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Yamareco

記録ID: 1050676
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ハイキング
近畿

繖山〜冬の自然観察・湖東平野の自然と歴史に学ぼう〜

2017年01月22日(日) [日帰り]
 - 拍手
churabana その他29人
体力度
1
日帰りが可能
GPS
03:52
距離
3.9km
登り
354m
下り
329m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:56
休憩
0:57
合計
3:53
距離 3.9km 登り 354m 下り 346m
10:18
10
スタート地点
10:28
10:33
107
12:20
13:12
59
14:11
ゴール地点
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
安土城考古博物館の駐車場をお借りしました。
http://azuchi-museum.or.jp/
敷地内に、トイレ有
コース状況/
危険箇所等
尾根筋の登山道は、階段状に整備されていました。
(蛇谷ヶ峰の無限階段を思い出します。こちらの方がよりきつかったように思うのは、お正月太りのせいかなぁ。)
本日は、上の方で、雪が残っていました。(数cmぐらい)
長靴で歩きました。
北腰越から西尾根を登ります。
北腰越から西尾根を登ります。
奉勧請西国三十三所
石仏がおられて、巡礼できます。
奉勧請西国三十三所
石仏がおられて、巡礼できます。
三十番 竹生島 宝厳寺
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三十番 竹生島 宝厳寺
二十九番 青葉山 松尾寺
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二十九番 青葉山 松尾寺
青木先生のお楽しみクイズ。外れなし、先着5名には豪華景品です。登山道付近にいる生きものを見つけましょう。卵もOKですよ。
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青木先生のお楽しみクイズ。外れなし、先着5名には豪華景品です。登山道付近にいる生きものを見つけましょう。卵もOKですよ。
以前、縦走した猪子山が見えました。
以前、縦走した猪子山が見えました。
風土記の丘からの谷ルート分岐。帰りはこちらから下山しました。
風土記の丘からの谷ルート分岐。帰りはこちらから下山しました。
鉄塔付近からのながめ。雪野山、瓶割山、鏡山、三上山、八幡山、長命寺山、奥島山 湖東カルデラの山々。
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鉄塔付近からのながめ。雪野山、瓶割山、鏡山、三上山、八幡山、長命寺山、奥島山 湖東カルデラの山々。
八幡山、長命寺山
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八幡山、長命寺山
安土城考古博物館
安土城考古博物館
二十七番 書寫山 圓教寺
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二十七番 書寫山 圓教寺
二十六番 法華山 一乗寺 以降、桑実寺方面に石仏と巡礼道は続きます。
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二十六番 法華山 一乗寺 以降、桑実寺方面に石仏と巡礼道は続きます。
二等三角点 繖山
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二等三角点 繖山
二等三角点 繖山 標高432.7m ここからも、須田不動の滝に降りることができるようです。
二等三角点 繖山 標高432.7m ここからも、須田不動の滝に降りることができるようです。
三角点と三上山(430m)だいたい同じ高さなんですね。
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三角点と三上山(430m)だいたい同じ高さなんですね。
登ってきた尾根と安土山。その先が、西の湖、八幡山、長命寺山。画像の右半分の水田や畑はかつての内湖でした。北腰越から少し登ったところに海上安全を祈ったお地蔵さまが祀ってありました。
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登ってきた尾根と安土山。その先が、西の湖、八幡山、長命寺山。画像の右半分の水田や畑はかつての内湖でした。北腰越から少し登ったところに海上安全を祈ったお地蔵さまが祀ってありました。
アラカシ
左 コナラ 右 アラカシ
3
左 コナラ 右 アラカシ

感想

いきものふれあい室の観察会に参加しました。
〜冬の自然観察・湖東平野の自然と歴史に学ぼう〜
雪のない山で自然観察を行おうとういうことで繖山を選ばれたのですが、大寒波の影響で繖山も雪化粧。登山道も上の方では白かったです。
前回の観察会で、参加者は数名かもしれないとお聞きしていたのですが、直前になって参加申し込みが多数あり、総勢30名と大所帯になりました。
パーティーとしてはよくまとまっています。常連さんも多数参加されていたのと、みなさん青木先生のお話しをたのしみにされているので、先生の指示はよく通ります。スタッフを一名増員しての観察会となりました。
beさんは、元気なお子たちのお姉さん役でしたね。

まず、「繖山」の名前の由来は、
一説には、山の形が貴人にさしかざす衣蓋(きぬがさ)に似ているから「繖山」と名付けられたそうです。

>>歴史に学ぶ<<
安土城は、誰が立てたでしょう?→織田信長
小学校高学年の参加児童が、すらすらと答えます。
観音寺城は、誰が立てたでしょう?→佐々木六角
このあたり、ちょっとかじったので、余裕です。
瓶割山には、柴田勝家が陣を作っています。
勝家が佐々木六角と戦った際に、城中の水瓶を打ち割って城兵を奮い立たせ、戦いに勝利したことにちなんで、瓶割山と呼ばれています。
対岸の大溝城は、津田信澄(織田信長の甥)、坂本城は、明智光秀。
他にも、小谷城には、浅井長政。長浜城は、豊臣秀吉、
八幡山には、豊臣秀頼の八幡山城、
と、このころの近江はまさに戦国の舞台。

安土城考古博物館では、
連続講座2「信長と城 その関係を探る」<全7回>が開講中です。
次回は、「信長家臣たちの城」
講師:中井均氏(滋賀県立大学教授)
1月28日(土)13:30〜15:00(受付は13:00より)
於 セミナールーム 定員140名(当日先着順) 資料代200円
事前申し込み不要です。(以上、安土城考古博物館HPより)
http://azuchi-museum.or.jp/event/4668.html
みなさん、座学もいかがですか?

明治期の地形図をみると、内湖が安土山の北側まで広がっていたことがわかります。戦後、1964(昭和39)年に干拓されました。

>>自然を学ぶ<<
駐車場から北腰越に向かう歩道横に真竹の竹藪があります。
特徴は、節のところが二本の線が入っているように見えます。
北腰越から少し登ったところにある竹藪は、孟宗竹です。
節のところの筋は、一本に見えるます。
観音寺城の城山だったので、矢竹の植生も見られました。
繖山の竹やぶは、獣害に合っていませんでした。
手入れが行き届かず、竹藪ジャングルになってしまうことはよく聞きますが、朽木では、竹やぶが消えて行っているそうです。
まず、イノシシが掘りかえして、タケノコを食べてしまう。
少し芽が出ると、猿も掘って、タケノコを食べてしまう。
少し高く伸びたところで、シカがタケノコの先をかじってしまいます。
これが毎年繰り返されると、竹やぶも消えてしまいます。
獣害で竹やぶの植生も変わるのですね。

常緑樹のどんぐりと落葉樹のどんぐりのちがいは?
しましま帽子(殻斗)をかぶっているどんぐりは、常緑樹。
つぶつぶ帽子(殻斗)をかぶっているどんぐりは、落葉樹。
常緑樹どんぐりのサンプルとしてアラカシ、
落葉樹どんぐりのサンプルとしてコナラをいただきました。
青木先生の宝物、オキナワウラジロカシのどんぐりはとっても大きい実でした。

個人的には、崩壊地や間伐されたところの植生の変化に興味を持ちました。日本の山は、大変緑豊かなのですが、若くて元気なのかというと、そうではないようです。森林も高齢化しているのです。元気な森にするために、管理を必要とする森も多いのです。

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