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記録ID: 1002893
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ハイキング
房総・三浦

三浦アルプス 下二子山の悪路に戦慄する

2016年11月03日(木) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
10.2km
登り
417m
下り
405m

コースタイム

日帰り
山行
3:20
休憩
0:00
合計
3:20
12:40
200
16:00
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2016年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
[行き]JR横須賀線 逗子
[帰り]京急 新逗子
コース状況/
危険箇所等
下二子山への山道は、序盤は沢のようになっていて倒木が非常に多い。途中直登できそうな脇道が左側にあるが、途中で消失しているので絶対に分岐してはいけない。また所々道が消えかけているので注意が必要。特に下りに使うと迷いやすい気がする。
本格的な登りに入ると道がはっきりしてくる。
JR逗子駅からスタート。
三浦アルプスの前に、まずは桜山トンネルの林道を歩いてウォーミングアップする。
JR逗子駅からスタート。
三浦アルプスの前に、まずは桜山トンネルの林道を歩いてウォーミングアップする。
六代御前墓から林道に入る。
六代御前墓から林道に入る。
古墳群をつなぐ東西方向の林道は整備されていて歩きやすいのだが・・・
古墳群をつなぐ東西方向の林道は整備されていて歩きやすいのだが・・・
一方、長柄十字路に下る枝道に分け入るとクモの巣だらけの酷い道に。ここは年々道跡が薄くなっている気がする。
今日の山行は相当荒れることが予想されるので、ここで心構えを作っておく。
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一方、長柄十字路に下る枝道に分け入るとクモの巣だらけの酷い道に。ここは年々道跡が薄くなっている気がする。
今日の山行は相当荒れることが予想されるので、ここで心構えを作っておく。
民家が見えると心底ホッとする。
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民家が見えると心底ホッとする。
いったん市街地に降り、二子山の登山口を目指す。
左側が阿部倉山、右が二子山?
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いったん市街地に降り、二子山の登山口を目指す。
左側が阿部倉山、右が二子山?
森戸林道手前で橋を渡り、登山道に入る。
森戸林道手前で橋を渡り、登山道に入る。
最初は歩きやすい農道で「こんなもんか」と拍子抜けするが、ここで心のハードルを下げてしまうと直後に悶絶死することになる。
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最初は歩きやすい農道で「こんなもんか」と拍子抜けするが、ここで心のハードルを下げてしまうと直後に悶絶死することになる。
突如的に最凶の悪路に変貌する山道。最初沢かと思って他の道を探してしまった。
藪と倒木だらけで歩きにくいことこの上ない。
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突如的に最凶の悪路に変貌する山道。最初沢かと思って他の道を探してしまった。
藪と倒木だらけで歩きにくいことこの上ない。
跡の消えかけた途切れ途切れの道を注意深くたどる。
跡の消えかけた途切れ途切れの道を注意深くたどる。
登りに入ると道がはっきりしてきた。しかし相変わらず倒木が多い。
登りに入ると道がはっきりしてきた。しかし相変わらず倒木が多い。
ようやく稜線に出た。
下りに使う場合は分岐が分かりづらいので、写真の石畳を目印にするのがいいかも(お薦めはしませんが)。
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ようやく稜線に出た。
下りに使う場合は分岐が分かりづらいので、写真の石畳を目印にするのがいいかも(お薦めはしませんが)。
下二子山の山頂に到着。展望は利かない。
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下二子山の山頂に到着。展望は利かない。
下二子山〜上二子山の稜線は、歩きやすく、適度なアップダウンがあって結構楽しい。
下二子山〜上二子山の稜線は、歩きやすく、適度なアップダウンがあって結構楽しい。
上二子山頂上に到着。
結局、登山口からここまで一人のハイカーにも出会わなかった。
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上二子山頂上に到着。
結局、登山口からここまで一人のハイカーにも出会わなかった。
ここには展望台があり、麓の広場と林道でつながっているので人の往来が多い。
ここには展望台があり、麓の広場と林道でつながっているので人の往来が多い。
展望台南側の眺望。
右は大楠山だろうか。中央奥は武山?
展望台南側の眺望。
右は大楠山だろうか。中央奥は武山?
東側には横須賀(たぶん)の街並み。
東側には横須賀(たぶん)の街並み。
北側にはランドマークタワーを望む。
北側にはランドマークタワーを望む。
本当はこの後、林道終点に下って中尾根に初挑戦する予定だったが、序盤の悪路で完全に心が折れたので直帰に変更した(弱)
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本当はこの後、林道終点に下って中尾根に初挑戦する予定だったが、序盤の悪路で完全に心が折れたので直帰に変更した(弱)
公園から南郷中に下るルート(ほぼ舗装路)は以前歩いたので、今回は別のルートに挑戦してみる。
公園から南郷中に下るルート(ほぼ舗装路)は以前歩いたので、今回は別のルートに挑戦してみる。
右奥の分岐がそれ。奥に藪と倒木が見え隠れして既にヤバそうな雰囲気。
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右奥の分岐がそれ。奥に藪と倒木が見え隠れして既にヤバそうな雰囲気。
うーん荒れてるなあ。
うーん荒れてるなあ。
意外なことに複数個所に階段が設置されていた。
整備したけど誰も通らない道、なのだろうか。
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意外なことに複数個所に階段が設置されていた。
整備したけど誰も通らない道、なのだろうか。
薄暗い竹林を行く。妙に雰囲気ある光景だったので大きめの写真を載せときます。
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薄暗い竹林を行く。妙に雰囲気ある光景だったので大きめの写真を載せときます。
荒れた道をしばらく下って車道に出る。
ここから新逗子駅を目指す。
荒れた道をしばらく下って車道に出る。
ここから新逗子駅を目指す。
帰りも桜山トンネルの上を歩いて越える。
帰りも桜山トンネルの上を歩いて越える。
ひたすら続く急な階段。ちょっとした登山並みに疲れる。
ひたすら続く急な階段。ちょっとした登山並みに疲れる。
二号古墳の頂から夕暮れの江の島を眺めつつ一休み。
二号古墳の頂から夕暮れの江の島を眺めつつ一休み。
新逗子駅に帰還。
やや消化不良気味の山行だったので次回はもっと頑張ろう。
新逗子駅に帰還。
やや消化不良気味の山行だったので次回はもっと頑張ろう。

