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ヤマレコ

記録ID: 100362 全員に公開 沢登り丹沢

寄沢水系 滝郷沢右俣〜滝郷沢左岸尾根

日程 2011年02月21日(月) [日帰り]
メンバー
 kamog(CL)
天候曇りのち晴れ(寄の午後気温10℃)
アクセス
利用交通機関
車・バイク
寄大橋
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

寄大橋10:55-
滝郷沢右岸尾根P581-
11:23滝郷沢右俣・左俣二俣11:33-
11:56標高680m小ゴルジュ入口-
標高800m 20m涸棚(左岸植林尾根から高巻き)12:55巻き終了13:05-
標高850m 10m涸棚(直登)-
14:07標高1010mより左岸支尾根に乗る-
14:27檜岳(ひのきだっか)14:50-
滝郷沢左岸尾根(滝郷沢・水棚沢中間尾根)下降-
15:32滝郷ノ滝-
15:40寄大橋
コース状況/
危険箇所等
■滝郷沢右俣

  遡行グレード:2級

  ヾ鵑澆鵑覆凌好ャンプ場から入る場合は2011/01/19滝郷沢左俣の記録を
   ご参照ください。
    http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-95462.html
   今回は寄大橋を渡った100m先の周遊歩道Aを登り、滝郷沢右岸尾根の
   581mピークの先から「成長の森22-2」手前の分岐を右へ下り、滝郷沢
   方向へトラバース。滝郷沢の堰堤を2つ左から越えれば、右俣と左俣
   との二俣に出られる。

  二俣(標高550m)から右俣へ入るとすぐに2段8m滝(7m+1m)。
   右のリッヂは岩も安定しており快適にクライミングできる。(卦)
   続けざまに2段5m(4m+1m)。こちらも右のリッヂを快適に越す。
   (卦)

  I弦595mの右半分が壊れた小さな石積堰堤を越し、右からそれぞれ
   涸棚を架ける2本の支沢を見送ると、しばらくの間、沢は平凡な
   ゴーロ帯となる。

  ぢ瑤西北西から北へ向きを変えて少しで比較的小さく浅いゴルジュとなる。
   ゴルジュの中には小滝が連続している。
   2m、1m、1.5m、1.5m、3mでクライミンググレードは教蘢度で容易。
   小ゴルジュが切れ出し、1.5m、流木の溜まった4m、2m、3段3m滝は
   教蕁銑卦-程度で抜ける。

  ド弦730m辺りで右から涸れたザレの支沢を合わせて、2m、2条2m、
   5m(左卦-)、長さ5m滝。
   すぐに3段11m(2m+5m+4m)は下から眺めると天から滝が落ちている
   ようで天候がよければなかなか美しい流れだ。
   この上流で水はいきなり涸れる。
   
  ι弦770mで倒木の落ちている荒れた土ザレの支沢を右から合わせると
   いよいよ5m涸棚とその上に20m涸棚が連続している。
   下から見ると結構立っているが中盤から落ち口までは斜度70〜80度。
   途中アンカーは見受けられないし、今回はソロなので高巻くことにする。
   高巻きは基部から右側の急な植林尾根を登り、落ち口辺りに向かい
   トラバースした。一部土斜面の脆い箇所があった。
   直登すればおそらく卦+〜元蕕らいか?
   ホールドは一見安定しているように見えるが、やはり浮石はありそうだ。
   精神的にも技術的にも上級者以外は巻いた方がよいであろう。

  標高850m近くで再び高い涸棚10mが出現。
   巻こうか登ろうか迷ったが今度は中央を登ってみた。
   中間部以降が核心でグレードは卦+〜元蕁
   ガバホールドが連続しているのだが、一部浮いていたり剥がれた岩があり
   体重を掛ける前に一手一足チェックしながら神経を使うクライミングだ。
   核心部に錆び付いたハーケン1枚あるがとても信頼はできない。
   同じホールドを持ったり、荷重が中途半端な場合は崩落転落のリスクも
   あり、こちらも上級者以外は巻くことを勧めたい。
   高巻きはやはり右側であろう。

