達沢山・京戸山・二本木山・大沢山・茶臼山
- GPS
- 06:34
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,024m
- 下り
- 1,301m
コースタイム
達沢山登山口 09:50 (達沢林道側)
達沢山 10:20-10:30
ナットウ箱山 10:50-10:55
京戸山 11:00
達沢山登山口 11:30 (京戸山林道側)
二本木山 11:55-12:00
大沢山 12:25-12:35
茶臼山 12:50-13:00
釈迦堂PA 14:00-15:25 (PAでの食事 & 釈迦堂周辺の散策)
釈迦堂入口バス停 15:35
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
石和温泉駅入口バス停 08:29-(富士急バス)-08:45(延着08:55) 立沢バス停 (帰り) 釈迦堂入口バス停 15:43-(甲州市民バス)-15:56 勝沼ぶどう郷駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
立沢バス停から達沢山への登りは、距離では4分の3以上、標高差でも半分以上が林道歩きで占められます。でも舗装されて歩きやすい林道は、景色も比較的開けていて、あまり退屈することなく歩けました。 登山道に変わってからは、登るにつれてやや急になっていきますが、歩きにくい所や危険個所などはありませんでした。 達沢山〜ナットウ箱山〜京戸山は、はじめ達沢山からナットウ箱山への登りに急登がありますが、それ以後はあまりアップダウンのない稜線になります。 京戸山付近から京戸山林道へ下る道は、この時期は落ち葉が厚く積もって地面の様子がまるで分からない程でした。下りだと少々神経を使います。 またヤセ尾根や不安定なトラバース箇所も出てきますが、頼りないものの一応は柵が付けられているなど、しっかり整備されている様子でした。 京戸山林道からの二本木山へは、二本木山の南東尾根が林道にぶつかる地点から取り付きましたが、その地点は地形図からイメージできる通りの分かりやすい地形が現れて分かりやすく、さらに赤テープもあったので、見逃すことはまずないでしょう。 ただしそこから二本木山・大沢山を越えて茶臼山までの間は、一般の登山道ではありませんし、ほとんどがヤブ道に終始して、踏み跡も必ずしも明瞭ではありません。 この時期、ヤブはさほど煩わしいものではありませんでしたが、冬枯れの期間を外すと、歩くのが困難ではないかと思われました。 また道を外しやすいポイントもいくつかあります(実際、二本木山からの下りで違う方向に進みかけています)。地図読みに慣れているか、または私のようにGPSに頼って歩くのでない限りは、間違えずに歩くのは難しい印象です。 茶臼山からの下りは「山と高原地図」が破線を引いているルートですが、「急坂」と注記されている通り、かなり容赦ない急坂でした。下りでは転げそうな傾斜の箇所が多かったですから、登りだとかなり苦しい思いをしそうです。 |
写真
感想
先週はまだ早かった桃の花も、金曜日には満開に近くなっていることが笛吹市のサイトで確認できたので、先週のリベンジに、2週連続で同じエリアに出掛けてきました。
この日は期待通りに、通りすがったどの桃畑もすべてが満開です。そして彼方に広がる桃の花のジュータンも楽しむことができました。
石和温泉駅入口で乗った富士吉田行きのバスは、そこそこ乗客を乗せてきましたが、それでも空席のほうが多いくらいでした。
立沢バス停で降りたのは私ひとりだけでしたが、林道を登り始めて間もなくの駐車スペースには2台の車が停められていて、ちょうどそのうちの1台から降りた5人組のパーティーが歩き始めていたところ。ご挨拶がてらの会話を少し交わしながら、先を譲って頂きました。
50分に及ぶ林道歩きの後で、ようやく登山道に入ります。すると終始鬱蒼とした樹林の中を進んで、展望は全くなく、林道のほうが気持ちよく歩けていたのでは?、と思うほどでした。しかも登るにつれて結構急になっていきます。
