日陰指尾根〜狩倉山 ボッカトレにはシビアだった


- GPS
- 07:09
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,354m
- 下り
- 1,428m
コースタイム
- 山行
- 6:53
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 7:08
※荷物が重くて登りはほんと休み休み。めっちゃ遅いです。
天候 | すばらしき晴れ&気温も高く穏やか。 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
6:46新宿駅発ホリデー快速おくたま号〜8:21奥多摩駅 8:35のバスで大沢BS下車 帰り) 16:18奥多摩駅発ホリデー快速おくたま号〜18時頃お茶の水駅 16:05発の青梅線にも乗れたけど、乗り換えなしを求めホリ快に。混むかと思ったけど、立川を過ぎてもそれほど混まなかったです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
日陰指尾根は、「奥多摩詳細地図」にも載っていないバリエーションルート。踏み跡はうっすらあるのが見つけられたり見つけられなかったり。落ち葉が多いこの時期は自分でルーファイするのが主となります。踏み跡上は踏み固められていて歩きやすいが、ほとんどはずるずるフカフカの土道で、木を手がかりにしながらいくような感じでした。登れるけど、下るのは困難な感じの急登続きです。 3箇所出てくる露岩のうち、最も厳しかったのは最初の露岩。ルーファイが試された感じで、結果的には登り切ったから良かったものの、もっと易しいルートが取れたかも、と反省も残ります。ボッカトレで23kgの大荷物を背負って登るのはたいへんシビアでした。ハイキング装備なら、おそらくずっと楽だったと思います。 岩にかけたり、草つきにぶっさす用に、アックスを1本持ってくればよかった、と思いました。 |
写真
感想
本日は、年末年始の5日間南アルプス縦走に備えて、ボッカ&急登トレーニングを敢行。天気に恵まれ、無風快晴温暖、というトレーニングには優しすぎる環境でしたが、荷物が重い辛さは存分に味わってきました。
荷物は、冬山一式を持っていこうかと思ったけど、外付けピッケルなどは移動にじゃまってことで、60mシングルロープに50mダブルロープ、それにガチャ類を詰めに詰め、さらに不足分は水を詰めて、23kgの荷物を作って行きました。わたくし的には経験上、最重量かしら。
選んだのは奥多摩日陰指尾根。露岩帯が出てくるので、ちょっと岩登りも楽しめる、ということで前々から気になっていた尾根です。計画では、狩倉山から六ツ石山を行き、ハンノ木尾根を下山するつもりでした。
取り付きから、「え?まじ?」と思うような今回のルート。針葉樹ながら落葉でふっかふかの道で、とても人が入るような入り口には見えませんでした。ま、それでもとりあえずのぼればいいってことで入りましたが、初っぱなからずるずる急登。前夜の雨の影響か、まったくフリクションが聞かない土道に辟易し続け。しかも荷物が重いので、上を向くと亀の子のようにひっくり返りそうになる。ひたすら下を見て、ヒーコラいいながら足を運ぶ仕事を続けました。
すべての登りが辛く苦しいものでしたが、困ったのは露岩帯。結果的に3つともクリアできたけども、さてどこを突くか、ルーファイの難しさも痛感しました。おそらく、荷物が軽かったらすいすい、といけたのでしょうが、辛く怖かった。硬い厳冬期用靴で、つま先感覚があまりない状態で体重を掛ける怖さ。手がかりもガバと思ったら突然ぐらついたりなど、1歩毎に「お願い、今だけ保って!」と願う次第がたびたび。1歩毎、安心できる足場を探しながら、次の1歩を勇気を持って乗せていく、という、白髪が増えること間違いなしの行程でした。わずかな登りなんですけどもねえ。ま、終われば楽しかったんだけど。
久々のソロでの辛い山旅でした。行程の3分の1くらいまでは、「ロープあるからラクチン懸垂で降りちゃおうかなー」と本気で考え続けてました。一人だと気持ちが弱くなるなあと思ったものです。でも、とりあえず山頂まで行けたのは、ほんと「グッジョブ、オレ!」でした。計画の半分しかできなかったけど、上までいけたことで、今回は万々歳です。
この辛さは、夏の八ツ峰ビバークからの水なし上部縦走以来か。あれはほんとに体力的にしんどかったけど、今回は体力に加え気力もしんどかった。ほんとに年末、南アルプス雪山縦走なんてできるのかいね?と誠に心配ですが、今回のトレーニングが、何かの糧になりますように。
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