ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 100950
全員に公開
雪山ハイキング
日光・那須・筑波

半月山【中善寺湖畔・奥日光】腰ラッセル直登編

2011年02月26日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:56
距離
11.4km
登り
769m
下り
765m

コースタイム

0705立木観音駐車場発-0720中宮祠足尾線で間違いに気づき折り返し-0730正規のルートに復帰-0755狸窪(半月山・阿世潟分岐)-1105半月山頂1110-1120昼食休憩1155-1200半月山展望台1210-1230半月峠-1315狸窪(半月山・阿世潟分岐)-1355立木観音駐車場
天候 どピーカン。本当に雲ひとつ見ない晴天でした。
過去天気図(気象庁) 2011年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
歌ヶ浜(立木観音)県営駐車場 50台以上停められる?
午前7時、車は3台のみ。
コース状況/
危険箇所等
・立木観音前の歌ヶ浜駐車場から半月山、社山方面はイタリア大使館別荘方面の中禅寺湖周遊歩道を歩きます。ぼくはうっかり間違えて、ゲートを超えて中宮祠足尾線を歩いてしまいました。500mほど先で間違いに気づきゲートまで戻り、正規ルートに復活しました。

・中禅寺湖周遊歩道は所々凍結しており、滑りやすくなっています。早朝よりも午後の方が、溶け始めていて危険です。

・半月峠までの夏道は途中から完全に雪の中に消えてしまいます。スノーシューの踏み跡が1人分ありましたが、それもGPS上で次第に夏道から外れ、途中で消えてしまいました。その先を試みましたが、とにかく雪が吹き溜まっていて深い。腰まで余裕でつかる深さです。★ワカン、またはスノーシューの持参を強くお勧めします。★

・雪質はクラスト気味ですが、余り人が入っていないため、下の雪は柔らかく踏み抜くとずぼっ!っといきます。基本は樹林帯の山で、登っている途中もデブリは一度も見ませんでしたが、気温が上がった後にもう一度どか雪が降ったときは気をつけた方が良いかもしれません。

・下山後は中禅寺湖の反対側、男体山そばのホテル「四季彩」の日帰り風呂へ立ち寄りました。硫黄泉の掛け流しで、眺めが良く広々した露天風呂と内風呂があります。日帰り入浴時間は午後2時半〜午後6時。料金は1050円と少し高めですが、それでも行く価値はあります。インターネットの旅行情報サイトで割り引きクーポンもあるそうです。
歌ヶ浜駐車場からの白根山。モルゲンロート終わり気味。
2011年02月26日 07:09撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
2/26 7:09
歌ヶ浜駐車場からの白根山。モルゲンロート終わり気味。
社山、黒檜山
2011年02月26日 07:47撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
1
2/26 7:47
社山、黒檜山
男体山!
2011年02月26日 07:48撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
1
2/26 7:48
男体山!
半月山と阿世潟(社山)の分岐です。
2011年02月26日 08:03撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
2/26 8:03
半月山と阿世潟(社山)の分岐です。
登り始めてしばらくしてからアイゼン着用。
2011年02月26日 08:34撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
2/26 8:34
登り始めてしばらくしてからアイゼン着用。
白根山が綺麗!
2011年02月26日 10:16撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
2/26 10:16
白根山が綺麗!
これ、かなり浅いところの写真です。この後、とんでもないことに。腰まで埋まる雪、雪、雪。余裕がなくて写真撮れませんでした。ラッセルつらかった・・・
2011年02月26日 10:43撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
2/26 10:43
これ、かなり浅いところの写真です。この後、とんでもないことに。腰まで埋まる雪、雪、雪。余裕がなくて写真撮れませんでした。ラッセルつらかった・・・
こんな樹林帯を半月山頂まで直登しました。
2011年02月26日 17:45撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
2/26 17:45
こんな樹林帯を半月山頂まで直登しました。
太陽が見えてきた!
2011年02月26日 17:45撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
2/26 17:45
太陽が見えてきた!
半月山頂!眺望ありません。
2011年02月26日 17:45撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
2/26 17:45
半月山頂!眺望ありません。
夏道なんか雪に埋まってみえねーから。
2011年02月26日 11:18撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
2/26 11:18
夏道なんか雪に埋まってみえねーから。
白根山を目の前にランチ。
2011年02月26日 11:26撮影 by  iPhone 4, Apple
1
2/26 11:26
白根山を目の前にランチ。
男体山もたくましい!
2011年02月26日 11:27撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
1
2/26 11:27
男体山もたくましい!
男体山アップ。
2011年02月26日 11:27撮影 by  iPhone 4, Apple
2/26 11:27
男体山アップ。
八丁出島と中禅寺湖と男体山。
2011年02月26日 12:10撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
2
2/26 12:10
八丁出島と中禅寺湖と男体山。
半月峠、社山、白根山方面。
2011年02月26日 12:10撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
2/26 12:10
半月峠、社山、白根山方面。
美しすぎる、、、
2011年02月26日 17:45撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
1
2/26 17:45
美しすぎる、、、
やっと見つけた半月峠!ここも頂上からトレースはありませんでした。
2011年02月26日 12:39撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
2/26 12:39
やっと見つけた半月峠!ここも頂上からトレースはありませんでした。
中善寺湖畔で遊ぶ犬たち。
2011年02月26日 13:42撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
2/26 13:42
中善寺湖畔で遊ぶ犬たち。
イタリア大使館別荘は3月末までお休みのようです。
2011年02月26日 13:45撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
2/26 13:45
イタリア大使館別荘は3月末までお休みのようです。
デビューしたてのMyピッケル。
2011年02月26日 17:45撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
2/26 17:45
デビューしたてのMyピッケル。
目指すは厳冬期の白根山。しかし、そこまでの道のりはハンパ無く遠い。。。
2011年02月26日 14:03撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
2/26 14:03
目指すは厳冬期の白根山。しかし、そこまでの道のりはハンパ無く遠い。。。
四季彩の内湯
2011年02月26日 14:40撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
2/26 14:40
四季彩の内湯
四季彩の露天風呂
2011年02月26日 14:40撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
2/26 14:40
四季彩の露天風呂

