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記録ID: 108827
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ハイキング
丹沢

【御正体山】 大震災で萎縮した登山への意欲をリハビリ!

2011年04月30日(土) [日帰り]
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りきまる その他1人
GPS
04:57
距離
9.0km
登り
1,051m
下り
795m

コースタイム

御正橋05:50→登山道入り口06:23→07:15主稜線07:30→08:07御正体山山頂08:50→10:07送電線鉄塔10:17→石割山分岐10:28→10:58山伏峠
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2011年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
山伏峠の山中湖側に4〜5台駐車可能です。道志側には駐車可能なスペースはありません。
山伏峠から臼井平登山口までは、自転車で移動しました(御正橋までは下りのみなのでラクチンですが、そこから登山口までは登りです。)
コース状況/
危険箇所等
・ 山伏峠から道志に向かって国道413号線をしばらく下り、御正橋手前で左折して舗装路を上っていくと、30分ほどで登山道の入り口に出ます。
・ 登山口からは、沢沿いによく踏まれた歩きやすい登山道が続きます。広葉樹林帯の中のとても良い雰囲気の道です。
・ 20分ほど登ると、沢から離れ、主稜線の南側にある急勾配の支綾線にとりつきます。ここはかなりの急登です。
・ 急登を30分少々がんばると、やがて勾配がゆるみ、道坂トンネルから続くメインルートと合流します。
・ ここまで、登山道入り口から約1時間10分ほど。休憩にちょうど良いところです。
・ 休憩後は、御正体山への直登となり、ここもかなりの急勾配が続きます。ただし、登山道そのものはよく踏まれていて危険なところはありません。
・ 標高が上がるにつれ、周囲の木々は、ブナやミズナラなどの広葉樹林から、コメツガやモミなどの針葉樹林も混じった混成林へと変わってきます。
・ やがて勾配がゆるむと、広々とした御正体山の山頂部に出ます。時刻は08:07。さきほどの休憩地点から約40分弱でした。
・ 山頂一帯は、周囲を樹林に囲まれた平坦地となっていて、テーブル・ベンチもあり、休憩によいポイントです。ただし、展望はありません。
・ ここで、早めの昼食としました。私のメニューは、ラーメン&ビール。相棒のとぼさんは運転手なので、ビールの代わりにノンアルコールビールでした。
 (とぼさん、私だけビールを楽しませてくれて、ありがとう!)
・ 40分少々の昼食休憩の後は、前ノ岳、中ノ岳、奥ノ岳を経て山伏峠へと下ります。
・ しばらくはコメツガやモミなどの針葉樹林帯の道となります。穏やかな天気の中、気持ちの良い道を下ります。
・ 木の間越に富士山を望みながらの歩きとなりますが、靄が多く、残念ながら富士山は霞んでいました。
・ 山頂から25分で前ノ岳に到着。さらに20分少々で中ノ岳に到着です。このあたりは、落葉松の林がありました。
・ さらに30分ほど歩くと、送電線の鉄塔に到着しました。ここからは、間近に富士山が望めます。また、南東側には大室山から菰釣山へと続く稜線も。
・ ここで10分ほど休憩していると、3人のトレイルランナーがやってきました。
・ 5月15日に第3回 道志村トレイルレースがあるようです。 http://www.k-y-trail.com/doushi/index.html
・ 彼らは、あっという間に我々を追い抜いて走っていきました。こちらは、のんびりとぼとぼ。時間はたっぷりありますので。
・ 鉄塔から6分ほどで奥ノ岳に到着しましたが、ここから振り返って見た御正体山はとても立派な姿が印象的でした。
・ さらに、バイケイソウの群生地の中を歩き、10:28に石割山分岐に到着。ここから左に折れて山伏峠に下ります。
・ 山伏峠への下りは、所々、とても急なところがあり、トラロープを頼りに下りました。本日のコースの中で気をつけたいところは、この下りのみでした。
・ クルマを置いた場所には、10:58に到着。行動時間は約5時間でした。
05:35 山伏峠にクルマを置いて、自転車で登山口に向かいます。
2011年04月30日 05:35撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 5:35
05:35 山伏峠にクルマを置いて、自転車で登山口に向かいます。
05:50御正橋に到着。ここを左折して坂道を上っていきます。
2011年04月30日 05:49撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 5:49
05:50御正橋に到着。ここを左折して坂道を上っていきます。
06:03 自転車で坂道を上るのはきついので、途中で自転車をデポして歩き始めました。
2011年04月30日 06:03撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 6:03
06:03 自転車で坂道を上るのはきついので、途中で自転車をデポして歩き始めました。
しばらく歩いていると、突然、建物が現れました。別荘村でしょうかね。
2011年04月30日 06:16撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 6:16
しばらく歩いていると、突然、建物が現れました。別荘村でしょうかね。
06:23 登山道入り口に到着。大阪ナンバーのレガしーが1台ありました。
2011年04月30日 06:23撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 6:23
06:23 登山道入り口に到着。大阪ナンバーのレガしーが1台ありました。
沢沿いの気持ちよい登山道を上ります。
2011年04月30日 06:29撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 6:29
沢沿いの気持ちよい登山道を上ります。
沢を渡渉するとぼさん。誘ってくれてありがとう。
2011年04月30日 06:32撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 6:32
沢を渡渉するとぼさん。誘ってくれてありがとう。
06:41 ここで沢筋から離れ、右手の支稜線方向に向きを変えます。
2011年04月30日 06:41撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 6:41
06:41 ここで沢筋から離れ、右手の支稜線方向に向きを変えます。
06:51 支稜線の登り。結構な急坂です。
2011年04月30日 06:56撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 6:56
06:51 支稜線の登り。結構な急坂です。
07:03 左手に目指す御正体山が見えてきました。でも、まだ遠いです。
2011年04月30日 07:03撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 7:03
07:03 左手に目指す御正体山が見えてきました。でも、まだ遠いです。
07:09 六合目
2011年04月30日 07:09撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 7:09
07:09 六合目
静かで気持ちの良い登山道です。
2011年04月30日 07:12撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 7:12
静かで気持ちの良い登山道です。
07:15 道坂トンネルから続く主稜線に出ました。ここで15分ほど休憩しました。
2011年04月30日 07:15撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 7:15
07:15 道坂トンネルから続く主稜線に出ました。ここで15分ほど休憩しました。
主稜線の登り。ブナやミズナラ、コメツガの混成林の中を歩きます。
