕食。ホッケのちゃんちゃん焼きといくら丼だ。いくら丼のいくらとご飯は別にしてもらう。
入り口の外でタバコを吸っていると、永さんがクルマで戻ってきた。あの空港に向かう道の利尻山行きましたよ、と話しかけたところ、スマホを持ってきて雪の利尻山を見せてくれた。永さんお気に入りの一枚だ。こっちの写真も見せると「これはいい写真です、間違いないです。」と言ってくれた。
そのあとはダラダラと部屋でビールを飲んでたらテレビ付けっ放しで寝てしまい、気づいたら1時過ぎ。片付けて寝直す。
9/21火曜
朝寝坊した。布団の中で、どうするか迷いながら、ウダウダして、結局朝風呂の用意して朝食会場へ。7時過ぎ起床。朝食は普通のバイキング形式。ご飯はおかわりせずにコーヒー飲んだら、朝風呂へ。ふぅ〜、朝風呂諦めないでヨカッター。スッキリ目が覚めていざフェリーターミナルへ。利尻富士観光ホテルは、ホテルなのにアットホーム感があって心地よかった。
フェリーターミナル、意外と券売り場には列は無買った。二等船室を買ってボーディングブリッジのある2階へ。そこには、長蛇の列が…団体…このまま団体に飲み込まれてしまいしまいそうだったので、券売り場で、追加料金はらって一等船室を確保。これが良かったー。広々としていてリクライニングもかなり倒れる。出航時は、いつも物悲しい。山頂はすっかり雲に覆われている海からの利尻富士やペシ岬、ホテルの写真を撮りながら、船は岩壁を離れていく。離れたら、あっという間に小さくなってゆく。しばらくは、甲板で礼文やすれ違うフェリーの写真撮りつつ、風に吹かれる。利尻を離れて座席で北のカナリアたちを見る。来る前に見ておきたかったが、ダウンロード完了したのが9/19ホテルのWi-Fiでだったのだ。
映画の途中で稚内港に到着。バスで稚内空港に。空港では、荷物を函館空港まであづかってもらうため、窓口で手続き。展望デッキからこれから乗り込むプロペラ機と宗谷岬を写真におさめつつ、山頂に雲が残る利尻富士の雄姿を目に焼き付ける。飛行機の席はプロペラの真横でプロペラをよく観察できる。その代わり景色が下方向しか見えない。それでもなんとか空から利尻島を拝めた。天売焼尻もプロペラの下から覗き込んだ。
新千歳では、14時よりあとの乗り換えは外に出てよいとのことだったので、念願のラーメン、カールレイモンサラミ、ジャガポックルとミッション達成。
函館空港へのフライトは35分と短い。またもや特等席でプロペラのしたから駒ヶ岳、大沼小沼、函館山を覗き見ながら函館空港に着陸。函館空港からは、函館バスだ。大人になってからの函館移動はタクシーかマイカーかレンタカーだったから20年ぶりぐらいだろうか。ちょうど16時のバスに乗れた。湯の川団地、戸倉神社、花園町を過ぎて、神山通に着いたのは16:30頃だったか。バス停から実家まで歩く。すっかり変わった道、相変わらずの道を通って実家到着。クルマが変わってる。SUZUKIのhustlerだ。猫のチビは相変わらず警戒してる。風呂に入って夜はマトンジンギスカンとたらふくのビールを飲んで10時過ぎに就寝。
9/22木曜 秋分の日
朝6時半ごろ起床、卵2個の目玉焼き、キャベツサラダ、トースト、コーヒーの朝食食べて、8:00に予約してあった相互交通で五稜郭駅へ。8:15に着いた。乗ろうとしてた快速は8:52でかなり待つ。ちょうど8:23発の長万部行きの鈍行が来たので、それで新函館北斗へ。新幹線で東京に帰るということができる世の中になったのだ。感慨深い。
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