高尾山〜桜と稚児行列

2011年04月17日(日) [日帰り]

• GPS: 05:08
• 距離: 8.3km
• 登り: 476m
• 下り: 462m

コースタイム

10:37高尾山口駅→11:30ケーブル高尾山駅11:35→11:50権現茶屋12:05→12:12薬王院山門前12:42→13:00本堂→13:15奥の院→13:25山頂13:50→(4号路経由)→14:15一号路合流→15:30ケーブル清滝駅前広場15:40→15:45高尾山口駅

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車

コース状況／危険箇所等

　人出はさすがに多いが、やはり震災のせいで外国人が少なめで、昨今のうわさに聞くほどの混雑には至らなかった。当方はパスしたが、桜の時期ながらケーブルも長蛇の列というほどではなかった。

写真

清滝駅前。石碑の右の1号路を行きます

ケーブル高尾山駅の前。桜がきれいだった

山笑う〜杉と若葉と桜の花と…

名物の蛸杉

スーツの上に裃と袴という姿で稚児行列を待つ

山伏一行

稚児行列。子供より大人のほうが多い

女性の山伏がいました

薬王院本堂

奥の院の寒緋桜がきれい

山頂。そこそこの人出です

感想

zaoluck

　「久々に高尾山へ行きたい」。我が家の山ノ神の誘いでミシュランご推薦の観光地へ脚を伸ばすことになった。大震災で外国人観光客が減っているようなので、代わりに散財して観光地を支援しよう……という気持ちがあったのは事実だけれど、半分は多少すいている時に行ってみようという計算で、朝ゆっくり家を出た。
　ちょうど桜が良い時期でもあり、京王線の駅前はかなりの人出で女子トイレは混雑していた様子。それでもケーブル駅前に長蛇の列ができるほどではなかったから、昨今としてはすいている部類に入るのだろうか。
　舗装された1号路を登り出す。平らな道のウオーキングしか知らないヤマノカミは、早くも息を弾ませている。彼女が重ね着した服を脱ぐついでに小休止。やがてジグザグの急勾配に至り、5〜10分に一度は休憩を入れながらゆっくり登った。風がないので少々暑いくらいだが、夏みたいだった昨日と比べれば遥かに爽やかで助かった。
　見晴らしの良いところで振り返れば、霞のかかった向こうにかすかに新宿副都心のビル群が見える。いないかと思った外人さんの姿もチラホラ見えて多少ホッとする。1時間足らずで桜がきれいなケーブルカーの高尾山駅着。この先は傾斜も緩い。早速ヤマノカミはソフトクリームを購い、お散歩気分で歩き出す。門を抜け、左の階段の道を敬遠して右の道を歩むと、やがてほら貝の音が聞こえてきた。薬王院の稚児行列が出るらしい。権現茶屋の前でブラスバンドと山伏を先頭に歩くかわいい稚児行列を見物。後ろについてのろのろ進み、腹も減ったので山門前の茶屋で昼食とした。
食後は山伏の戻りの行列とすれ違い、本堂から急な階段で奥の院へ。紅白の寒緋桜が美しい。後はきつい登りもなく、土ぼこりに辟易しつつ無事山頂へ。桜の花はまだ少々早いようだ。好天ながら霞のかかった下界の視界は利かず、「団子が食べたい」というヤマノカミのリクエストで茶店を覗きながら下山の途につく。ほこりっぽい道に懲りて、帰りは4号路へ。道幅は少々狭いが、人が少なくてかえって快適だ。新緑の中を縫って吊橋を渡り、やっと山歩きの気分を味わう。
　権現茶屋で待望の団子にありつき、1号路を逆に辿ればケーブルの駅。ヤマノカミが頑張るというので、そのまま急坂を下った。3時過ぎというのに今頃登っていく人が多い。かかとの高い靴で歩く若い娘もいて、やはり観光地だなあと思う。午後3時半にケーブルの清滝駅前広場へ。ヤマノカミは観光地支援活動、すなわちお土産品探しに余念がない。