羅臼岳(厳冬期、日帰り)


- GPS
- --:--
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,711m
- 下り
- 1,700m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
965m標高点の北西から北斜面は、アイスバーン状で矮小なダケカンバが多く生えている。 登山川標高620mの滝は、雪に埋もれず露出している。左岸を巻いたが、傾斜の強い雪壁のトラバースになる。 |
写真
感想
今年も厳冬期の羅臼岳登頂を狙い、羅臼に入った。日帰りで登頂できそうなことは昨年確認済み。あとは晴天の日を待つのみだ。1日に熊ノ湯から里見台まで試登&トレース付け。2日に1回目の登頂を試みたが、天気予報が外れて標高1200mまでで下山。そしてその日が来た。
熊ノ湯を夜明け前に出発。一息峠までのルートは暗闇では戸惑いやすいが、何度も通っているし、トレースも残っているので問題なし。ハイマツ原を過ぎた辺りで日の出を迎える。
965m標高点峰への登りは、昨年いやらしい雪質に苦労したところだが、今年は順調に進み、想定より早くピークに着く。羅臼岳と真正面から対峙するこのピークの展望も素晴らしい。
ピークの西側斜面はアイスバーン状でダケカンバも煩わしいので、スキーを担ぎアイゼンを着けて下る。平坦な尾根まで下ったところでスキーに戻す。
この先標高850mから900mにかけては広大な雪原で、羅臼岳を正面に見ながら真っ直ぐ屏風岩北側斜面を目指す。
屏風岩北側斜面は、標高差500m余りの大スロープ。標高1300m以下は雪質も良く、帰りの滑降が楽しみな所。標高1300m以上は雪面が波状の凸凹になり、スキー滑降には向かない。
標高1400mでスキーをデポ。アイゼン、ピッケルに換えて羅臼岳へ向かう。大きな凸凹を適当に避けながら標高を上げ、最後の大きな雪塊を乗り越えると、待望の頂上に着く。快晴微風。素晴らしい展望だ。
スキーデポ地まで戻り、そこから滑降開始。少しの間、波状の雪に耐えた後、いよいよ大スロープへ。豪快な滑りに十分満足。雪原まで降りたら、登山川源頭へ滑り込む。
谷の中を適当に流していくと、標高620mで滝となる。ここは左岸の急な雪壁をきわどくトラバース。ここを過ぎたら、できるだけ高度を落とさずに左岸を巻き続けるだけだ。
ハイマツ原で登りルートと合流し、熊の湯へ戻る。
やっと念願の厳冬期羅臼岳登頂を晴天の下に果たせた。
コメント
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ここは夏は2回登っていますが、冬の厳冬期に登るなんて発想は自分にはなかったです。感動です。
コメントありがとうございます。今後も感動していただける報告ができればいいなと思います。
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