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記録ID: 6139480
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ハイキング
伊豆・愛鷹

【青ヶ島】槍の坂〜流し坂・大千代港敗退・丸山

2023年11月03日(金) [日帰り]
 - 拍手
tamoshima その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:17
距離
10.6km
登り
852m
下り
987m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:10
休憩
0:08
合計
4:18
12:54
218
スタート地点
16:32
16:33
21
16:54
17:01
4
17:05
17:05
7
車移動を含む
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・槍の坂:廃道だがテープによるマーキングがあり辿りやすい
・流し坂:廃道だが歩行には問題がない。
・大千代港:旧来の道は崩壊しており大千代港へは行けない
・丸山:歩きやすい遊歩道
コース状況/
危険箇所等
【他の記録】
・槍の坂
でいらほん通信(敗退):http://deirahon.com/sub/DE/DE36.html
・流し坂
山さ行がねが:https://yamaiga.com/road/tpr236_nagashi/main.html
・大千代港
山さ行がねが:https://yamaiga.com/road/oochiyo/main.html
・丸山
記録多数
槍の坂の岡部側入口から登っていくtamoshima
2023年11月03日 12:56撮影 by  Galaxy A54 5G, samsung
11/3 12:56
槍の坂の岡部側入口から登っていくtamoshima
序盤だけ道界石が設置されていた
2023年11月03日 12:59撮影 by  Galaxy A54 5G, samsung
11/3 12:59
序盤だけ道界石が設置されていた
少し登ると外輪山を切通しで越える。この切通しが最も顕著な遺構
2023年11月03日 13:02撮影 by  iPhone 8, Apple
11/3 13:02
少し登ると外輪山を切通しで越える。この切通しが最も顕著な遺構
多少の石垣もあった
2023年11月03日 13:27撮影 by  Galaxy A54 5G, samsung
11/3 13:27
多少の石垣もあった
流し坂旧道の、全力で落ちるのを止めている岩塊
2023年11月03日 14:15撮影 by  iPhone 8, Apple
11/3 14:15
流し坂旧道の、全力で落ちるのを止めている岩塊
駐車地のそばから大千代港を見下ろす:遥か下にある
2023年11月03日 14:40撮影 by  Galaxy A54 5G, samsung
11/3 14:40
駐車地のそばから大千代港を見下ろす:遥か下にある
すっかり錆び落ちたガードレール
2023年11月03日 14:42撮影 by  Galaxy A54 5G, samsung
11/3 14:42
すっかり錆び落ちたガードレール
手摺がぼろぼろの階段を下るtamoshima
2023年11月03日 14:46撮影 by  Galaxy A54 5G, samsung
11/3 14:46
手摺がぼろぼろの階段を下るtamoshima
海へと続く大ガレへ下っていく階段
2023年11月03日 15:02撮影 by  Galaxy A54 5G, samsung
11/3 15:02
海へと続く大ガレへ下っていく階段
階段の先は残置ロープがあったが、かなりザレていて危険
2023年11月03日 15:06撮影 by  iPhone 8, Apple
11/3 15:06
階段の先は残置ロープがあったが、かなりザレていて危険
酷いザレ場を下るS野
2023年11月03日 15:13撮影 by  iPhone 8, Apple
11/3 15:13
酷いザレ場を下るS野
大千代港が近づいてきたが、これ以上は下れず断念
2023年11月03日 15:28撮影 by  iPhone 8, Apple
11/3 15:28
大千代港が近づいてきたが、これ以上は下れず断念

感想

 青ヶ島初日の午後は、島でもマイナーな所へ行ってみることに。

【槍の坂】
 まずは、槍の坂の廃道。流し坂が昭和30年ごろに開通するまでは、岡部と池之沢を結ぶメインの道だったと思われる道で、今も地理院地図には破線で記載されているが、最近通り抜けたという記録は見つからず、どのようなものかと思っていた。
 都道を車で走るとそれらしい入口が見つかったので、近くに車をとめて入山。最初だけ酷い藪だったが、それを抜けて日陰に入ると道型が非常に良く残っており、幅2m程度か。いかにも歩道として整備された感じの緩やかな斜面を登っていくと、外輪山に掘られた切通しが出てくる。旧態を保っており、古道然としていて良い。
 事前に読んでいた「でいらほん通信」ではハンブンカミサマなる中間地点までも辿り着けなかったとされているので、厳しいかと思っていたが、切通しを抜けても道型がはっきりしているし、それどころかピンクテープや水色テープによるマーキングすらある。所々、崩れたのか分かりにくい箇所もあったが、テープの助けもあり順調に辿れる。しかし、ハンブンカミサマなるものは見つからず、小規模な石垣はあったがさほど立派な土木構造物もなかったので、やや飽きてくる感じであった。そのまま難所も見所もなくカルデラ内の道路に出て、探索は終了。

【流し坂旧道】
 ここは「山さ行がねが」で詳細にレポートされていたが、その時(2016年)よりも廃道化が進んでおり、もう車輛の通行は不可能そうになっていた。途中、11本ものワイヤーを使い、絶対に落とすまいとしている岩塊があったのが興味深かった。

【大千代港への廃道】
 ここも「山さ行がねが」で詳細にレポートされているが、その時(2016年)よりも大幅に崩壊が進んでいた。
 酷く錆びて落ちたガードレールのある車道はすぐに終わり、立派なコンクリ―ト階段となるが、これも程なくして終わる。その先は藪の中に踏み跡が続き、部分的に仮設階段もあるが、非常に砂っぽい藪なので体中砂だらけになり辛いところ。藪を抜けるとザレ場へ下っていく階段があり、その末端には残置ロープが付けられている。結構危なそうだが、一応大丈夫そうなので、このロープを辿って下ってみるが、ロープの末端から先が悪いザレ場。結構怖い思いをして次の仮設階段まで進むが、これも一体何に固定されているのかが分からない。さらに藪漕ぎをして下ってみたが、結局周囲をぼろい崖に囲まれてしまい、懸垂下降等の手段を使わずに大千代港へ辿り着くのは不可能という結論に達した。
 帰り道は、やばい残置ロープとザレ場を通過せずに済むよう、藪を漕いだが、それはそれでなかなかきつい藪だった。

【丸山遊歩道】
 丸山は、椿を植林した際に防風林として元の林を縞状に残したことに由来すると言われる、縞模様が特徴的な山である。この遊歩道を歩けばその様子が内側から確かめられるかとも思ったが、全体的に樹木が成長してしまったようで、あまり縞模様を体感することはできなかった。

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