藤原岳〈春山のような…〉
- GPS
- 04:48
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 1,024m
- 下り
- 1,011m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
・藤原休憩所-トイレ、洗い場あり |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山ポスト-登山口 |
写真
感想
藤原岳は鈴鹿国定公園の三重県いなべ市と滋賀県東近江市との境界にある標高1,144mの山。鈴鹿山脈の北部に位置し日本三百名山、また周辺はフクジュソウやセツブンソウなどの群生地で花の百名山に選定されている。
三重県側のいなべ市には、表道と裏道の登山道があり、両道は八合目で合流する。今回の藤原岳山行コースは3/8の下見の結果、表道・大貝戸登山口からのピストンとなった。
大阪を7:30に出発し約2時間で登山口に到着する。今回の藤原岳雪山ハイクは総勢21名の団体登山となり足の強い人、弱い人といるので2グループに分けて、それぞれの歩測で歩くことにした。
登山口から藤原岳山頂方面は見上げるとそそり立って見えるが、九十九折のジグザグ道はきれいに整備され、八合目合流点までは比較的に登り易い。ただ、六合目を過ぎると山道の雪が踏み固められ凍っているので滑り易くアイゼンを早めに装着する。
八合目から山頂までは新雪もあり雪が多く、急坂が連続するのでゆっくりと登ることになる。
九合目付近の尾根は見晴らしが良く、眼下に藤原の集落が拡がり、南側の尾根斜面には太平洋セメント藤原鉱山の一部が垣間見られる。
登山口から約2時間半、12:30頃藤原山荘に到着する。山頂近くのこの山荘は現在、避難小屋となっているが山頂周辺は昔日の藤原スキー場の面影が今も残っている。
山荘で昼食と休憩を取り、目の前にある藤原岳山頂を目指す。山荘から山頂までは20分ほどで登ることができる。
山頂は比較的平坦であり、山頂及びその北西にある標高1,171mの天狗岩は展望地となっている。
山頂からは南に竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、御在所ヶ岳が連なる雪の鈴鹿山脈の山々を望むことができる。
北側に御池岳や銀色に輝く冠雪の伊吹山を遠望でき感動する。
それでも春の訪れとともに着実に雪は減少し、雪を載せた山脈が白色から鈍色に刻々と変化するのを感じる。
3日前は冬山だったが今日は春山のように感じだ。
上空では冷気と暖気が激しく鬩ぎ遭う移ろいの季節でもある。
それでも雲が空を覆い陽射しが消えると冷たい風が頬を打つ。
身体も冷えて自然と歩速が早まり下山の山道を急ぐ。
帰り道の九合目付近でフクジュソウを探すが今回も、見ることができず残念だ。
14:40無事、大貝戸登山口に到着する。
ただ先発隊のみがこの時間に下山したが、後続部隊は16:00計画通りの時間に到着することになる。例年は雪解け水でドロドロの登山道になってしまうことで有名な藤原岳ですが、今年は雪が多く踏み固められて靴も汚れませんが、登山口の休憩所にある靴洗い場には助かりました。
登山帰りの車中はビールやお酒で盛り上がり賑やかで楽しい道中になりました。
次回の4月の雨乞岳縦走バスハイクが楽しみですね。
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