三浦アルプス 下二子山の悪路に戦慄する
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 417m
- 下り
- 405m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
[帰り]京急 新逗子 |
コース状況/ 危険箇所等 |
下二子山への山道は、序盤は沢のようになっていて倒木が非常に多い。途中直登できそうな脇道が左側にあるが、途中で消失しているので絶対に分岐してはいけない。また所々道が消えかけているので注意が必要。特に下りに使うと迷いやすい気がする。 本格的な登りに入ると道がはっきりしてくる。 |
写真
感想
三浦アルプスは、悪く言えば「荒れた道が多く迷いやすい山」ですが、低山の割に山深い山容が魅力で毎年1〜2回歩いています。
これまで、北側の「南郷上ノ山公園〜二子山」、「南尾根」、その間の「森戸林道〜乳頭山」の主要3ルートをベースに歩いてきましたが、今回「マイナールートまで含めて一通り歩いてみて、自分なりの三浦アルプスベストルートを模索したい」と思い立ち、まずは下二子山の登山道を最初のターゲットに選んでみました。
この登山道、実は事前に「かなり荒れてる」という情報を得ていたのですが、「南沢や下沢尾根も平気だったし、まあ何とかなるでしょ」と深く考えずに山行を決定してしまいました。その結果、これまでにないほどの恐ろしい体験をするハメになろうとは、その時の私にどうして想像できたであろうか。いやできない(反語)
まず序盤からヤブだらけ&倒木(ツタが盛大に絡まってる)だらけの道が登山者の心を折りに来ます。倒木は腐っていてヘタに体重もかけられません。道はぬかるんでいて油断すると足首まで泥水に埋まりそうです。これが登山道だとはとても信じられなかったのですが、他にそれらしい道が見つかりませんでした。
途中何度か「引き返したほうがいいんじゃないか」と思ったのですが、方角と帰り道を覚えている間は進んでみよう、とおののく心を抑え込み、何とか稜線まで出ることができました。むしろ麓よりも山腹の方が道がわかりやすかったくらいですが、これはもしや、尾根から下ってきたハイカーが「道を間違えたか」と途中で登り返すケースが多いから、ということなのであろうか・・・真相は不明なままです。
今回のルートは、三浦アルプスどころかこれまでの(短い)登山人生の中でも断トツトップの荒れ具合であったと断言できますが、聞くところによると三アルにはこれと同等かそれ以上の山道がまだいくつもあるそうです。・・・というかそんな登山道をシレッと記載してしまう観光マップもちょっとどうかと思うよ(お前のことだ「京急沿線 三浦アルプストレッキングガイド」!)
とにかく、今後三浦アルプスを攻略していくにあたり、山に対する姿勢というか、畏怖の念といったものを、もっと真摯な方向に見直さなくてはいけないなあ、と反省してしまいました。
ちなみに終盤に歩いた公園の荒れ道は、下二子山の登山道とは違って安心して歩ける「良い荒れ具合」だったのでこちらはお薦めです(なんだそりゃ)
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