記録ID: 109194
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ハイキング
奥秩父
第26回・外秩父七峰縦走ハイキング大会
2011年04月24日(日) [日帰り]
- GPS
- 12:07
- 距離
- 37.5km
- 登り
- 1,705m
- 下り
- 1,694m
コースタイム
06:11小川町駅-07:18官ノ倉山-08:17和紙の里-09:45萩平丁字路-10:58笠山-11:14笠山峠-11:39堂平山-12:17剣ヶ峰-12:31白石峠-定峰峠-旧定峰峠-14:15大霧山-14:45粥新田峠-15:35二本木峠-15:31皇鈴山-16:08登谷山-18:18鉢形城歴史館ゴール
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
七峰縦走完歩しました。 七峰縦走とは…正式名は「外秩父七峰縦走ハイキング大会」といい、東武鉄道が主催してます。参加料は切手代だけなので無料に等しく、毎年7000人の応募が1週間でいっぱいになると言われるモンスター大会です。 多摩地区の友人S田さんちにS藤嬢、T野嬢と4人で前泊。 ちなみにはねばたは今回風邪のため欠席しました。 前日は21:30ころ寝て、03:20に起床。 03:40に予約済みのタクシーに乗り込む。 小川町駅前のローソンは売り切れだったらやばいので、発車後最初に見つけたコンビニで行動食を購入。 05:00小川町駅前に到着。 受付開始は06:30なのになぜこんなに早いかというと、東武の始発が到着すると恐ろしいくらいの大混雑になってしまうからだ。 本当は東武鉄道主催のため東武に乗らなきゃいけないと思うのだがしかたない。 ちなみに05:00到着でざっと200人目くらいであった。 山の手山岳会で何度かお会いしているumetyanさんも今回参加と聞いて探したら、なんと最前列にいらっしゃった。 これがキャンディーズの解散コンサートの行列だったら芸能レポーターに「いつから並んでますか?」と絶対にインタビューされる位置どりだ。 小川町駅前のローソンも売れるであろうおにぎりやパンなどを店の外に並べ、売り子も10人くらいで対応していた。 06:30に受付開始予定だったが、06:00過ぎに始まる。 エントリー用紙を出して、コース地図、チェック用紙、おまけの手提げ袋になる座布団をもらう。 みんな血相変えて受付に殺到してかなり怖い。 いちよう地震のチャリティー大会なので、募金してスタート。 ふと後ろを振り返るとあり得ないほど長い行列が続いていた。 一峰目の官ノ倉山まではかなり長い舗装が続く。まわりの人達が早歩きなので、我々もいつもよりはやや早く歩いた。 しかし抜かれることが圧倒的に多く、なかには走っている人もいる。 競走でもトレランでもないので走ってはいけないのだが実際は走っている人は多い。 このあたりでS田氏友人のN山さんが追い付く。N山さんは前泊し始発の電車で到着したのでスタートでは私たちとずいぶん差があったはずだが、かなり早歩きだ。 まもなく官ノ倉山の登りに入る。道が狭くなるとこの人数では渋滞してくる。 さらにここには鎖場があり(ざれた所に鎖を設置しているだけで危険箇所ではない)さらに渋滞。 官ノ倉山のピークは行かず、ピーク下で下りに入ったやや広い道がチェックポイント。 スタッフに記録カードを渡しスタンプを押してもらう。 小学校の時のラジオ体操のスタンプを思い出す。 下るとすぐに舗装で、まもなく和紙の里に到着。 トイレ済まし、菓子パンを食う。売店多く、野菜や缶ビールまで売っていた。 また長い舗装を歩き萩平へ萩平にもトイレと臨時の売店あり。 ここから笠山までは今年の1月3日新年登山で歩いた区間だ。 整備された登山道だが、この登りも渋滞。ペースは上がらない。 いらいらして無理矢理狭い道で追い越していく人多数あり。 笠山も山頂下のやや広いところがチェックポイント。 下るとすぐに笠山峠。 また軽い登りで堂平山。3つ目のチェックポイントだ。この山頂は文字通り平で天文台などもある。 きれいで立派なトイレもあるがかなり混んでいて全員そろうのに約30分かかった。おにぎりなど食う。 少し休み過ぎたが、みんなにとって落ち着いて考えるいい時間になった。 コース資料に足切り時間が書いてあるのだが、最初のうちはチェックポイントの制限時間を案ずるまでもなく余裕でクリアする。 しかし後半は次々と現れる制限時間というモンスターと戦わなければならない。 よくよく見ると、コースタイム通りに歩いていると絶対に制限時間に引っ掛かることが判明。 さあどうする私たち… このコースはうまく出来ていて、笠山から二本木峠までぐるりと尾根続きに歩くのだが、各地点から白石車庫方面に下山できる道がある。 タイムアウトになり各地から下山した人は、路線バスに乗り(有料)小川町駅前に戻れるようになっている。 ちなみに途中リタイアでも翌年その続きを歩いてゴールすれば、合わせ技一本で完歩になるというルールもあります。 私たちも新たな展開が始まる。 堂平山休憩後、N山さんがしびれを切らせてスパート。これにT野嬢も追随。 これを見た残り3人もなんとなく追随。 S藤嬢がやや遅れ気味だが必死に食らい付いてくる。 ひえ〜ほのぼの登山がいきなりスポ根ものに変わってしまった〜 定峰峠、旧定峰峠を越え大霧山まで来てN山さんがペースダウン。 残り私たち4人もリタイアするにしても行ける所まで行こうというのりで進む。 しかし普通ペースでは絶対間に合わない。