2011年04月30日 07:33撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 7:33
主稜線の登り。ブナやミズナラ、コメツガの混成林の中を歩きます。
07:41 八合目
2011年04月30日 07:41撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 7:41
07:41 八合目
山頂手前。ようやく傾斜がゆるんできました。
2011年04月30日 08:05撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 8:05
山頂手前。ようやく傾斜がゆるんできました。
08:07 御正体山の山頂に到着しました。展望はありませんが、広場の中にテーブル・ベンチがあって休憩には最適です。
2011年04月30日 08:07撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 8:07
08:07 御正体山の山頂に到着しました。展望はありませんが、広場の中にテーブル・ベンチがあって休憩には最適です。
山頂の祠と自然保全地区の解説板。
2011年04月30日 08:07撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 8:07
山頂の祠と自然保全地区の解説板。
広々した山頂。指導標も整備されています。
2011年04月30日 08:11撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 8:11
広々した山頂。指導標も整備されています。
ここでラーメンの昼食。ビールも!とぼさんは運転するのでノンアルコールビールでした。申し訳ない!
2011年04月30日 08:26撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 8:26
ここでラーメンの昼食。ビールも!とぼさんは運転するのでノンアルコールビールでした。申し訳ない!
08:50 下山開始です。正面が進行方向(南側)。
2011年04月30日 08:49撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 8:49
08:50 下山開始です。正面が進行方向(南側)。
少し歩くと、また祠がありました。
2011年04月30日 08:52撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 8:52
少し歩くと、また祠がありました。
この付近はコメツガやモミなどの針葉樹林が多いです。
2011年04月30日 08:54撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 8:54
この付近はコメツガやモミなどの針葉樹林が多いです。
穏やかな天気の中、気持ちの良い道を下ります。
2011年04月30日 08:56撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 8:56
穏やかな天気の中、気持ちの良い道を下ります。
09:05 木の間越に富士山が見えました。
2011年04月30日 09:05撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 9:05
09:05 木の間越に富士山が見えました。
09:15 前ノ岳
2011年04月30日 09:14撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 9:14
09:15 前ノ岳
御正体山を振り返る。
2011年04月30日 09:19撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 9:19
御正体山を振り返る。
09:38 中ノ岳
2011年04月30日 09:38撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 9:38
09:38 中ノ岳
09:58 送電線鉄塔巡視路との分岐に出ました。地図には書いてありませんが、外寄林道(鹿留林道?)に降りられるようです。
2011年04月30日 09:58撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 9:58
09:58 送電線鉄塔巡視路との分岐に出ました。地図には書いてありませんが、外寄林道(鹿留林道?)に降りられるようです。
送電線鉄塔が見えてきました。
2011年04月30日 10:05撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 10:05
送電線鉄塔が見えてきました。
10:07 送電線鉄塔で休憩です。
2011年04月30日 10:07撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 10:07
10:07 送電線鉄塔で休憩です。
写真を撮るとぼさん。左手には富士山が見えています。
2011年04月30日 10:07撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 10:07
写真を撮るとぼさん。左手には富士山が見えています。
富士山には雲がかかってしまいました。靄でかすんでいますね。
2011年04月30日 10:10撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 10:10
富士山には雲がかかってしまいました。靄でかすんでいますね。
鹿留山 標高1,632メートル
2011年04月30日 10:10撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 10:10
鹿留山 標高1,632メートル
大室山から弧釣山へと続く稜線。雪のある季節に歩いてみたいです。
2011年04月30日 10:10撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 10:10
大室山から弧釣山へと続く稜線。雪のある季節に歩いてみたいです。
何の花でしょうか?
2011年04月30日 10:14撮影 by  DMC-G1, Panasonic
1
4/30 10:14
何の花でしょうか?
10:23 奥ノ岳。背景は御正体山。ここから見ると立派な山です。
2011年04月30日 10:23撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 10:23
10:23 奥ノ岳。背景は御正体山。ここから見ると立派な山です。
バイケイソウの群生地。
2011年04月30日 10:27撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 10:27
バイケイソウの群生地。
10:28 石割山分岐。ここを左に折れて、山伏峠へと下ります。
2011年04月30日 10:28撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 10:28
10:28 石割山分岐。ここを左に折れて、山伏峠へと下ります。
途中、かなりの急坂があります。
2011年04月30日 10:42撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 10:42
途中、かなりの急坂があります。
10:51 ここを右に下りました。
2011年04月30日 10:51撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 10:51
10:51 ここを右に下りました。
10:57 山伏峠の先にある廃屋に出ました。
2011年04月30日 10:57撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 10:57
10:57 山伏峠の先にある廃屋に出ました。
10:58 駐車しておいたクルマに戻りました。
2011年04月30日 10:58撮影 by  DMC-G1, Panasonic
4/30 10:58
10:58 駐車しておいたクルマに戻りました。

