岩木山 嶽コース 一泊二日
- GPS
- 32:00
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 800m
- 下り
- 800m
コースタイム
天候 | 30日曇り 31日曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
感想
厳冬期の岩木山頂上へいざ征かん、と勇んで行ったはいいものの、足回りのトラブルと雪洞泊での気力消耗で断念してしまいました。原因は準備不足で、山岳部4年にて生じたたるんだ根性をお岩木山に叩き直された山行でした。
一日目は出来れば鳳鳴ヒュッテまで行き、時間が足りなければどこかで雪洞を掘るという予定で行きました。足回りは山スキーと予備にワカンを持っていきました。バスで嶽温泉へ向かい、登山口でスキーを履こうとしたときに片足のコバが外れていることに気づきました。私の靴はオールシーズンの革靴に自家製のコバをつけていたのですが、前日にやっつけ仕事でやったせいか、登山口に来るまでに取れてしまったのです。最初、スキーを担いでワカンで行こうかとも思いましたが、スキーをただ荷物にするのも嫌だったので、靴のかかと側のコバを外してつま先に付け直しました(かかとは多少コバらしきものがあるのでつま先)。そんなこんなで小一時間を費やし、ようやく出発。先行者のトレースは少し雪をかぶっていたもののはっきりしていたため、足取りは軽く、標高900mくらいまでは順調に行けました。しかし、900m辺りから傾斜がきつくなり、荷物が重い事もあってか苦戦。13時半に八合目に着きました。時間的に鳳鳴まで行こうと思えば行けましたが、余り余裕がなかった事と雪洞泊を経験してみたいという事から、八合目に雪洞を掘る事に決めました。2時間ほどで完成し、4時頃に夕食を食べ、少し晩酌をしてから就寝しました。
二時間ごとに目を覚ましながら、寒い夜を過ごしました。換気の為に開けておいた穴からは雪が舞い込み、背中からは雪の冷たさが・・・。モンベルの♯3のシュラフではやはりつらい部分がありました。それでもなんとか夜を越え、翌朝4時半に起床。お湯を作り、行動食を口にして、外が明るくなるのを待ちました。この時点で頂上へ行く気力を失っており、もう下る事しか考えていませんでした(ちなみに登山口で付けたコバが取れかかっていたのも撤退の言わk、理由です)。6時ごろから辺りが大分明るくなり撤収準備を始めました。外に出ると八合目から下は天気が良いものの、やはり上の天気は優れていませんでした。
7時に八合目を出発。久方ぶりの山スキー滑走は七転八倒で体中雪まみれで下りました。苦戦しながらも2時間半ほどで下り、年越しのために弘前へと帰りました。
今回、初の冬山単独行の泊りでしたが、学ぶ事が多い山行でした。雪洞も初めて掘ったのですが、設計が良くなかったために辛い夜を過ごしました。まだまだ、経験が足らない事を嘆きながら、新年を迎えた次第です。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する