登り下りではやや道幅が広いとすかさず抜き、舗装の平地では抜き放題に抜きつつ歩く。 牧場で休憩。かなり時間がまずいが進むことにする。 皇鈴山と登谷山は似た感じで舗装からいきなり登山道でわずかな登りで山頂。 チェックポイントなのでスタンプを早く押せとばかりにスタッフにカードを突き出す。 皇鈴山の最終が16:30で次までのコースタイムが20分、次の登谷山は最終16:50である。最後のチェックポイントからゴールまでは二時間かかる。 この計算でいくとゴールの締め切り時間は当然18:50なのだが、実際はなんと18:30である。 つまり最終チェックポイントをぎりぎりで通過した人がそのままのペースで歩くと、ゴールで20分時間オーバー残念でした。ということになる。 ここまで来たら、なんとしても登谷山を16:30より早く通過したかった。 結局ここを16:08で通過。約20分の貯金を作れた。 日本水とグレープフルーツと奈良漬けを速攻で口にする。 最後のトイレ休憩の中間平を出たのが16:55残り6キロなのでキロ15分で歩けば5分前にゴールできる計算。 しかしそんなに計算通りにうまく行かないかも、と思い焦りつつ歩く。 ゴールの公園に18:18着。最後までまったく気が抜けなかった。 ゴールのスタンプをもらい、完歩賞はタオルか帽子かの選択。帽子は七峰縦走の文字の色2種類の選択。 ゴールでほっとしたのもつかの間色々選択を迫られてまたまた焦る。 5分遅れで残り二人も無事にゴール。 umetyanさんは1630にゴールしたとメールをもらう。 すげえぜumetyanさん。 めでたしめでたしだが、まだ終わらない。そう寄居の駅まで15分の歩きなのだ。 疲れ果てたおっさんが寄居駅までの道で、つまづいた体勢を立て直せず、まえにいた別のおっさんの背中に激突していた。 そう七峰は過酷なのだ。 トレランでもなければ、登山競走でもない。かといってただのハイキング大会でもない。 ハイキング本来の、のんびりと花や景色や写真や食事などを楽しみたい方には まったくおすすめ出来ません。 トレラン指向の強い人にもおすすめ出来ません。 七峰は七峰がこうゆうもんだと判って参加する人しかあまりおすすめ出来ません。 でも一回参加したらハマるかも知れない… このあと電車で小川町へ行き。別の参加者と合流。打ち上げし帰る。 今回洗濯した靴はシリオのPF111。登山道はかなり整備されていて、舗装を歩く距離も長いので、ローカットのアプローチシューズを選びました。 服装はズボンは中厚手のパンツ。上はヤマレコTシャツに長袖アンダーウェア。薄手の山シャツが基本で、薄手フリースとウインドブレーカーは脱いだり着たり。 堂平山あたりで気温10℃くらい、風もあり思うより寒かったです。 後日東武鉄道のHPで発表された資料では、今回の参加者: 5,175名、完歩者: 2,123名だそうです。応募は7000人のはずですが基本無料の大会なので当日キャンセルは多いのかも・また完歩者はおそらく2年あわせて完歩と1発完歩とあわせた数字と思われます。 |
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ぱた旦那お疲れ様でした
当日ドタキャンしちゃってごめんなさい
風邪、思ったよりひどくてこの土日は起き上がれない状態でした
う〜〜出たかったけど残念・・・
でもぱた旦那や皆が無事完歩できてホントに良かった
もしこれに懲りず来年参加するなら、その時はよろしくお願いしますm(--)m
お疲れ様でした!! 完歩おめでとうございます。
自分も10年前は、大霧山で足を痛めてしまい
粥新田峠からのリタイアでした。
その翌年完歩した時は、最後のチエックポイントの
登谷山でのスタンプは感動しました。(2度目以降は
全く感動は有りませんでしたけど )。
自分としては、大霧山を越せば、そのあとは惰性で行くしかないと思っています。
来年以降もはまりますように!!楽しみましょう
umetyanさん
コメントありがとうございます。
大霧山から惰性でも時間内にゴールするためには、やはり大霧山までをハイペースでいくしかないと思うのですが、今回は渋滞してなかなか思うように進まず、後半追い上げるという全く余裕のない作戦になってしまいました。次回出るとしたら作戦考えます。
先ずは お疲れさまでしたそして完歩おめでとうございます
流石過酷なモンスター大会すごいけど太っ腹な主催者!!(参加賞×参加人数や完歩賞×完歩者も千人単位だし)
(↑ここん所は主婦の感覚ね )
思わず笑ってしまったところは,
>これがキャンディーズの解散コンサートの行列だったら芸能レポーターに「いつから並んでますか?」と絶対にインタビューされる位置どりだ
と言うところ
ちなみに私はピンクレディーの時代
それに,時間通り歩いてもギリギリの通過だと主催者の陰謀 ?!にまんまとハマってアウトになるところ
こんな恐ろしい大会にハマってしまうとは
強いて言えば東海自然歩道を歩きに来る5日前に参加していたのも驚きです
ただ者ではないumetyanやpatadannaさん 恐れ入りました
kayo-piさん
コメントありがとうございます
最初はかなり異様な雰囲気で初出場の私は圧倒されていたのですが、後半は麻薬のようにはまってしまうのであまり苦痛はありません。
ほとんど集団催眠術的になってしまいます。
道が悪くて、荷物も重い東海自然歩道の方がややきついかも?です
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