上ホロ正面壁ダイレクトの右、中央チムニー
kattun2003
その他12人 コースタイム
6日:十勝岳温泉()-取り付き発(8:45)-上ホロ(12:20)-化け物岩()-十勝岳温泉(16:20)
| 天候 | 上ホロ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
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感想
北海道ウィンタークライマーズミーティングに参加。
歴戦のベテランや勢いのある若手クライマーたちが組んで登り、夜は交流。
充実の2日間で楽しく、また大いに刺激を受けた。
4日夜:ねこやなぎやま山荘にお世話になる。すばらしいところだ!翌朝は早いのだが、アルパインクライマーに不規則な生活は避けられないなどと言って話は弾み夜更かししてしまう。
5日:9人が4パーティに分かれ正面壁へ。はじめはおだやかだった天気も徐々に上ホロらしくなってきたが、皆うれしそう。
自分はりえこさんと組んで正面壁左クーロワール(チムニールート)1ピッチ目〜ダイレクトの右を登った。
1ピッチ目はりえこさんリードでトラブルありつつも雪田まで抜け、右上のチムニーには向かわず左上してアックスでビレー。
2ピッチ目は自分担当。カンテの左を回り込むように登っていく。フィンガーファイブを登攀中の中川さんから、ダイレクトはもっとこちら側だぞと言われるもいまさらトラバースは恐ろしく、そのまま一本右を登る。エビの尻尾が付いているので、下から見ると行けそうなのだが払い落とすと立っている。左斜上気味に行きたかったが行けずに右斜上し、直上して左斜上するとリッジに立つ。すると左に氷のついたダイレクトルートの凹角があり、それを5mほどエビの尻尾の下をくぐるように快適に登る。傾斜が落ちたところで60mいっぱいとなりピトンを打ってビレー。ここでロープをしまい稜線に上がると頂上は左に10mほどだ。
固い握手を交わすも、まだ安心はできない。視界は悪く振られる風。慎重に下りましょうと確認し、下降する。化物手前などはひどいラッセルだったがなんとか下降点を見つけ、最後はヘッドランプをつけて下山した。
大除雪、顔面は氷付け、パンプし、シャウトし、上部は何度か足がつった。状態次第だろうけど、会心のクライミングだった。プロテクションも悪くないので好ルートではないだろうか。ボロボロだったけれどじゃんけん大会に優勝し1等賞をいただいた。
6日:11人が5パーティに分かれそれぞれのルートへ。自分はdzさんと組んで中央チムニールートへ。朝まで降っていた雪も弱まり、意外とよい天気だが、前日の疲れで体が非常に重い。取り付き尾根を登り、右に10mほどトラバースしたところが取り付き。
1ピッチ目、チムニー状を快適に登り、右上。核心はコンパクトだが非常に悪い。ビレーしながら「かっこいいよー」と声をかけたので、気を良くして登れたらしい。リードしなくてよかったー。
2ピッチ目、気持ち悪い左トラバースをし、一段直上すると快適な雪壁となり傾斜の落ちたところの岩でビレー。
ここからはロープをはずして各自雪壁をPeakまで。コップ状ルートを登ったパーティと合流し、またしても視界の悪いD尾根を下る。
安政火口に下り、時間はないが皆化物岩へ向かう。我々はオフィズスを狙ったが時間切れで引き返し、ホワイトアウトの中下山した。
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