安曇野東山縦走 松本駅〜アルプス公園・光城山・長峰山〜明科駅



- GPS
- 09:03
- 距離
- 27.1km
- 登り
- 1,085m
- 下り
- 1,153m
コースタイム
- 山行
- 7:55
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 9:03
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
遊歩道が整備されていない破線の部分は、2度ほど撤退しました。北田沢で西側斜面を下るところは、見通せるものの、道は不明瞭で手ごわいです。あまりおすすめしません。 |
その他周辺情報 | 長峰荘で入浴 トイレは城山、アルプス公園は使えました。光城山、長峰山は冬季閉鎖されてました。 |
写真
感想
松本の城山から長峰山まで安曇野の東になだらかに連なる山地は東山と呼ばれている。松本や安曇野の里山として、一年を通して親しまれている。この里山を楽しむ遊歩道は、松本には城山から芥子坊主山までの山鳩コースがあり、安曇野市には光城山から長峰山の東山コースがある。今回、このルートをつなげて、東山を一日かけて縦走する計画を立てた。
朝、明科の龍門渕公園の駐車場まで車で行き、6:40分の電車で明科駅から松本駅、そして大糸線に乗り替え北松本下車でスタート。城山、鳥居山、アルプス公園、山田集落、豊科カントリーのある上の山、光城山、長峰山を順に通過し、明科の雲龍寺に下山し、駐車場前に戻ると言う計画だ。
今朝は-4℃の冷え込みで、早朝の龍門渕公園にはだれもいなかった。明科駅手前で、カラスが電線にたむろして、始終糞をまき散らすのを避けながら、駅に駆け込んだ。駅はありがたいことに、エアコンが効いていて、30分ほどの待ち時間を快適に過ごすことができた。
切符を買う段になって、松本まで240円、北松本まで320円との価格設定に不条理を覚えて、松本から歩くことにした。松本駅を出ると、雲は朝焼けが始まっていた。今日の予報は9時から晴れのはずだった。しかし、結局ずっと曇りで、時折小雪が舞う天気だった。北アルプスはほとんど隠れていた。
北松本のファミリーマートで予定通り、朝飯と昼ご飯を買い込んだ。宮渕の勢伊多賀神社が前から気になっていたので、この前を通って、ここから城山公園の展望台を目指した。安曇野方面には日が差し始めていた。城山にはいくつかのアップダウンがあり、一応ここがピークというところも通過した。
トイレを済ませて、駐車場の奥から遊歩道へ入る。広葉樹の落葉が降り積もっている。朝飯抜きの身体に力が入らない。テレビ塔を過ぎると西側に大展望の広がる鳥居山展望台。松本の行事の一つ鳥居火が行われるため、広く刈り込まれているのだ。ここで、朝飯。
元気が出たところで、アルプス公園へ。まだだれもいない。先日の鳥インフルエンザの影響で動物園は閉鎖だそうだ。山の神を目指す。山の神を北へ進むと、松本トンネル上部の車道を横切る尾根を通る道に出る。ここからは初めての道。車道の手前、えらく急な階段があった。
車道を横切ると、日野原重明さんが関係したいのちと生命の森。登ってみたが展望はなかった。すぐに、一千舎展望台。ここを過ぎると、山田集落へ。国土地理院のウォッ地図では破線で示されているみちを進もうとしたところで、地元の人にこれ以上道はないとのことで、しょうがなく引き返す。20分ほどを無駄にした。
不燃物場あたりから、主に下りになるため、北風が冷たく感じられる。ゴルフ場が見えて安曇野市に入る。クラブハウスの前の鉄塔巡視路から、鉄塔を過ぎて上の山の三角点を見て、コンクリートで補強された崖の上に出る。ここから北の破線の道、谷を前に進み方が分からず引き返す。車道を回り込んで、、上の山城跡の表示があり、見に行く。倒木に隠れるように、説明書きがあった。
幾度か道を行きつ戻りつして、へとへとになっており小休止。
少し車道をすすんで、懸案だった、西への破線の下り。車道を回るとかなりかかるので、行ってみたいところ。斜面は見通しの利く坂だが、一面が落葉で覆われていて、松枯れの人が入っているものの、踏み跡は分からない。よく見ると、破線のように、ジグザグの道があるようにも見える。
思い切って下り始める。ジグザグ道は途中で分からなくなったり、また出たり。転ばぬように注意しながら下ると、10分ほどで、麓の人家や畑が迫る。さらに進むと後少しのところで、金網の柵に阻まれる。がっかり、ここを、車道のあるところまで引き返すとなると大変だ。かなり暗い気分になり、相方も弱気に。5分ほど登って、北を見透かすと、柵はなさそうだ。そこを目指す。処理された丸太に触らないように注意しながら、やっと畑に出る。ズボンはバカだらけになっていた。今日一番の冒険だった。破線はくせものだった。
ショートカットが終わってほっとする。寒くて、水をあまり消費しないが、神明宮に向かう途中で自販機があるので、必要なら水を買える。神明宮の社務所の階段に腰掛けて、おにぎりを食べてカロリーを補給する。
後半戦スタート。光城山山頂をめざす。ところによっては膝まである深い落葉を踏んで行くと、すべったりつまずいたりと少々苦戦する。しかし、先ほどまでの道なき道に比べると登山道のありがたさが身にしみる。
登り慣れた道なので、落葉に覆われていても迷うことはないが、前半戦で疲弊したため、だいぶスローだ。1時間ほどかかって、やっとのことで登頂。誰もいない静かな日曜日の光城山だった。
先日、長峰山から歩いてきた道なので、安心して進む。1ヶ月もたってないのに、秋から冬へと山は装いを変えていた。今日は烏帽子峰にも立ち寄って行く。小さいアップダウンがこたえる。天平の森を過ぎたところで車道に戻り、ふたたび蝶の森へ階段を上る。後少し。山頂の、展望台が見えた。
展望台では残りのおにぎりを頬張り、遅い昼食をとる。ハンググライダーを片つけている人、歩いてきた人、自転車で来た人がいた。山々は雲に隠れてた。
ラストスパート、山頂から龍雲寺の標識に沿って北へ文字通りの長峰をたどり、麓の雲龍寺をめざす。以前、少し迷ったところは良く覚えていたので、速やかに下山できた。日陰の地面には氷が張ったままだった。夏なら、6時頃の夕日が林に差し込んでいるが、まだ3時なのだ。なんとか、明るいうちに下ることができた。
雲龍寺からは車道を通り、R19を陸橋で渡って、町道を駐車場へと進む。大きな白い月が東の山から登ってきている。暗いうちに出た駐車場へ、日が陰ってやっとたどりついた。
温泉はまたまた長峰荘。つかった瞬間、温泉の効果を実感した。気持ちよかった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する