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記録ID: 1001815
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ハイキング
塩見・赤石・聖

ランカン尾根から笊ヶ岳!

2016年11月06日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
23.1km
登り
2,769m
下り
2,769m

コースタイム

日帰り
山行
12:11
休憩
0:41
合計
12:52
4:30
235
8:25
8:30
45
1828m
9:15
9:15
40
1948m
9:55
9:55
53
2125m
10:48
10:48
94
2261m
12:22
12:22
16
小笊
12:38
13:03
46
13:49
13:49
56
14:45
14:45
61
15:46
15:46
21
16:07
16:18
32
16:50
16:50
32
※ルートは手書きです。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
【老平→尾根取付】
戸屋集落から続く林道からの取付点が分からず林道終点手前の枯れ沢を無理やり詰めて左手の尾根に乗り、尾根上のルートに合流しました。事前情報によると林道は途中に分岐があり左手に行くのが正解のようですが、その箇所が見当たりませんでした。単純に見落としたのか、林道の延伸工事で状況が変わっていたのかもしれません。
【尾根取付→2125】
尾根に乗ってからは、基本、尾根上を辿るだけなので迷うことはありませんが、広い尾根といくつかあるピーク上は方向感覚がつかみずらくRFが必要です。1948の手前に大ギャップがありますが、左手から巻いて簡単に登れます。2125を過ぎたあたりからは藪や倒木が多く、それまでに体力も消耗しているためかなりしんどい行程です。このルートを選択したことを確実に後悔することになります。笑
【小笊→笊ヶ岳】
小笊ではハイマツと石楠花の藪漕ぎとなりますが、思ったよりも薄く、踏み跡もあり簡単に突破できました。(笊ヶ岳山頂手前の幕営適地に出る)
※地形図から見て取れますが、全行程を通してアップダウンが多く、登りは手足を使って登る急登が多いです。リボンは忘れたころに現れる程度、踏み跡はあったりなかったりです。
【笊ヶ岳→広河原】
一般道です。ところどころ落ち葉で滑りやすい。広河原は水量によって渡渉が必要です。この日は、微妙なところでしたが、素直に靴を脱いで渡りました。
【広河原→老平】
沢沿いの道がすこし荒れています。壊れかけた鉄製の橋や梯子の通過有。一か所崩落地を通りますが、見た目ほど危険ではなく落石でも無ければ、普通に通過できます。
静まり返った夜明け前の老平集落。
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静まり返った夜明け前の老平集落。
駐車場は先客1台、身支度をしているともう一台入ってきました。一般ルートから登る男性二人組で、お互いの健闘を祈って別方向へ向け出発します。
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駐車場は先客1台、身支度をしているともう一台入ってきました。一般ルートから登る男性二人組で、お互いの健闘を祈って別方向へ向け出発します。
真っ暗な道を歩いて戸屋集落への入り口。ここから徐々に標高を上げていきます。途中の畑ではヘッデンの光に反射する動物の目が20匹ほど・・・鹿でしょうか。怖い
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真っ暗な道を歩いて戸屋集落への入り口。ここから徐々に標高を上げていきます。途中の畑ではヘッデンの光に反射する動物の目が20匹ほど・・・鹿でしょうか。怖い
途中林道は東に大きく迂回(およそ2kmほど?)するので、林道を外れて斜面を直登することに。
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途中林道は東に大きく迂回(およそ2kmほど?)するので、林道を外れて斜面を直登することに。
真っ暗です。ゼーハー言いながら登っていくとすぐ横でガサガサガサッーと動物が逃げていきます。ホント心臓が飛び出るほどビックリしました。
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真っ暗です。ゼーハー言いながら登っていくとすぐ横でガサガサガサッーと動物が逃げていきます。ホント心臓が飛び出るほどビックリしました。
後半は藪っぽくなります。木の枝や草を掴みながら登る急登。。素直に林道を辿るべきでした・・・
後半は藪っぽくなります。木の枝や草を掴みながら登る急登。。素直に林道を辿るべきでした・・・
やっと林道に復帰。うっすらと明るくなってきました。
やっと林道に復帰。うっすらと明るくなってきました。
林道に復帰すると未舗装路に変わっていました。
林道に復帰すると未舗装路に変わっていました。
この辺で道を違えたのかな〜?
この辺で道を違えたのかな〜?
富士山!
やがて林道の延伸工事現場へ。
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やがて林道の延伸工事現場へ。
ここで日の出。
林道の終点。この先登山道らしきものは見当たりません。
林道の終点。この先登山道らしきものは見当たりません。
100mほど戻って周辺を探索しますが、登山道らしきものは見当たりません。GPSと地形図に書き込んだルートを照らし合わせて、ユンボの右手から入山します。