  標高920mで上に木の乗った5mのテーブル状岩がある二俣は右へ進む。
   ここから2〜3mの涸棚がテンポよく続き、最後に標高980m辺りで
   10m涸棚が出現する。ここは中央の右上するバンド状沿いに登り
   落ち口に出る。グレードは卦-だが、ホールド・スタンスは
   やはりチェックしながら。

  もう上流は急な詰めの様相なので、標高1010mで右側の支尾根に逃げる。
   西方向に尾根を詰めれば檜岳(ヒノキダッカ)へダイレクトに上がれる。

  下山は一般的には登山道を北に向かい雨山峠経由で下るか、南に向かい
   伊勢沢ノ頭経由、林道秦野峠から寄大橋に下るかであろう。
   または今回のように、檜岳北側山頂から北東へ伸びる尾根(滝郷沢左岸
   尾根)に下り始めるとすぐに森林作業用のモノレール軌道が滝郷沢出合
   まで伸びている。このモノレール軌道が見える範囲で森林作業径路が
   あるのでこれを使えば早い。ただし一般道ではないので要注意。
ファイル 20110221takigousawamigimata.xls (更新時刻:2011/02/20 23:38)
過去天気図(気象庁) 2011年02月の天気図 [pdf]

写真

寄大橋を渡り周遊歩道Aを使い滝郷沢二俣へアプローチ
2011年02月21日 10:48撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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寄大橋を渡り周遊歩道Aを使い滝郷沢二俣へアプローチ
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標高550m滝郷沢二俣
2011年02月21日 11:13撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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標高550m滝郷沢二俣
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右俣へ入るとすぐに2段8m滝
写真中央のリッジを登る
2011年02月21日 11:25撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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右俣へ入るとすぐに2段8m滝
写真中央のリッジを登る
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登っている最中
2011年02月21日 11:27撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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登っている最中
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次の2段5m滝も中央のリッジを登る
2011年02月21日 11:28撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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次の2段5m滝も中央のリッジを登る
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その上流には右側が半壊した石積み堰堤
2011年02月21日 11:31撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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その上流には右側が半壊した石積み堰堤
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しばらくゴーロを歩くと明るく浅い小さなゴルジュとなる
2011年02月21日 11:45撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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しばらくゴーロを歩くと明るく浅い小さなゴルジュとなる
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小ゴルジュの中に架かる小滝
2011年02月21日 11:52撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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小ゴルジュの中に架かる小滝
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流木の溜まった4m滝
2011年02月21日 11:58撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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流木の溜まった4m滝
遥か上流から段々になって落ちてくる3段滝
2011年02月21日 12:09撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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遥か上流から段々になって落ちてくる3段滝
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3段滝上段
これは右側のフェイスを登る
2011年02月21日 12:16撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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3段滝上段
これは右側のフェイスを登る
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現れました20m涸棚
今回はソロなので右側植林尾根から高巻いた
2011年02月21日 12:27撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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現れました20m涸棚
今回はソロなので右側植林尾根から高巻いた
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20m棚高巻き中
2011年02月21日 12:33撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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20m棚高巻き中
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同じく高巻き中に涸棚を眺める
2011年02月21日 12:37撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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同じく高巻き中に涸棚を眺める
20m涸棚の落ち口に出る
2011年02月21日 12:38撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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20m涸棚の落ち口に出る
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下流と町並みを振り返る
2011年02月21日 12:42撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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下流と町並みを振り返る
次に10m涸棚
今回は直登したが一部浮きがありなかなかスリリングだった
2011年02月21日 12:58撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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次に10m涸棚
今回は直登したが一部浮きがありなかなかスリリングだった
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10m棚を上から
2011年02月21日 13:07撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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10m棚を上から
その上に4m棚
2011年02月21日 13:08撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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その上に4m棚
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上流はとにかく涸棚が続く
2011年02月21日 13:19撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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上流はとにかく涸棚が続く
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標高920m二俣状に鎮座する木の乗ったテーブルストーン
ここで右俣へ入った
2011年02月21日 13:30撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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標高920m二俣状に鎮座する木の乗ったテーブルストーン
ここで右俣へ入った
入ってからも涸棚が続く
2011年02月21日 13:41撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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入ってからも涸棚が続く
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先日の残雪も出てきたが遡行に問題はない
2011年02月21日 13:47撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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先日の残雪も出てきたが遡行に問題はない
最後の10m涸棚
これも中央を直登した
2011年02月21日 13:48撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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最後の10m涸棚
これも中央を直登した
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残雪も次第に多くなりもう沢は詰めの様相
2011年02月21日 13:56撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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残雪も次第に多くなりもう沢は詰めの様相
左岸の支尾根に逃げる
2011年02月21日 14:05撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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左岸の支尾根に逃げる
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これから滝郷沢左岸尾根を下ります
2011年02月21日 14:36撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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これから滝郷沢左岸尾根を下ります
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午後は快晴!蛭ケ岳方面
2011年02月21日 14:36撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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午後は快晴!蛭ケ岳方面
尾根の出だしは一面残雪だがすぐに森林モノレール軌道が始まる
2011年02月21日 14:41撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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尾根の出だしは一面残雪だがすぐに森林モノレール軌道が始まる
とにかくモノレール軌道に沿った径路を追う
2011年02月21日 14:50撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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とにかくモノレール軌道に沿った径路を追う
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標高890m辺りは展望がよい
2011年02月21日 14:58撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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標高890m辺りは展望がよい
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周遊歩道Aと合流
2011年02月21日 15:20撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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周遊歩道Aと合流
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途中から作業径路を使い滝郷沢出合へ降りる
2011年02月21日 15:24撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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途中から作業径路を使い滝郷沢出合へ降りる
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滝郷沢出合に架かる滝郷ノ滝2段17m
2011年02月21日 15:26撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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滝郷沢出合に架かる滝郷ノ滝2段17m
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寄大橋へカムバック
2011年02月21日 15:30撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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寄大橋へカムバック
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感想/記録
by kamog

