日の出平(ドキドキ☆初めての山スキー単独行)

2011年02月26日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 14.0km
• 登り: 956m
• 下り: 954m

コースタイム

沢名川ゲート前6:35-8:45沼ツ原調整池ゲート前9:05-11:45日の出平南端12:15-13:00沼ツ原調整池ゲート13:10-林道-13:30沢名川ゲート前

天候

快晴　気温-6℃前後　微風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

那須ハイランドゴルフクラブをランドマークにし、白笹温泉郷別荘地手前の左手の道に入ります。沢名川手前のゲート前に5台程度の駐車スペース有

コース状況／危険箇所等

沢名川ゲート前から日の出平まで、ほぼカリカリにクラスト状態。
山スキーの場合、スキーアイゼン必携。
沼ツ原調整池ゲートから沢名川ゲート前に至る林道はまだ雪がありますが、雪が無い部分が2箇所ありました。今後、降雪が無ければ、更に雪の無い箇所が増えて林道を使用した下山が困難になると思われます。

写真

2/26 6:35

沢名川ゲート前

2/26 6:42

しばらく林道を行きます。

2/26 6:50

山の端に朝日が昇り。

2/26 7:09

右手のガードレールの所から尾根に取り付きます。

2/26 7:11

尾根に向かって登ります。

2/26 8:50

沼ツ原調整池付近

2/26 9:08

左側の雪を被った山が目指す日の出平です。

2/26 9:37

大倉山と流石山(多分)

2/26 9:39

日の出平の稜線を行きます。
樹林帯が綺麗でした。

2/26 9:52

滑降すると楽しそうな斜面が続きます。
下りが楽しみです。

2/26 10:06

ひときわ大きな主のような大木がありました。
ここで小休止してなごみました。

2/26 10:50

眼下に沼ツ原調整池が。

2/26 11:30

沢名側左俣の原頭部。この斜面を滑ります。

2/26 12:07

那須岳。
噴煙が見えます。

2/26 12:07

大佐飛山と男鹿岳(多分)

2/26 12:16

さあ、滑降開始です。

2/26 12:41

1550m付近の斜面から樹間が広くなり快適に滑れました。

2/26 12:46

30分で滑降終了。

2/26 13:15

沼ツ原調整池からの下りは林道を滑ります。

2/26 13:48

13:30山行終了。
沢名川の下流は春めいていました。

撮影機器：

PENTAX K-7 ペンタックス

感想

nekoba

大学卒業以来20数年来のザイルパートナーのN君が3月から大阪に転勤になってしまいました...。

「時間があったら最後にどこかに滑りに行こうよ。」
「そんな暇ないです!大体、今生の別れでもあるまいし...。」

だって、だって、寂しい(俺の山行の幅が狭まる)んだもん...。

という訳で、一人で生きて行く決意を胸に、今回は初の山スキー単独行に挑戦です。
目指すは、岳人3月号　とっておきの山歩きコーナー掲載の「日の出平　沢名川左俣」です。その結末やいかに!

前夜21時過ぎに東京を立ち、0時半に沢名川ゲート前到着し車中泊しました。
しかし、その夜は風速20m近い暴風が吹き荒れており、あろうことか風で車が揺れること揺れること。のっけから不安な立ちあがりです...。

早朝5時半起床。風は少し弱まったものの、まだ強い風が吹いていました。
下でこれじゃあ、稜線はどうなるんだ...。

とにかく天気自体は良いので、深く考えないことにして6時半行動開始。

しばらく林道を歩き、林道が大きく左に折れる箇所から尾根に取り付きました。
斜面はカリカリにクラストしていましたが、シールを利かせて稜線に出て、後はひたすら沼ツ池調整池まで北に向かいます。

日が昇るにつれ風は急激に弱まり、微風となりました。これで不安材料が一つ無くなりました。

沼ツ池調整池ゲート前を経て、いよいよ日の出平の稜線を登ります。
やはりこの斜面もカリカリ状態。スキーアイゼンを付けても後ろにズリ落ちることもしばしば。
ただ樹間は開けており、滑降は楽しそうです。
岳人の記事では沢を挟んだ反対側の斜面を下ることになっていましたが、樹林が濃そうであまり滑降が楽しめそうにないので、登りと同じ斜面を滑降することにしました。


1540m付近にひときわ大きな主のような大木があり、ここで小休止。
メジャーな冬山の単独行とは違い、誰もいない雪山の山行自体考えてみれば初めてです。
不思議と不安とか寂しいとかは全く感ぜず、頭がぽっかり空白になったような開放感を感じました。

11:45日の出平南端に到着。快晴の中、那須岳と噴煙が目の前に見えます。
風も心地良い程の微風で快適でした。

12:15滑降開始。まずは沢名川左俣の原頭部を滑りましたが、沢もカリカリ状態でした。早々に登った尾根にトラバースし、樹林帯の滑降に移行しました。

上部はターン出来ない程ではありませんが樹林がやや濃く、慎重に滑りました。
が、しかし、カリカリ斜面でスピードコントロールがうまく行かないなと思っていた矢先、「うぎゃ」左足のスキーが木の根っこに引っかかり、どうなったか分らないまま、立木に激突し左膝を強打!!(1回目)
「足が折れたか?」と思う程の激痛でしたが、恐る恐る屈伸してみると大丈夫でした。
「運が良かった...。誰もいない山中の山スキーの単独行だぞ!慎重に行かねば!」と自分に言い聞かせ、滑降を再開しました。

快調に樹間を縫って繰り返しターンを切っていた矢先、「ぐえっ」今度はザックが木に引っ掛かり、大きくバランスを崩し、今度は胴体から立木に激突!!(2回目)
「肋骨が折れたか?」と思う程の激痛でしたが、恐る恐る立ちあがると大丈夫でした...。
「運が良かった...。誰もいない山中の山スキーの単独行だぞ!慎重に行かねば!」と再度自分に言い聞かせ、滑降を再開しました。

その後は1550m付近から樹間が広くなり、快適そのものの滑降を楽しみ、ものの30分で滑降を終了しました。

沼ツ池調整池ゲート前からは林道をスキー場の林道コースのように下り、無事、山スキー単独行を完遂致しました。
また少し漢が磨かれた...。

<教訓>
　山スキー単独行の滑降は慎重に慎重を期すこと!　です...。

来週の土日は、出身大学の在阪某大学ワンダーフォーゲル部の乗鞍岳山スキー合宿にジョイントしてまいります。

それでは。

コメント

mets

単独の山スキー初めてだったんですね
激痛が２度はしったものの、結局怪我なしで何よりでした。那須岳は、迫力がありますね？
ところで、昨日無事武奈ヶ岳にてリベンジしてきましたが、カメラを持っていくのを忘れたため、今回は投稿なしです。
残念

nekoba

体中が痛いです。
筋肉痛と打撲痛で体中が痛いです。
武奈のリベンジの報告を楽しみにしておりましたが
それは残念です。
Ｎ君と遊んであげて下さいね。
沢と山スキーの誘惑があるでしょう...。
私はＭ君をＮ君の後釜にすべく画策中です．．．。