100mほど戻って周辺を探索しますが、登山道らしきものは見当たりません。GPSと地形図に書き込んだルートを照らし合わせて、ユンボの右手から入山します。
この地点です。
枯れ沢を詰めます。
枯れ沢を詰めます。
足場が悪いので左手の尾根に逃げます。リボンがついていますが林業用だと思われます。
足場が悪いので左手の尾根に逃げます。リボンがついていますが林業用だと思われます。
広い尾根に乗りました。
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広い尾根に乗りました。
主尾根に向けてぐんぐん登っていきます。人工物を見つけてほっとします。
主尾根に向けてぐんぐん登っていきます。人工物を見つけてほっとします。
乗りました!
ここからは尾根歩き。気持ちの良い森が続きます。
ここからは尾根歩き。気持ちの良い森が続きます。
良い感じ。
1828の三角点。
静大WVの木製看板有り。
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静大WVの木製看板有り。
細い尾根は迷うことも無い。
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細い尾根は迷うことも無い。
分かりずらいが大ギャップ現る。岩の左側から簡単に登れます。
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分かりずらいが大ギャップ現る。岩の左側から簡単に登れます。
場所はこのあたりです。
場所はこのあたりです。
たまに出てくるリボン。
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たまに出てくるリボン。
広い尾根は適当に歩く
広い尾根は適当に歩く
2125はこんな感じ。ここから先は少々荒れています。
2125はこんな感じ。ここから先は少々荒れています。
倒木たくさん。
ガレにでました。手前の尾根が一般道の尾根。
ガレにでました。手前の尾根が一般道の尾根。
遠方左手は大谷嶺、そして山伏。いいね〜!
遠方左手は大谷嶺、そして山伏。いいね〜!
ガレからの眺めにほっと一息も束の間、ルートはさらに荒れていきます。
ガレからの眺めにほっと一息も束の間、ルートはさらに荒れていきます。
2261地点。普通に歩くのが困難。笑
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2261地点。普通に歩くのが困難。笑
あ、あれは北岳さんじゃないですか!
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あ、あれは北岳さんじゃないですか!
ぐんぐん登ります。
ぐんぐん登ります。
出た!小笊!前方に立ちはだかるように現れました。
出た!小笊!前方に立ちはだかるように現れました。
こないだの雪ですね。
こないだの雪ですね。
植生が変わります。
植生が変わります。
おいしそうなとろろ昆布。
おいしそうなとろろ昆布。
始まった〜。。
格闘中は写真が無く、小笊へワープ。標識がぼろぼろです。
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格闘中は写真が無く、小笊へワープ。標識がぼろぼろです。
ハイマツと石楠花MIX!
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ハイマツと石楠花MIX!
おぉ!笊が見えた!
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おぉ!笊が見えた!
ズームすると(分かるかな?)山頂標識と人がたっているのが見える。
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ズームすると(分かるかな?)山頂標識と人がたっているのが見える。
小笊から笊を見るなんて、なんか感動するな〜。山頂にいる人にヤッホーと叫ぼうか笛を吹こうか迷ったが、要救護者と勘違いされても困るので、何もしませんでした。
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小笊から笊を見るなんて、なんか感動するな〜。山頂にいる人にヤッホーと叫ぼうか笛を吹こうか迷ったが、要救護者と勘違いされても困るので、何もしませんでした。
小笊からはいったん下って最後の登り。藪をかき分け・・・
小笊からはいったん下って最後の登り。藪をかき分け・・・
山頂手前の幕営適地に出ました。
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山頂手前の幕営適地に出ました。
山頂へはもうすぐ。
山頂へはもうすぐ。
着きました!イエェーイ!さっきまでいた小笊の上に富士山。小笊から見えた登山者はすでに下山したようで山頂貸切。
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着きました!イエェーイ!さっきまでいた小笊の上に富士山。小笊から見えた登山者はすでに下山したようで山頂貸切。
振り返って逆側。正面に見えるピークは上河内かな。
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振り返って逆側。正面に見えるピークは上河内かな。
赤石岳、荒川三山。素晴らしい!
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赤石岳、荒川三山。素晴らしい!
塩見に間ノ岳、北岳。真ん中に見えるのは仙丈。
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塩見に間ノ岳、北岳。真ん中に見えるのは仙丈。
聖岳と赤石岳の間には地獄のアップダウントリオ(兎・中盛丸・大沢)も見えます。
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聖岳と赤石岳の間には地獄のアップダウントリオ(兎・中盛丸・大沢)も見えます。
ハイマツに隠れた三角点も地味でよろし。
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ハイマツに隠れた三角点も地味でよろし。
お昼ご飯。季節外れで笊そばが無かったので、今日はビーフン(意味は無い)
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お昼ご飯。季節外れで笊そばが無かったので、今日はビーフン(意味は無い)
ちなみに新兵器、今回は出番無しでした。
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ちなみに新兵器、今回は出番無しでした。
復路は一般道とは言え、かなり長いのでお昼を食べてすぐ出発。またね〜。
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復路は一般道とは言え、かなり長いのでお昼を食べてすぐ出発。またね〜。
一般道って素晴らしい!歩きやすい!
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一般道って素晴らしい!歩きやすい!
あっというまに布引山。あいかわらず地味なヤツだな。
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あっというまに布引山。あいかわらず地味なヤツだな。
ガレに出ると良い景色。この山深さに癒される。
ここで今朝、老平でお会いしたお二人と再会。またどこかでお会いしましょう!
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ガレに出ると良い景色。この山深さに癒される。
ここで今朝、老平でお会いしたお二人と再会。またどこかでお会いしましょう!
南アの皆さんともここでお別れ。
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南アの皆さんともここでお別れ。
ガレを振り返ると、縁を歩くお二人が見えます。
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ガレを振り返ると、縁を歩くお二人が見えます。
急な下りが続きます。落ち葉スリップ注意。
急な下りが続きます。落ち葉スリップ注意。
桧横手山通過。
平坦な道なるとホッとする。
平坦な道なるとホッとする。
秋の日はつるべ落とし。
秋の日はつるべ落とし。
山の神になむ〜。
山の神になむ〜。
広河原にむけてどんどん下ります。
広河原にむけてどんどん下ります。
しばし悩む・・・
しばし悩む・・・
脱ぎました。汚い足失礼。
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脱ぎました。汚い足失礼。
感覚がマヒするほど冷たい。以前来たときはここで水浴びしたんだけどな〜
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感覚がマヒするほど冷たい。以前来たときはここで水浴びしたんだけどな〜
沢沿いについた道を行きます。
沢沿いについた道を行きます。
沢からの高度をどんどん上げて落ちたらやばい。
沢からの高度をどんどん上げて落ちたらやばい。
ここが噂の崩落地。
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ここが噂の崩落地。
落石でも無い限り、落ち着いて通過すれば問題なし。
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落石でも無い限り、落ち着いて通過すれば問題なし。
下を見るのはやめましょう。
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下を見るのはやめましょう。
振り返って。
吊り橋はウソッコ沢の三倍くらい揺れます。
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吊り橋はウソッコ沢の三倍くらい揺れます。
30分じゃ着きません!この辺りでライトオン。
30分じゃ着きません!この辺りでライトオン。
廃屋通過。
月が出てきた。
林道に出れば一安心。
林道に出れば一安心。
広河原であったおじさんも、途中追い越したお二人もヘッデン下山だけど大丈夫かな〜。
広河原であったおじさんも、途中追い越したお二人もヘッデン下山だけど大丈夫かな〜。
着いた〜!
朝4時半に出発して13時間。たっぷり遊ばせてもらいました!
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朝4時半に出発して13時間。たっぷり遊ばせてもらいました!

感想

以前から気になっていたランカン尾根を歩いて笊ヶ岳へ行ってきました。人の気配はもちろんのこと動物の気配すら感じないとても静かで素敵な尾根でした。
先週のフルマラソン、平日の仕事疲れ&寝不足、前日の27km走と娘の七五三お祝い飲み過ぎで、登る前からお疲れ気味でしたが、なんとか登頂。笊から晩秋の南アルプスの眺めは本当に素晴らしく、そこに至るまでの苦労も忘れてしまいます。しかしながら、もう一度行きたいかと聞かれたら、答えはNO、もう二度と行くことは無いでしょう。笑

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