浅間嶺・一本松・御林山
- GPS
- 04:25
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,197m
- 下り
- 788m
コースタイム
時坂峠 08:55-09:00
浅間嶺(展望台) 09:55-10:05
浅間嶺(最高点) 10:15
人里峠 10:25
一本松 10:50-11:00
数馬峠 11:35
御林山 12:10-12:20
数馬バス停 12:50
天候 | 曇り時々晴れ。雲は多めながらも、日差しも時折あって、まずまずのお天気。薄い雲が展望に影響しなかったのも幸いでした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2009年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
武蔵五日市駅 08:01-(西東京バス)-08:23 払沢の滝入口バス停 (帰り) 数馬バス停 13:19-(西東京バス)-14:22 武蔵五日市駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
この日に巡った3つのピークのうち、一般的に登山対象とされているのは浅間嶺だけで、一本松と御林山はどちらも登山道から少し外れた地点にある単なる三角点ピークです。 これら2つの三角点ピークへの寄り道を除けば、歩いたのは「山と高原地図」の赤実線ルートばかりで、問題になるような箇所は全くありませんでした。 三角点ピークへの道も、一本松へは踏み跡程度でしたが、御林山へは分岐点に標識がある程で、ちゃんとした道でした。距離はどちらもわずかです。 ※デジカメを持ち歩くようになる以前のため、写真はありません。 |
感想
武蔵五日市駅から乗ったバスを、払沢の滝入口で降りて歩き始めます。同じバス停では、私のほかにはトレラン姿の男性がひとり降りただけで、最初から前後には誰も歩いていない、という状況でした。
しばらく舗装道路を歩いてから、標識に従って道路をショートカットする山道に入ります。良く歩かれているらしく、傾斜が穏やかで歩きやすい道でした。
一度車道に戻った後で、再度山道を登っていくと、小さな祠のある時坂峠に到着です。ここは車道が乗り越していて、この先はまたまた舗装道路歩きになります。
この3度目の車道はほとんど平坦で、快調に歩いていくうちに道路が終点になると、そこには峠の茶屋が建っています。茶屋の前には北側が開けて展望を楽しめるスペースがあって、大岳山や御前山などが連なる山並みを見渡せました。
峠の茶屋を後にして登山道に入ると、すぐに「そば処 みちこ」の前を通ります。まだ開店前の時間ですが、なかなか雰囲気の良い店構えでした。
登山道は穏やかな状況が続いて歩きやすく、沢に沿うように進む道は、何回か沢の間近まで寄って、清々しい流れを楽しませてくれました。沢を離れて進むようになってからは、やや単調な道となって、歩きやすいのだけが救いです。
しばらくすると、十字路状の分岐点に出たので、まずは展望台に向かうべく、左手の道を選んでいきます。
稜線に出たところで松生山への分岐道を見送り、ほぼ稜線に沿うように進んでいきます。ピークまで登り切って左右に景色が開けると、そこが展望台でした。
さすがに「山頂」とは書かれていないものの「浅間嶺」と大きく書かれた道標が立つほか、いくつかのテーブルやベンチが置かれています。
浅間嶺の最高点はここではないのですが、ここに立てば、ふつうの人はここを山頂だと認識するでしょうし、この山はそれで良いような気がします。
北側に広がる、大岳山や御前山などが存在感を示す眺めが印象的な一方で、南側を振り返ると地味ながらも長大な笹尾根が見渡せて、それはそれで味のある眺めでした。
展望台から西へ向けて下り、鞍部に降りると、すぐ右手の広場が休憩所になっていました。休憩舎やトイレなどがあり、大勢でくつろぐにはこちらのほうが向いているようです。
ここからの展望も、展望台からのそれと比べて、大岳山や御前山などがある北側に関してはほとんど遜色ありません。ただし南側は全く見られず、東西方向も見える範囲は限られていました。
休憩所から少しだけ人里峠方向に歩き始めると、すぐに道標の立つ分岐点があり、左手に登る道が浅間神社経由と案内されていました。これが浅間嶺の最高点へ向かう道なので、ここを入っていきます。
