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Yamareco

記録ID: 107056
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

雲取山から飛龍山縦走に挑戦

2011年04月23日(土) 〜 2011年04月24日(日)
情報量の目安: B
都道府県 埼玉県 東京都 山梨県
 - 拍手
GPS
30:50
距離
28.5km
登り
2,130m
下り
2,114m

コースタイム

<一日目>
10:30 鴨沢バス停出発
13:30 七ツ石小屋(昼食、雑談)
15:00 七ツ石山
17:30 雲取山頂
18:20 雲取山荘(一泊)

<二日目>
06:30 雲取山荘出発
11:00 北天のタル(飛龍山断念)
14:00 三条の湯
17:20 お祭りバス停
天候 一日目は雨
二日目は快晴
過去天気図(気象庁) 2011年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
07:44のホリデー快速で奥多摩駅まで。
奥多摩駅から丹波行きのバスにのり、鴨沢で下車。
コース状況/
危険箇所等
一日目は雨・風と悪天候でしたが、鴨沢コース自体は広く、非常に良く整備されていたため危険個所はありませんでした。雲取山頂まで雪はありませんでした。ただ、雲取山頂から雲取山荘に下る道は山の北面にあり、シャーベット状の雪・氷がかなり残っていました。急な下り坂なので、アイゼンが必要でした。

二日目は晴れでした。まき道を使わず、雲取山頂経由で縦走路に出ましたが、今度は山頂までの登り道がカチンカチンに凍っていたので、再びアイゼンが必要でした。雲取山と飛龍山をつなぐ奥秩父主脈縦走路は鴨沢コースほどは整備されておらず、ところどころヒヤっとするような渡橋や細道がありました。北天のタルから、ようやく飛龍山への本格的な登りがはじまりますが、この道では膝まで雪が積もっているところもありました。やわらかいところと凍ってるところの見分けがつかず、その上トレイルがまともに見えないので数百メートルで断念し、北天のタルに戻りました。ルート変更し、三条の湯経由でお祭りバス停に向かいましたが、長距離の下り坂のため膝を痛めないように気を使う一方、危険個所はありませんでした。三条の湯を過ぎるとすぐ山道終点になり、林道に切り替わります。

お祭りバス停についた頃バスがなくなっていたので、携帯電話でタクシーを呼んで奥多摩駅に行きました(お祭りではドコモしかつながりませんでした)。下山後は、お気に入りの「もえぎの湯」に立ち寄ってから、駅のすぐ隣にある小さなおでん屋さんで軽く食事をしました。とてもおいしかったです。
二日目の雲取山頂です。空は雲ひとつなく、南アルプスや八ヶ岳も見えました!
2011年04月26日 15:41撮影 by  SA001, KDDI-KC
1
4/26 15:41
二日目の雲取山頂です。空は雲ひとつなく、南アルプスや八ヶ岳も見えました!
撮影機器:

感想

今回の目的は初めての小屋泊を経験することと、ちょっと長めの縦走コースに挑戦することでしたので、身近でポピュラーな雲取山を中心にプランニングしました。地図を眺めていると、聞いたことのない「飛龍山」というかっちょいい名前に目がひかれ、しかも縦走路からの眺めが素晴らしいとのことで、ここをチョイス。

一日目はあいにくの天気でしたが、鴨沢コースに挑むパーティは他にも2、3組いました。コースが長い分、傾斜は緩やかで登りやすく、雨のストレスを軽減してくれました。ただ、1,700mの七ツ石山あたりから風が強くなり、体感的に気温がグッと下がりました。七ツ石小屋のお兄さんがとても気さくで話が面白く、ついついストーブのそばで長居してしまい、その時点で雲取山荘への遅刻が確定。七ツ石山、雲取山頂を経て、最初の難所は雲取山頂から雲取山荘に下る道でしたが、アイゼンが必要でした。日没と同時に山荘に到着しましたが、やはり、ちょっと注意されてしまいました。反省です。でも、とてもステキな施設で、スタッフもいい人たちでした。こんなところで温かい食事、コタツ付きの部屋、水洗トイレ、ふとん、乾燥室、ジュース、お弁当、喫煙所・・・過剰な表現抜きで、考えられないほど充実しています。ヘリポートが近くにあるのがこの小屋の強みでしょうか。

二日目は快晴。お弁当を受け取り、6:30に出発(出発時間も遅いと注意され(苦笑))。アイゼンを装着して、再び雲取山頂へ。景色が本当に素晴らしく、富士山と南アルプスがくっきり見えました。一日目の苦労がこれで全部報われた気がします。そこから、奥秩父主脈縦走路を2時間ほど歩きますが、ずーっと富士山と一緒にお散歩、とても贅沢なトレイルです。登り返して三ツ山を通過し、ようやく飛龍山まであとちょっとといった北天のタルで昼食。ただ、ここから先は急に深い残雪に会い、残念ですが危険すぎるので北天のタルに戻り、三条の湯経由で下山することにしました。三条の湯までの道はしつこい下り坂で、膝がガクガクになってしまいました。三条の湯を過ぎると、すぐ林道に切り替わったので膝は大喜びでしたが、6-7キロほど単調な帰り道でした。またもや日没にバス停に到着し、タクシーで温泉へ直行。

奥多摩駅から歩いて10分くらいの「もえぎの湯」はよく使っていますが、リーズナブルな値段で良いお湯です。次回は「のめこい湯」にも行ってみたいです(飛龍山ルートに成功していたらこちらにする予定でした)。温泉を出ると、奥多摩の星空がおまけで見れました。駅のそばのおでん屋さん、かなりいい味だしてます。おすすめです。

今回、飛龍山まで行けず残念でしたが、雲取山と奥秩父主脈縦走路からの眺めは格別でした。地図読みやエスケープルートについて色々考えさせられたり、アイゼンの練習もでき、良い経験でした。あと、これだけの距離を歩くのも初めてだったので、少しだけ成長できた気がします。

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