神楽山、御前山、馬立山、植野山 低山の凍った残雪こわい
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 558m
- 下り
- 490m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
倒木が多い。ところどころ、登山道の上に残雪があり凍っている。 馬立山直下の岩の多い急坂と、最後の細い巻道にも凍った雪が残っている。 菊花山分岐手前の大岩を巻く細い道の最後が崩れている。 馬立山から先は登山道に雪はなく快適。 植野山から田野倉駅へ下る道は、枯葉の下に隠れている沢山の小さな杭に注意。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
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感想
毎回、学ぶことのだらけの山歩き。
今回の”初の中級コース(我が家のガイドブックでは)”の縦走は、更に学びの多い山行になりました。
前回、シダンゴ山でガイドブックの地図に誤りがあったことを教訓に、今回はいろんな方面から情報を収集。ガイドブック地図。登山地図。GPSアプリ。国土地理院地図に情報を書き込んで、ネットで記事を読みまくり(笑) 荷物が1、2kg重くなりましたが、寒さ&雪道(残雪)対策もしっかり整えて向かいました。
それでも、”中級向けコースを歩くのは始めてなのに、岩の多い登山道に踏み固められた雪が残る中を登ったのは考えが甘かった!ましてや、行きの電車に乗り遅れ、30分遅れのスタートは絶対ダメ!”と、大いに反省することになりました...(;^_^A
【馬立山に登る多くの方がこのコースを、サラッと登ったように書いていらっしゃるのですが、初級者の私には厳しかった(それが実感だった)ので、感想も厳しめに書きます。】
さて、このコースが、”低山で、縦走距離も短く、標高差があまりないのに中級”ということは、他に何か理由があるはず。その理由(初級コースとの違い)を一番感じたのは、”登山道の左右または一方が、切り立った崖であることが多い”ということでした。
初級コースでは、登山道が多少きつくて岩だらけでも、万が一そこから滑り落ちた場合(モチロン絶対に落ちてはいけませんが!)途中でとまり、ケガで済む程度の斜面が多い(モチロンそれで済まない場合もあります)。ところが、ここは、万が一落ちたら(執念いようですが絶対に落ちてはいけません!!)決して止まらず、下まで落ちてしまう急斜面や崖。
その上、今回は、登山道のあちこちに、踏み固められた雪が残っていました。いつもなら、岩の多い急坂も、もう少し気楽に登れるのですが、今回は緊張しました。神楽坂への分岐までを登り切り、今来た道を見下ろしたと時"ここをピストンして下りられるかどうか"正直自信がありませんでした。
その時に、はっ!と気づいたんです。
下りられない山に登っちゃダメ!
今回、私がここに登ってきたのは間違いだった!と
本当は、そこで気づいても、もう遅い!!
ですが…、幸い、この先に、そんなに厳しい登りはない筈。そう気持ちを切り替えて、神楽山、御膳山への登頂を楽しみ、澤井沢峠の先まで、比較的なだらかな道を楽しく進むことができました。ところが、馬立山を目前に
眼前に”最後の急登”
馬立山の直下の急坂が現れました!
ここで思わず、足が止まりました。
見上げれば、岩の急坂に踏み固められた雪がいっぱい。"ここで引き返すか、登るか?"考えた末に、時間とコースを比較して、先に進むことにしました。ここで、出発時間の遅れを猛省した訳です。今回は、本当にやっちゃダメなことだらけやってます。救いは、事前のコースリサーチが役にたったこと。この馬立山さえ越えれば、そこから先はなだらかな良い道が続くので、それが判断材料になりました。
まず、私が先発。上の方では、チェーンスパイクが刺さりにくく、”ガシガシ”と何度も何度も凍った雪をキック!ポールが刺さらない場所では、三点支持で”ナントカ”巻き道の手間へ到着。巻き道の様子を確かめて、その先へも行けると判断。下で待機していたパートナーを呼ぶと、あれれ?彼はガシッ、ガシッとチェーンスパイクの良い音を響かせて、難なく坂を上ってきました。体重差かな?(笑)
さて、”急な斜面についた細い巻き道”は、幅20cm(片足を載せられる)程度。ここにも、雪が残っていました。この巻き道の後半で、数年前まで高所恐怖症だった私の心に恐怖心がわいてしまい、山歩きでほぼ初めてロープを掴んで引っ張りながら登ってしまいました。(←本当はダメなんですけどね)山歩きで、これほどロープに感謝したことはありませんm(__)m
山頂に無事付いたから言える。
怖かった(ノД`)・゜・。
馬立山に着いた後は嘘のように道は乾き、山頂を少し下れば、植野山まで整備された広くなだらかな一本道が続きます。思いがけず富士の絶景ポイントも発見。植野山から登山口までの道は細くトレースは薄いものの、難なく降りてこられました。あっ、枯葉の下に埋もれた、たくさんの小さな杭に足をとられないように注意してくださいね。
いやー、本当に
無事に帰ってこられてよかった(/ω\)
これが正直な感想です。
もし、私のような初級者でここを登ろうと考えていらっしゃる方がいらしたら、もっと季節やコース状況が良い時を狙うか、経験者と一緒に登ることをお勧めします。凍った雪がなければ、もっと歩きやすく変化に富んだ良い縦走路だったと思いますし、春か秋にもう一度歩いてみたいと今は思っています(^_-)-☆テヘペロ
【今日の教訓】
時間設定、遅れたら登らない、戻れない道は進まない、早めに引き返す、初めてのコースグレードアップは天候等が最良の時に設定(または、経験者に同行してもらう)
【最後に】
山のレベルもだけど”自分のレベル”の把握を確りする!
自分の体力&技術レベルがどのくらいかを判断するのは、本当に難しいですね。山の評価も、書く人によってまちまち。そこで、(事故を減らすために)各県が”共通の5段階評価”を基本にグレード表をだしています。インターネットで見られるので、是非、参考にしてみてください。
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