感想

・ 東日本大震災では、私の住む茨城県でも大きな被害を受けました。
・ 最大震度6強の揺れと沿岸部をおそった4メートルを超える津波により、死者23名、住宅の全半壊は約八千棟に上りました。
・ ライフラインが寸断され、私の自宅に電気が通じたのは地震からまる2日後。上水道に至っては、復旧までに10日間を要しました。
・ 電気も水道も通じ、ガソリンがあるこれまでの「普通の暮らし」が、いかに豊かなものであったのか、改めて考えさせられました。
・ そして、そうした「普通の暮らし」があって初めて、登山を楽しめていたことに気づかされました。
・ そんな中、東日本大震災や福島第一原発の放射性物質漏洩事故による避難民の困難な状況を知るにつけ、私はすっかり登山への意欲を失ってしまいました。
・ でも、その震災もすでに2ヶ月近くが過ぎ、これまでの生活を取り戻そうという動きも加速してきています。

・ 私もそろそろ、以前の生活に戻らなければ、登山を再開しなければ、という思いがあったのですが、なかなか一歩踏み切れませんでした。
・ そんなとき、山仲間である「とぼさん」から御正体山への登山のお誘いを受け、今回、登山の再開ができました。
・ 御正体山登山は、行動時間が5時間というハイキングでしたが、静かで心地よい森の中を歩くことができ、久しぶりにリラックスしました。
・ 大震災で萎縮した登山への意欲を、リハビリできたような気がします。
・ とぼさん、本当にありがとう。お誘い頂かなければ、再開できていなかったと思います。
  (とぼさんのHP http://tobotobo.sakura.ne.jp/ )
・ まだまだ、以前のモチベーションには至っていないですが、少しづつ、登山への意欲を高めていきたいと思います。

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