半月山【中善寺湖畔・奥日光】腰ラッセル直登編


- GPS
- 06:56
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 769m
- 下り
- 765m
コースタイム
天候 | どピーカン。本当に雲ひとつ見ない晴天でした。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
午前7時、車は3台のみ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・立木観音前の歌ヶ浜駐車場から半月山、社山方面はイタリア大使館別荘方面の中禅寺湖周遊歩道を歩きます。ぼくはうっかり間違えて、ゲートを超えて中宮祠足尾線を歩いてしまいました。500mほど先で間違いに気づきゲートまで戻り、正規ルートに復活しました。 ・中禅寺湖周遊歩道は所々凍結しており、滑りやすくなっています。早朝よりも午後の方が、溶け始めていて危険です。 ・半月峠までの夏道は途中から完全に雪の中に消えてしまいます。スノーシューの踏み跡が1人分ありましたが、それもGPS上で次第に夏道から外れ、途中で消えてしまいました。その先を試みましたが、とにかく雪が吹き溜まっていて深い。腰まで余裕でつかる深さです。★ワカン、またはスノーシューの持参を強くお勧めします。★ ・雪質はクラスト気味ですが、余り人が入っていないため、下の雪は柔らかく踏み抜くとずぼっ!っといきます。基本は樹林帯の山で、登っている途中もデブリは一度も見ませんでしたが、気温が上がった後にもう一度どか雪が降ったときは気をつけた方が良いかもしれません。 ・下山後は中禅寺湖の反対側、男体山そばのホテル「四季彩」の日帰り風呂へ立ち寄りました。硫黄泉の掛け流しで、眺めが良く広々した露天風呂と内風呂があります。日帰り入浴時間は午後2時半〜午後6時。料金は1050円と少し高めですが、それでも行く価値はあります。インターネットの旅行情報サイトで割り引きクーポンもあるそうです。 |
写真
感想
天気予報によると、きょうは絶好調の登山日和。前から目をつけていた半月山と社山を目指しました。
予定は半月峠経由、半月山ピストン後に社山、阿世潟経由で下山。無雪期であれば時間的、コース的にも初級ですが、雪山となるとどうなるか分からないので、時間次第で柔軟に予定変更しようと考えていました。
いやぁ、それが予想以上の大変さで(笑)。見事に社山を諦め半月山のみの山行となりました。
社山に最近入った方の話やレコによると、雪はある程度踏み固められていて比較的登りやすかったようですが、お隣の半月山は全然でした。最初はスノーシューのトレースがあったのですが、山頂から標高差250メートル下の半月峠直下の谷で忽然と消えました。谷間は雪が深すぎて、腰まで埋まるほど。おかしいなぁとGPSを確かめたところ、夏道からも外れている。仕方なく、一度戻ってみて夏道の柵が見えるところまで行くも、その後が分からない。地図を眺めて夏道のはずの方向も踏み跡はなく、一歩踏み込むと腰まで一気に沈みます。
半月峠を回り込む道(?)も結局、腰までの雪なので、それなら半月山頂へ直登した方が距離的に近いはず。ということで、樹林帯を直登しました。通常で股下までのつぼ脚。坂が急なので、ピッケルを両手で横に持ち、両膝を使ってラッセルラッセル。ひたすらラッセル。しかし、100m(標高差)登るのに1時間。息も切れるし、昨日が暖かかった所為で雪が重め。脚が埋まると、簡単に抜けないのです。脚が刺さったまま体制崩すと、膝や股関節を捻挫しそう。慎重に慎重に、だけどパワフルにラッセル。テルモスに入れた暖かくて甘いレモンティーと、柿の種を途中ほおばりながひたすらラッセル。何とか頂上までつきました。
道間違いで出鼻をくじかれ、途中から登山道は雪に埋もれるし、先行者のトレースもないとは……地図とコンパス、GPSのありがたさを噛みしめました。ちなみに、半月山・阿世潟分岐から山頂まで所要3時間。夏なら標準タイムでも1時間半のコースです。やはり、雪山は手強かった。
大陸から張り出した高気圧のおかげで空は雲ひとつない快晴(夜までずっとこんな感じでした)。お昼はのんびり、半月山の頂上を少しくだった場所で、白根山と男体山をおかずにいただきました。いやぁ、こんなご馳走は他じゃ食べられない!ラッセルで苦労した自分への最高のご褒美でした。
帰りは、本来の登山道を発見しようと半月峠まで出てみることに。しかし、半月山頂から半月峠へも鹿の足跡以外踏み跡なし。ひたすら尾根筋を歩くこと30分で半月峠に出れましたが、やはりそこから下る夏道は完全に雪で埋まり、先行者も居ませんでした。登る際に、半月峠の北東約100m(標高差)まで来ていたので、結局ここから下ることにしました。コンパスを合わせて、いざ!だけども、案の定の深雪。もう、面倒くさいので尻セードで下りましたとさ。
歌ヶ浜駐車場に着く頃には股関節がぎしぎしと痛む。ラッセルの後遺症です。冬山をやるには柔軟体操と筋力も必要そうです。下山してから中善寺湖畔で見た、雪の白根山。登る前と違い、随分と遠い存在でした。来月の雪山訓練までに、少し知識と体力をつけよう。。。
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