すぐに浅間神社の小祠の前を通って、さらに登って行くと、簡素な標識が樹木に括り付けられているだけの最高点に到着しました。周囲の樹林のためにほとんど展望もなく、地味な山頂でした。
浅間嶺の最高点の先へも小径が延びていて、しばらくそのまま尾根を歩いてから、登山道の続きに合流します。
登山道は浅間尾根の北面に付けられていて、ほとんど見晴らしはありません。人里峠を通過した先では、路面崩壊のため迂回させられる箇所があって、一旦尾根上に出たりしながら進んでいきます。
道が大きく左にカーブした後で、急に右に折れる地点に出ると、そこには「一本杉(一本松)」と書かれた標識が立っていました。
登山地図や地形図から、標識の地点のすぐ上に一本松という三角点ピークがあることが分かっていたので、道がなくても適当に歩いて寄ってみることにしていました。
ところが標識の所からは、背後のピークへ登る明瞭な踏み跡が延びています。おかげでそれを追っていくだけで済んでしまいました。
比較的急な斜面を強引に直登する道ですが、距離は短くて、下から見えていた範囲だけ登るとすぐにピークに到着です。お目当ての三等三角点も分かりやすい場所に顔を出しています。
でもそこには、三角点と、木の枝に掛けられた「一本松 930m」という標識以外には何もなく、切り開かれてさえもいない単なる木立の中で、人が憩えるようなスペースは全くありませんでした。
一本松から登山道に戻って、さらに西へと進むと、すれ違う人の数が増えてきました。どうやらバスを浅間尾根登山口で降りて、そこから歩き始めた人たちがちょうどやって来るタイミングだったようです。
その浅間尾根登山口への分岐点を過ぎてさらに尾根の続きに入ると、再び静かな山歩きとなりました。
そして数馬峠を過ぎると、それまでの、少々アップダウンがあるだけでなだらかだった道も、どんどんと登りの傾斜が付いていきます。数馬へ下る道の分岐点まで来る頃には、かなり息も上がっていました。
数馬への分岐点からは、御林山の三角点までの間を往復してきます。この三角点も、登山道からは少し脇に外れているので、高度計を確認しながら歩くことにしました。
標高が1070mに近付いたら、そろそろです。右手の斜面に見えてくるはずのピークを見逃さないように、、、と思っていると、なんと、登山道の先に分岐標識が見えてきました。
そこまで行ってみると、それは案の定、御林山への分岐標識です。最悪全く道がないことまで想定していただけに、指示標が右の道を御林山だと示しているのは、ちょっと拍子抜けでした。
右に折れると、先程の一本松よりもさらに急な斜面を登ることになりましたが、下から見えている範囲で登り切れるのは一緒で、わずかな登りですぐに三角的の前に到着です。
樹林に囲まれて展望が全くないことも一本松と同様ですが、雰囲気は落ち着いていて、また少し広さがあるため、ある程度の人数で来てもゆったりと過ごせそうでした。
ただし地味な場所であるのは確かで、それにもかかわらず、3つもの標識に出迎えられたのには場違いな印象が否めませんでした。
御林山を後にすると、もうひたすら下るだけです。先程の分岐点まで戻り、右に折れて数馬への道に入ります。
やや急な道で、同じような傾斜が下り切る手前までずっと続きましたが、やや注意が必要だったのは下り始めの短い区間だけで、あとは急な道にしては比較的歩きやすいものでした。
あっという間に下って、バス道路に出たのは、仲の平バス停の少し西側にある交差点の近く。2005年版の「山と高原地図」や地形図にある登山道の起点よりも、かなり数馬寄りにずれた地点でした。
時間に余裕があったので、仲の平でバスを待たずに、バスの始発点となる数馬バス停へと向かうことにしました。
始発点とはいえ、都民の森から来る連絡バスとの乗り継ぎが行われるので、タイミングによっては最初から席が埋まってしまうこともあります。
このときは期待通りに、武蔵五日市駅から来る折り返しとなるバスが先に着いてくれて、余裕で座れたのですが、まだ昼を過ぎたばかりの早い時間とあってか、その後に都民の森からのバスが着いても、乗り換えてくる人は数えるほどしかいませんでした。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2009_04_06/mt2009_04_06.html#20090613
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