明神平
- GPS
- 06:28
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 811m
- 下り
- 783m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・コース状況-雪は深いがトレースが少しあるので歩きやすい。 ・登山ポスト-登山口にある。 |
その他周辺情報 | ・温泉-やはた温泉 0746-43-0333 |
写真
感想
台高山脈、高見山の南に位置する明神平の雪山を楽しみにやってきました。
西名阪国道針ICからR366-166を通り、大又林道終点の広い駐車地に向かいます。厳冬の積雪期は雪が深く、ここまで来るのが難しいが10台くらいの車が駐まっていました。
平日にもかかわらず想像以上の登山者が訪れているのに驚き、人気の山だと再確認する。
周辺の雪山を眺め、空を見上げると灰色の空を勢いよく雲が流れている。
天候の回復を期待しつつ、ゆっくりと登山を開始する。トレースが付いているので、雪は深いが何とか明神平までは上ることができると勇気づけられる。
直ぐに渡渉が始まるが慎重に渡る。更に渡渉は2回連続する。
明神谷は深い雪に埋もれ、白い綿帽子を被ったような大きな石が巧みに配置され美しい自然の庭園のようだ。沢沿いを登り標高を重ねるごとに積雪は深く、樹氷は大きく銀色に輝き美しい幻想の世界を現出する。
美しい樹氷のトンネルを潜り抜けると、雪でデコレーションされた山小屋が突然現れる。明神平に到着しました。
明神平は薄いガスに覆われ周辺の山々は見えず、ただ広い雪原を強い冷たい風が吹き抜けている。寒さに震えて小屋の軒下に身を隠し重ね着をする。
丁度、昼食時間でお腹は空いている。立ったまま食事をして温かいコーヒーを飲むと身体が温まり気持ちが少しホッとする。
しばらく時間が経過すると、ガスが消えて南側前方に白い樹氷に覆われた三塚が現れる。そして数人の登山者が三塚への山の斜面を登っている。
寒さで体を動かしたいこともあるが、今回は最低でも明神平まで。そして天候や雪の状態により三塚・前山までは登りたいと思っていた。急いでワカンを装着し小屋を出発する。
ワカンは軽く深い雪でも軽快だ。三塚に近づくに従い、振り返ると明神平や山小屋が眼下に広がり、次第に小さくなっていく。そして時折、降り注ぐ気まぐれな陽射しが銀色の雪景色を一瞬、スポットライトのように照らし出す。本当に美しく感動する。
樹氷に覆われたブナ林の三塚を通過し稜線を前山に向かう。前山からの雪景色も最高だ。
チョット気分良くして再び、明神平に戻る。相変わらず雲の流れは速いが、少し空も高く時々青空が覗くようになった。ワカンをアイゼンに履き替えて下山する。天気が回復し青空が拡がる頃、無事登山口に戻ることができた。
時間をゆっくり掛けた贅沢な明神平の山遊び、本当に美しく感動的なものでした。
また来たいね。明神平。
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