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Yamareco

記録ID: 1041753
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積雪期ピークハント/縦走
甲信越

粟ヶ岳

2017年01月07日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:00
距離
13.3km
登り
1,407m
下り
1,405m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:44
休憩
1:16
合計
8:00
7:00
6
スタート地点
7:06
7:06
13
7:19
7:19
41
8:38
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40
9:18
9:29
4
9:33
9:35
24
11:14
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11:38
11:40
20
12:00
12:01
22
13:01
13:02
5
13:07
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16
13:23
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15
14:25
14:35
19
14:54
14:55
5
15:00
ゴール地点
天候 曇り 山頂部でガス
山頂部で弱い風
粟ヶ岳ヒュッテで−2℃くらい
日の出 7:00 日の入り 16:40
過去天気図(気象庁) 2017年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
加茂市大字宮寄上。
粟ヶ岳県民休養地手前、冬期通行止め地点の路肩スペースに駐車。
コース状況/
危険箇所等
冬期通行止めのゲートはあったが第二貯水池まで雪なし。中央登山口から3合目までわずかな雪が道をおおう。その先で少しずつ雪のかさが増えるが、途中の短いハシゴは5つまで雪から出ていた。設置されている補助ロープの多くも部分的に雪から出ていて、使おうと思えば使える状態だった。

6合目の粟庭の頭直下の険しい箇所は、やわらかい雪が浅く積もっていた。雪を踏み込むとつま先が岩にあたることが多かった。下るときには、先行者たちが使ったらしい短い方の設置ロープにつかまるとやっかいなところが安心して下れたので、ピッケルは使わなかった。3連ハシゴの上の険しいところを下る時にも設置ロープに頼った。

粟ヶ岳ヒュッテまではツボ足で十分だったが、ヒュッテの先で雪が膝くらいまでもぐる深さになった。北峰の登りでは膝上までもぐるようになったので、斜面の途中でワカンをつけた。その頃には、追いついてきたほかの登山者と3人で一緒に登っていた。それまで風はほとんどなかったが、北峰の登りから風が吹くようになった。風は弱かったが十分に冷たく、それまで時々額から垂れ落ちていた汗が引いた。重ね着をするほどの寒さではなく、フリースの目出帽をかぶるとちょうどよかった。

北峰から先の山頂部はガスで見通しが悪かった。もしもほかの登山者がだれもいなかったら、さぞ心細い思いをしたことだろう。山頂には異形な雪の塊すなわち粟ヶ岳山頂の標識が立っているだけだった。それ以外には何も見えなかった。
ファイル
(更新時刻:2017/01/07 18:05)
前方に冬期通行止めのゲートがある。右手前には「冬山は危険です」(加茂警察署・加茂市役所)の看板。左の路肩スペースに車を止めてスタート。
前方に冬期通行止めのゲートがある。右手前には「冬山は危険です」(加茂警察署・加茂市役所)の看板。左の路肩スペースに車を止めてスタート。
第二貯水池の橋。雪がほとんど積っていないので安心して渡れた。
第二貯水池の橋。雪がほとんど積っていないので安心して渡れた。
登り始めもほとんど雪がなかった。
登り始めもほとんど雪がなかった。
突き出た小ピークが6合目の粟庭の頭。
突き出た小ピークが6合目の粟庭の頭。
3連梯子の後の険しい箇所。下るときは設置されているロープにつかまった。
3連梯子の後の険しい箇所。下るときは設置されているロープにつかまった。
粟庭の頭に近づいた。
2
粟庭の頭に近づいた。
ロープが雪から出ていたが、左のブッシュの際を登った。雪はやわらかかった。残雪期でなければクラストすることはないらしい。
ロープが雪から出ていたが、左のブッシュの際を登った。雪はやわらかかった。残雪期でなければクラストすることはないらしい。
粟ヶ岳ヒュッテのピーク。尾根の細いところは雪が少ないので危なくなかった。トレースもなんとなく残っていた。登りはそれなりにきつかった。
2
粟ヶ岳ヒュッテのピーク。尾根の細いところは雪が少ないので危なくなかった。トレースもなんとなく残っていた。登りはそれなりにきつかった。
粟ヶ岳ヒュッテ。雪かきをしなくてもドアを開けることができた。
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粟ヶ岳ヒュッテ。雪かきをしなくてもドアを開けることができた。
まずは北峰をめざす。一昨年3月に登った時よりも遠く感じた。はるかにきつかった。雪が膝上までもぐるようになったので、斜面の途中でワカンをつけた。
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まずは北峰をめざす。一昨年3月に登った時よりも遠く感じた。はるかにきつかった。雪が膝上までもぐるようになったので、斜面の途中でワカンをつけた。
粟ヶ岳の山頂標識は雪のオブジェと化していた。ガスでまわりはまっ白。
2
粟ヶ岳の山頂標識は雪のオブジェと化していた。ガスでまわりはまっ白。
北峰の下り。

装備

個人装備
時計 GPS 地形図 コンパス カメラ 携帯電話 ストック ピッケル ワカン アイゼン スコップ レインウェア スパッツ グローブ 防寒着 行動食 非常食 救急用品 ナイフ ヘッドランプ 予備電池 ツェルト 補助ロープ20M 細引き20M スリング カラビナ

感想

毎冬何度も粟ヶ岳に登るという人たちがいる。以前薬師尾根から登った時にそういう人から話を聞いたが、今回もべつな人がやはり同じようなことをいっていた。今年は雪が少ない。例年だと腰までの雪をラッセルすることもめずらしくないので、山頂まで行けることはめったにないのだと。

下山するときには、泊り装備のザックをかついだ、親子のような3人連れとすれちがった。小屋のある粟ヶ岳で、さらに雪の少ないこの冬ならではの登り方だろう。明日も天気は悪くないようだ。

北峰で同時に追いついてきた2人はそれぞれ単独の登山者だった。3人で先頭を交代しながら、いちばん苦しいところをなんとか登りきることができた。ありがとう。

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