感想

三浦アルプスは、悪く言えば「荒れた道が多く迷いやすい山」ですが、低山の割に山深い山容が魅力で毎年1〜2回歩いています。
これまで、北側の「南郷上ノ山公園〜二子山」、「南尾根」、その間の「森戸林道〜乳頭山」の主要3ルートをベースに歩いてきましたが、今回「マイナールートまで含めて一通り歩いてみて、自分なりの三浦アルプスベストルートを模索したい」と思い立ち、まずは下二子山の登山道を最初のターゲットに選んでみました。

この登山道、実は事前に「かなり荒れてる」という情報を得ていたのですが、「南沢や下沢尾根も平気だったし、まあ何とかなるでしょ」と深く考えずに山行を決定してしまいました。その結果、これまでにないほどの恐ろしい体験をするハメになろうとは、その時の私にどうして想像できたであろうか。いやできない(反語)

まず序盤からヤブだらけ&倒木(ツタが盛大に絡まってる)だらけの道が登山者の心を折りに来ます。倒木は腐っていてヘタに体重もかけられません。道はぬかるんでいて油断すると足首まで泥水に埋まりそうです。これが登山道だとはとても信じられなかったのですが、他にそれらしい道が見つかりませんでした。

途中何度か「引き返したほうがいいんじゃないか」と思ったのですが、方角と帰り道を覚えている間は進んでみよう、とおののく心を抑え込み、何とか稜線まで出ることができました。むしろ麓よりも山腹の方が道がわかりやすかったくらいですが、これはもしや、尾根から下ってきたハイカーが「道を間違えたか」と途中で登り返すケースが多いから、ということなのであろうか・・・真相は不明なままです。

今回のルートは、三浦アルプスどころかこれまでの(短い)登山人生の中でも断トツトップの荒れ具合であったと断言できますが、聞くところによると三アルにはこれと同等かそれ以上の山道がまだいくつもあるそうです。・・・というかそんな登山道をシレッと記載してしまう観光マップもちょっとどうかと思うよ(お前のことだ「京急沿線 三浦アルプストレッキングガイド」!)
とにかく、今後三浦アルプスを攻略していくにあたり、山に対する姿勢というか、畏怖の念といったものを、もっと真摯な方向に見直さなくてはいけないなあ、と反省してしまいました。


ちなみに終盤に歩いた公園の荒れ道は、下二子山の登山道とは違って安心して歩ける「良い荒れ具合」だったのでこちらはお薦めです(なんだそりゃ)

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