富士見台から南沢山【たおやかな笹原とアルプスの絶景】


- GPS
- 15:03
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 772m
- 下り
- 772m
コースタイム
天候 | 雲一つない快晴 無風 【気温】 神坂峠出発時:2℃ 南沢山:15℃ 神坂小屋:12℃ 神坂峠帰着時:12℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
上流へ〜林道・大谷霧ヶ原線で神坂峠まで : 神坂峠まで約2時間 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山道】 霜柱で白んだ道は往復共凍結したままで、 泥濘も無く歩き易い状態でした。 【展望】 富士見台からは百名山の内、23座が眺められるとの評判通り 白山・御嶽・中央・南アルプスは全山、北アルプスは穂高辺りの山が スッキリと展望できました。 更に、神坂山では八ヶ岳も展望できました。 |
写真
感想
土曜日は全国的に晴れ予報だ。「百名山23座が眺められると評判の
富士見台」ならきっとアルプスの銀嶺が眺められるだろう。
神坂峠の駐車地で身支度をしていると、空がオレンジ色に染まり出した。
しばらく御来光を待って出発する。
P1710の尾根下トラバースを終えて富士見台の登りにかかると、
期待通りの素晴らしい展望が広がっていた。
白山・御嶽・乗鞍、そして勢揃いした南アルプス。
はやる気持ちで富士見台に立つと、更に北も中央アルプスも加わり
まさに360度、名峰のオンパレード。
今は逆光でシルエットの南アルプスも南沢山から戻る頃には
スッキリするだろう。まずは南沢山まで行ってこよう。
笹原に付けられた道はコチコチに凍結し、冬の到来を感じさせる。
雲一つない青空に輝くような銀嶺と、目前に横たわるような
湯舟沢山から横川山へと続く稜線を眺めながら、北東に延びる
尾根を下る。
しばらくして湿地帯に出て薄氷の張った池(沼)を見送り、
尾根を離れるようにして苔生した岩が転がる谷に出会うと
「横川の名水」だ。伏流から流れに変わる源流のようだ。
再び谷を横切り、北上する尾根に乗り換えると僅かな登りで、
プレートも見当たらない湯舟沢山に出ると横川山までは僅かだ。
横川山の展望は第一級だが、南アルプスはまだ逆光ぎみなので
楽しみは後回しにして南沢山を踏んで戻ると、
山襞もハッキリ見られるようになっていた。
一段と良くなった眺望にザックを降ろし、しばし展望タイムとする。
大きく裾野を広げた白山の連峰、僅かな噴煙を上げる御嶽、
優美な山容の乗鞍岳、穂高から東側に連なる北ア、
そして中央ア・南アは全山一望だ。
今日は何処からもこの絶景を見飽きるほど見られるのだ。
全く贅沢な話だ。
絶景に何度も足を止めながら湯舟沢山から「横川の名水」へ下り
富士見台へ登り返す。
相変わらず凍結した道で戻った富士見台には珍しく人影は無かった。
風も無いので、陽当りの良い神坂小屋のデッキを独り占めして
昼食を摂り、神坂山へ向かう。
昔は馬が放牧されていたという笹原のなだらかな稜線を
僅かに登ると岩田石が現れ神坂山の三角点に出る。
この先は胸を埋めるほどの深い笹薮が密生しており、
ほぼ行き止まりだ。
富士見台から南東に位置する小さな山頂からは、今まで隠れていた
鋸岳の左側に八ヶ岳の姿を眺める事も出来、名だたる名峰の展望を
満喫できた余韻に浸りながら、萬岳荘へ下る。
コメント
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真夏のような、山日よりでした。
青空の下の素晴らしい写真。
富士見台ですから、写真を拡大したら、聖の右手に富士山が
写って居るでしょうねー。
dedeppo5さん 今晩は。
この日はどこの山も天気が良くて楽しまれたことでしょうね。
ところが「富士が見たい」の富士見台なので、ここからは見えないそうです。
標高が足りないんでしょうね。恵那山より450mほど低いですものね。
onetotaniさん こんばんは!
羨ましい位いい天気に行きましたね。
富士見台高原は百名山の23座が眺望できるといいますが、この日の天気なら23座全部見えたのでは?
