安達太良山inホワイトアウト

2017年01月26日(木) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 8.1km
• 登り: 606m
• 下り: 795m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:05
• 休憩: 0:30
• 合計: 4:35

10:00 スタート地点
10:45 10:55 薬師岳
12:30 12:35 分岐
12:45 12:50 安達太良山
12:55 13:05 分岐
14:00 勢至平分岐
14:35 ゴール地点

ルートは手書きですので正確ではありません。

天候

ガス＆強風＆低温

アクセス

利用交通機関：

自家用車

道路はスタッドレス必須。2駆はチェーンを積んでおいた方が無難。

コース状況／危険箇所等

藪はほぼ雪で埋まり、あまりストレスなく登れました。
山頂直下も快適な滑降ができそうでしたが、ホワイトアウトのため断言は出来ません。

写真

1/26 9:31

那須から93km運転してあだたら高原スキー場へ。
予想通り北西の風で稜線はガス＆強風です。
午後には晴れると読みリフトへ。

1/26 10:00

リフト2本（920円）乗り継ぎゲレンデトップへ。

10：00　シールを張り出発。　トレースが有難い！

1/26 10:05

藪はだいぶ埋まり、ほぼストレスなく進めます。

1/26 10:16

15分後、先行者に追いつき、お礼を言追って自分が先行。

1/26 10:19

足首〜脛ラッセルなので、それほど負担になりません。

1/26 10:26

薬師岳が見えてきました。
ここも、登山通りに進めば藪に阻まれることは無かったです。

1/26 10:41

青空が見えていい感じ！

1/26 10:44

10：45　薬師岳着。　3年前から冬季のゴンドラ運行をやめたため、ここまで一苦労です。

1/26 10:46

この先も登山通りに進みます。　赤テープあり。

1/26 11:06

最初の斜面が見えました。この視界なら滑降できますが、、、、。

1/26 11:43

分岐着。　　ガスは晴れるどころか、ますます濃くなってきました〜！

1/26 12:00

そんな視界の時、30mおきに立てられた篠の道標がすごく有難い！

1/26 12:13

安達太良山の山頂部は疎林帯。さらに進むと、白い雪面が広がりホワイトアウト寸前です。

1/26 12:14

ここで完全ホワイトアウト。ほぼホワイトアウトは何度も経験がありますが、完全ホワイトアウトはこれで3度目。初めての山なら迷わず撤退ですが、

1/26 12:17

雪の安達太良は5度目。地形や危険地帯などを把握しているので山頂を目指します。

1/26 12:34

山頂直下の分岐着。
ここまで来れたのもGPSのお蔭なんですけどね〜。

1/26 12:46

12：45　　せっかくなので山頂へ。
安達太良山は6度目ですが1度も敗退していません。相性がいい！？

1/26 12:45

山頂では強風＆低温で、ストックもご覧のとおり凍てついてます。なので速攻で鞍部に下り、

1/26 13:09

シールを剥がし、スキーで勢至平に向かいます。

1/26 13:06

この視界ですから、快適な滑降など不可能。
安全に下る訓練です。

1/26 13:09

その先では、たびたび完全ホワイトアウトになり、平衡感覚を失います。そして雪酔いで気分も悪くなします。これも想定内。こんな時、冷静さを失わないための訓練です。

1/26 13:28

この先に篠の道標が見えます。　ホント有難いです！
自分はGPS、そしてバックアップとしてスマホ＆地図・コンパスそして4度ここに来ている経験に基づいて突入しましたが、確信が持てなかったら突入しません。

1/26 13:46

視界があるところを少し滑降したら谷筋に行き過ぎたので、

1/26 13:49

勢至平へ登り返します。

1/26 14:01

勢至平着。　ここまで来れば安心〜。
スキーで滑降できるのでようやくスピードアップ。

1/26 14:09

くろがね小屋からのトレースに合流。

1/26 14:11

トレースに沿ってどんどん滑り、

1/26 14:14

林道着。　ここからは林道をショートカットしてツリーラン〜。

1/26 14:17

快適なパウダー〜。

1/26 14:20

しばしパウダーランを楽しみます。

1/26 14:29

林道の最後は登りなので、スキーを担ぎ、

1/26 14:37

14：35　　ちょっぴりゲレンデを滑りスキー場着。
　無事戻れて一安心。やはり完全ホワイトアウトは恐ろしい。
　吹雪や強風より恐ろしい。

1/26 15:47

帰りに撮影した安達太良山。
天候が回復したのは日が暮れてからのようです。
やはり、厳冬期の裏磐梯や安達太良の天候は厳しいです。

撮影機器：

DMC-FT3 Panasonic

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 バラクラバ 着替え ブーツ ザック ビーコン スコップ ゾンデ 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 ガムテープ 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ビンディング スキー板 シール クトー

感想

aki-tk

　やはり、厳冬期の安達太良は甘くなかった。　高気圧の中心が抜け、南西の風に変わり、寒気がすっかり抜けないと天候は回復しませんでした。　午後には天候が回復するだろうという読みは甘すぎでした。

　快適な滑降は出来なかったけど、完全ホワイトアウトのなか、パニックにならず安全に下りてくる訓練ができたという成果はありました。ただ、結果オーライの部分も否めず、もし、GPSが機能しなくなったら、雪崩が起きたら、ハザードに嵌ったらなど危険がいっぱいでした。

　そして、3度目の完全ホワイトアウトですが、改めてその恐ろしさを体感し、確信が持てないときは迷わず撤退だと実感しました。