先週の積雪は稜線付近以外ほぼ消失していた。
自宅から眺める表丹沢にも一部の沢以外に「白」は見られない。
で、遣り残している滝郷沢右俣へいそいそと仕度を始める。
寄大橋にも「白」は一切見られない。
普段の丹沢に戻っていた。

先月左俣を遡行した際に出合から遡行したので
今回目的である右俣へは二俣まで周遊歩道Aを使ってショートカット。
二俣から遡行を開始した。

左俣途中の脆い岩質よりも
右俣の涸棚の方が安定している。
ただ一部一見しっかりしていそうだが
引っ張ると浮いていたり剥がれたりする
ホールドやスタンスは点在。
クライミンググレード自体は難しくないが
それらのチェックにノーロープでは神経を遣う。

右俣のおもしろさは上流部の連続した
涸棚の登攀であろう。
20m棚はさすがにソロではいつ憂き目に遭うか怖いので巻いたが
その他の棚はすべて直登。
浮き岩を避けながらのクライミングは結構スリリングであった。

檜岳近くになってくると
ようやく積雪も出始め
稜線直下東側では土も一部凍っていて
沢靴(ステルスラバー)は少し滑ったり冷たかった。

稜線から見えた蛭ケ岳や丹沢山の半分白くなった峰峰が
青空に映えてとても美しかった。
訪問者数:1695人
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この記録へのコメント

ゲスト
登録日:
投稿数: 0
2011/2/22 10:37
 滝郷沢右俣
kamogさん
お疲れさまでした。

>流木の溜まった4m滝

沢に流木が多いですね
2/18に歩いた高畑山〜青宇治橋
青藤沢だと思いますが、間伐材の枝が
無造作に沢に放置されていました。
幹も長さを揃え沢に積まれていました。
沢は古い枝が無数にあり、和むどころか
あきれて帰って来ました。

林業従事者の不足が原因なのでしょうか?
そのへんの事情も知らない自分勝手な言い方ですが
憤りを感じました。

今年はなるべく沢を歩きたいと思っています。
登録日: 2005/11/15
投稿数: 525
2011/2/23 14:46
 青藤(青宇治)沢
あそこも含め短い沢で間伐は目立ちますね。
間伐は経済になる木を育てるためには
必要なことでしょうけど
たしかに林業従事者人口不足、
また林業自体の採算性からも
すべてきれいに片付けるのはとてつもない問題ですね。

まぁ流木も間伐も土砂崩壊も動物の躯も
集約されるものすべてひっくるめて
沢を楽しみましょう!

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