富士見台高原ももうすぐ雪山になっちゃいます。今年は機会があれば園原からスノーシューハイキングに行ってみようかな。
sugi-chanさん 今晩は。
ホントに何処にも雲が見当たらない日本晴れで、山頂の山名案内図以上の
範囲で眺望できたと思います。
この日は鈴鹿からも富士山が見えたと言われます。
空気が澄んで、風も無いこんな日は歩いていても疲れませんね。
onetotaniさん、こんばんは。
最高の展望ですね
快晴の富士見台、さすが23座が望めるだけありますが、
こんな絶景の晴天はめったにないことでしょう
ところで、何気に私は横川山からの展望が、一番好きです
totokさん 今晩は。
抜けるような青空の元、期待以上の展望に恵まれました。
今回は道を気にする事無く、純粋に展望や山の雰囲気を楽しんで
歩いてきました。
神坂峠からいきなり展望に恵まれ、常にアルプスを見ながら歩ける
コースはまさに登山と言うよりハイキングの楽しさでした。
笹原が広がる阿智の山はやっぱり良いですね。
こんばんはー
写真を見ただけでonetotaniさんの思いが伝わってきます。やはり日本アルプスに近いだけあって、山の識別がしやすいですね。
私も鈴北岳でご来光を仰ぎ、御池岳を回り、絶景に足が前に進みませんでした。
yoshikun1さん 今晩は。
鈴鹿でも富士山を見られるほど、年に何度もないほどの
素晴らしい天気でした。
両側をアルプスに挟まれた伊那谷に位置する阿智の山は
何処も絶好の展望台です。期待通り白銀に輝くアルプスの峰々を
堪能できました。
しばらくすればこの辺りもアイゼンを着けて歩く季節になります。
紅葉が終わりいよいよ雪と戯れる季節も近いですね。
すごい青空ですね。4日前の木曽駒も天気は
よかったですが、北側の展望は、雪煙で
まったく見れませんでした。
うらやましいです。はるか水晶岳までとは。
こうして遠望しますと、木曽駒山頂周辺は
ワンクラス雪が多いですね。きれいです。
遠景も絶景ですが、眼前の、なだらかな
ササ原に、初冬の柔らかな日差しが
当たる、なだらかな眺めも
素敵ですね。
komakiさん 今晩は。
先日の木曽駒のレコが素晴らしく、居ても立ても居られず
出かけて来ましたが、多分これだけの絶景は、
数年に一度巡り合えるかどうかでしょう。
展望可能な山は全て視界に捉えられました。
遠く白山・北アルプスから南下するに従い、雪の付き方が変わって来る
様子が手に取るようにわかりました。
常に白銀のアルプスを眺めながら、なだらかな笹原を辿る。
穏やかで、実に気持ちの良い一日でした。
onetotaniさん
こんにちは
さすが富士見台ですね。白き衣を纏った山々は大変綺麗です。
この日は本当に遠望のきく日でしたので
私も金華山から北は笠ヶ岳から北アルプス、中央アルプスの山々、はたまた南アルプスも見えてましたので感動ものでした。私も富士見台一度お邪魔したいなと感じております❗
kazu97さん 今晩は。
これだけの絶景に出逢えた記憶はありません。
史上ベストワンの展望でした。
この日は何処の山からも絶景が見られたと思います。
これから先、これ以上の絶景は多分無いだろうと思うほど
素晴らしい景色を見せられると、今後の楽しみが半減して困りますね。
onetotaniさん、こんんちは
富士見台から南沢、いい天候の時に行かれましたね。
この時期、アルプスには雪が付いて感じのよい稜線歩きが楽しめましたね。
南沢山は行ってないので積雪期に狙っているところの一つなんですよ。
higurasiさん 今晩は。
今後これほどの展望に恵まれる機会が有るだろうかと思うほどの
素晴らしい天気で、期待以上の眺めを楽しんで来ました。
すでに歩かれてると思っていましたがまだでしたか。
積雪期の南沢山はふるさと自然園から横川山辺りまで
多くの方が歩かれるようですが、
カラマツ林が輝く樹氷に変わり、雪原にトレースを刻みながら、
ズラリと並んだ白銀のアルプスを眺める。
きっと素晴らしいでしょうね。
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