達沢山の頂上は、単独行の男性がひとり先着していただけで、ひっそりとしていました。木々が葉を落としたこの時期は日差しがタップリで、明るい山頂です。山梨百名山の標柱以外には何もありませんが、それがかえって好ましく感じられました。
歩いてきた道のほか、北と西に下る道があり、どちらも明瞭に付けられています。このうち北への下り口付近には、木の幹がベンチ代りに置かれていて、そこに腰かけて休むことにしました。
しばらくすると、先着の男性は西への道を下って行きました。旭山を経て下黒駒方面に下ったのでしょうか。そちらのルートにもちょっとそそられるのですが・・・
達沢山からナットウ箱山へは、やや急な登りになりますが、距離は長くありません。ナットウ箱山の頂上は意外と広さがあって、展望はほとんどありませんが、ここも割と落ち着ける雰囲気です。四等三角点はかなり綺麗な状態を保っていました。
さらに進むと今度は京戸山の標識が立つ地点を通過します。でも全然山頂らしくない上に、さらに先には地形図が1439mと標高点を付けているピークがあって、そこが京戸山系の最高点だと思い込んでいたこともあり、ここは素通りしてしまいました。
ところがその1439mピークに寄ってみると、やや荒れた感じがあって、全く顧みられていないのが明らかな場所でした。こちらこそ、単なる通過点以外の何物でもないようです。やはり標識が言っている通り、京戸山は先程の標識の地点が最高点なのでしょう。
1439mピークから少し戻って、京戸山林道へと下る道に入ります。最初にちょっと危なっかしいトラバース道があって、先行きが不安になりましたが、そこを抜ければあとは良い道で、なだらかな傾斜が続いていきました。
ただし抉れた道に落ち葉が厚く積もって、特に下りではしばしば足を取られそうになります。それさえなければ、雰囲気も良い道なのですが。
でもこれだけの落ち葉があるということは、紅葉の時期はすごく見栄えがしそうですし、新緑の頃も良さそうです。また時期を変えて歩いてみたいと思いました。
かなり下って、急に足元が切れ落ちたので、道の続きはどこへ行ったのかと思ったら、すぐ下に林道が見えて、階段で強引に下ることになり、登山道の最後は何の余韻もなくあっけなく終わりました。
ここからしばらくは、砂利道の京戸山林道を下っていき、二本木山の南東尾根がぶつかってくる地点で林道を離れて、微かな踏み跡を追って二本木山へ向かいます。
ここから二本木山・大沢山を越えて茶臼山までの間は、「コース状況」に書いた通りのヤブっぽい道で、踏み跡も所々で追うのが難しくなるような心許ないものでした。
特に二本木山からの下りでは、一度違う方向に迷い込みそうになって、GPSを見て間違いに気付いて戻ったりしています。
二本木山・大沢山ともにヤブっぽい頂上でしたが、大沢山のほうは開けた空間が少しはあるほか、倒木をベンチ代りにして腰掛けられたりもしたので、二本木山と比べれば快適さはいくらか上でした。
大沢山の先でもヤブ道が続き、作業道の交錯とかもあったりして、しばらくの間はGPSに頼って歩いています。
茶臼山の頂上まで来ると、反対側から破線路が上がってきているだけに、ここは割と普通の山頂で、人の姿も久しぶりに見ました。木々の間から覗くようにする展望が辛うじてありましたが、葉が茂る時期だと何も見えなくなりそうです。
そしてその破線路での茶臼山から下りは、かなりの急坂でした。しかも地面がザレ気味で滑りやすく、速度をセーブして慎重に下ります。
右手にはずっと、眼下に広がる桃畑のピンク色が樹木の間から見え隠れしていましたが、樹木には切れ間が全くなく、写真を撮れる場所はありませんでした。
車道まで下れば、あとは桃畑の中を進んで釈迦堂へと向かいます。1日に3本しかないバスの時間には余裕がタップリあったので、釈迦堂周辺の桃畑をぐるぐる回って、まさに桃源郷という景色を堪能していきました。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2011_04_06/mt2011_04_06.html#20110417
写真主体のブログ版
http://cellist.blog.ss-blog.jp/2011-04-17
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