感想

 天気予報によると、きょうは絶好調の登山日和。前から目をつけていた半月山と社山を目指しました。

 予定は半月峠経由、半月山ピストン後に社山、阿世潟経由で下山。無雪期であれば時間的、コース的にも初級ですが、雪山となるとどうなるか分からないので、時間次第で柔軟に予定変更しようと考えていました。

 いやぁ、それが予想以上の大変さで(笑)。見事に社山を諦め半月山のみの山行となりました。

 社山に最近入った方の話やレコによると、雪はある程度踏み固められていて比較的登りやすかったようですが、お隣の半月山は全然でした。最初はスノーシューのトレースがあったのですが、山頂から標高差250メートル下の半月峠直下の谷で忽然と消えました。谷間は雪が深すぎて、腰まで埋まるほど。おかしいなぁとGPSを確かめたところ、夏道からも外れている。仕方なく、一度戻ってみて夏道の柵が見えるところまで行くも、その後が分からない。地図を眺めて夏道のはずの方向も踏み跡はなく、一歩踏み込むと腰まで一気に沈みます。

 半月峠を回り込む道(?)も結局、腰までの雪なので、それなら半月山頂へ直登した方が距離的に近いはず。ということで、樹林帯を直登しました。通常で股下までのつぼ脚。坂が急なので、ピッケルを両手で横に持ち、両膝を使ってラッセルラッセル。ひたすらラッセル。しかし、100m(標高差)登るのに1時間。息も切れるし、昨日が暖かかった所為で雪が重め。脚が埋まると、簡単に抜けないのです。脚が刺さったまま体制崩すと、膝や股関節を捻挫しそう。慎重に慎重に、だけどパワフルにラッセル。テルモスに入れた暖かくて甘いレモンティーと、柿の種を途中ほおばりながひたすらラッセル。何とか頂上までつきました。

 道間違いで出鼻をくじかれ、途中から登山道は雪に埋もれるし、先行者のトレースもないとは……地図とコンパス、GPSのありがたさを噛みしめました。ちなみに、半月山・阿世潟分岐から山頂まで所要3時間。夏なら標準タイムでも1時間半のコースです。やはり、雪山は手強かった。

 大陸から張り出した高気圧のおかげで空は雲ひとつない快晴(夜までずっとこんな感じでした)。お昼はのんびり、半月山の頂上を少しくだった場所で、白根山と男体山をおかずにいただきました。いやぁ、こんなご馳走は他じゃ食べられない!ラッセルで苦労した自分への最高のご褒美でした。

 帰りは、本来の登山道を発見しようと半月峠まで出てみることに。しかし、半月山頂から半月峠へも鹿の足跡以外踏み跡なし。ひたすら尾根筋を歩くこと30分で半月峠に出れましたが、やはりそこから下る夏道は完全に雪で埋まり、先行者も居ませんでした。登る際に、半月峠の北東約100m(標高差)まで来ていたので、結局ここから下ることにしました。コンパスを合わせて、いざ!だけども、案の定の深雪。もう、面倒くさいので尻セードで下りましたとさ。

 歌ヶ浜駐車場に着く頃には股関節がぎしぎしと痛む。ラッセルの後遺症です。冬山をやるには柔軟体操と筋力も必要そうです。下山してから中善寺湖畔で見た、雪の白根山。登る前と違い、随分と遠い存在でした。来月の雪山訓練までに、少し知識と体力をつけよう。。。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1576人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら