青ヶ島 最高峰大凸部と二重カルデラを堪能 伊豆諸島南部4島その1
- GPS
- 05:13
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 800m
- 下り
- 519m
コースタイム
天候 | 晴れ時々くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
船 飛行機
船は安価ですが、波浪対策の弱い港湾施設のため、就航率が驚くほど低くなります。 ヘリは高価な反面、高い就航率を誇ります。ただし、1便当たり9席しかありませんので、1ヶ月前の予約開始時に熾烈な競争になります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
青ヶ島三宝港〜丸山遊歩道入り口 基本的に舗装された車道を歩きます。排水用の案内看板もちょこちょこ出ていてわかりやすいです。 丸山遊歩道 整備された階段や根っこの出た尾根の道を歩きます。一本道の環状道で迷うことはありません。 丸山遊歩道入り口〜岡部集落 こちらも舗装された車道を歩きます。平成流し坂トンネルは急坂でカーブが強くて見通しが悪いので、歩行者は旧道を歩いた方がよいです。 岡部集落〜大凸部 最初は舗装された車道を登っていきます。その後は石の段差や階段を含む登山道を上ります。よく整備されていますので迷うことはありません。 |
その他周辺情報 | 街中にはわずかな居酒屋だけですので、食事は基本的に宿で取ることになります。 丸山にサウナがあります。 |
写真
感想
大ヒットアニメ映画の君の名はの元となった場所では?とネット上で言われている青ヶ島ですが、その点とは関係なく、去年の夏前から訪れたいと強く思っていました。
外側から見た要塞のように海に浮かぶその独特な形と、二重のカルデラという日本ではないような地形にその思いを強く持っていました。
とはいえ、船は天候で安定した運行ができず、ヘリは座席数が少ないため、計画をしたとしても本当に訪れられるかは運次第という、日本の中でも随一の秘境の島です。
前日まで、1週間ほど船は入らない悪天候がウソのような好天に恵まれ、羽田>八丈島>青ヶ島(ヘリ)と速攻で渡り、おいしいお弁当とともに島中を散策できたのは至上の喜びだと思います。
実際に見るその二重カルデラは自然の神秘を感じるとともに、八重山諸島や小笠原と違ってほぼ飾り気のない素の生活感の中に入り込んで歩くその雰囲気は、日本でないような地形と気候の中に、お役所中心の完全なる昔ながらの日本を感じるという独特なものを感じました。
それは植わっている植物でもそうで、小笠原などはどこでも完全に南国の気質なのですが、青ヶ島だと、南国の感じもそれなりに混じりながら、日本本土の雰囲気も大きく残しながらという感じで、独特なものを感じました。
火山が造り上げたその二重カルデラは、島のどこから見ても圧巻で、三瓶山や秋田駒ヶ岳に少し近い雰囲気を感じながらも、その圧倒的景観で魅了する山体には、驚愕でした。
さらに驚愕なのは、夜の酒場で、もんぢさんでのほぼ地元の方の中で飲むあおちゅうは、その味わいも雰囲気もその島独特の格別なものでした。
来たいと思いながら、天候でどうなるかわからないまま当日を迎えた青ヶ島で訪問ですが、最高の一日になって本当によかったと思います。
ちなみにただいま、あおちゅう飲み過ぎでへべれけ・爆睡モードです。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
凄いとこ行ってますね!
こんなとこ行くのespritさんだけだろうと思って検索したら、今年で既に3つレポートがあったのが驚きでした。テレビで見たことありましたが、島の全体が秘境ですよね。
見たことない動物とか出てきそうです。気候は亜熱帯気味なのでしょうか?貴重な体験でしたね。
ryo8641さん、こんにちはー!
コメントありがとうございます。
凄いとこ ほんとそうですねー アクセスの悪さが一番凄いとこですが、自然が造り上げた景色も凄く、あおちゅうも凄く、地元の方の夜の楽しみ(居酒屋)も凄くで、たった一泊の滞在ですが、濃く濃く満喫できました。
気候的には、ほんのちょっと亜熱帯入っているけど、基本は本土的です。宮崎とか鹿児島くらいかと思います。小笠原は完全に亜熱帯の太平洋の島でちょっとだけ本土的という感じで、その辺りは大きく感じ方が違いました。
好天に恵まれ本当に貴重でいい日になりました
アクセスにヘリを使うあたりespritさんらしいですね。やはり島を良く知っているといいますか。。私も伊豆七島をいろいろ行ってますが青ヶ島は行ってません。
やっぱり島時間が流れるこの雰囲気は良いてすよね❗。雑踏を外れたと言いますか、ゆったりした生活感を感じます。
カルデラはホント造形のようで見ごたえありますね。明らかにそれとわかりますし。
ikajyuさん、こんにちは!
島旅・島歩きと言えば、当然ikajyuさんが造詣が深く、いろいろ行かれてますね。
私ももちろん式根島などの北部の島も興味津々ですが、今回はアクセスの特に厳しい南部を先にやってしまうつもりで計画しました。
島時間ですが、今回の青ヶ島では、上陸を確実なものにするために、天候を見て行きを完全にヘリに決め込んで、東京から飛行機とヘリで一気に乗り込んだため、あまり感じることはありませんでした。
でも、帰りで見事にはまってしまいました。
天候がいいためせっかくならあおがしま丸で帰ろうということで(帰りは両天秤かけられるように準備していました。)、船旅に変更したんですが、行きも一時間遅れる(たぶん積み込みのせい!?)は、荷下ろしと積み込みに1時間半かかり、しかも波が高いせいでいつでも出られるように乗客はその間揺れる船内で待機になり、出航後しばらくすると船酔いで大変でした。。結局八丈に帰れたのは定刻の2時間半も後でした。
それでも気分の悪いのが収まった後は、ヘリと船の両方を堪能でき、秘境の島も好天の中満喫でき、地元の居酒屋で楽しめたという、満足感ばかりです。
いやはや、いい島でした
わたしが屋久島へ行ってる間、espritさんはこんな凄いトコに手を出していたのですね!羨ましい限りです。アクセスの悪さ、景色の素晴らしさ等々、聞いてはいましたが想像の上を行っており、いつか行ってみたいSPOTが増えましたよ
他のも含め素晴らしいレコを読ませて頂きました
peachk4cさん、こんにちは!
島の景色ももちろんですが、あおちゅうのおいしさに毎日飲んだくれに、通常はとんでもないアクセスの悪さに、そして今回に関してはそれを上回るあまりの天候運にと、いろいろと想像の上を行っていました。
毎日の晴天で目標の島々山々を目標以上に達成でき、本当によかったです。
今日は今から三宅島を軽く散策します。しかし、昨日の晩の悪天候で、島から東京に帰る船は欠航で来ません。小さな青ヶ島や御蔵島でそんなことになる想定はありましたが、大きな三宅島でそうなるとは・・・
さてさてどうなることやら 請うご期待 です。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する