狗神岳様北尾根


- GPS
- 09:39
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,043m
- 下り
- 1,042m
コースタイム
- 山行
- 9:15
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 9:39
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
濁川カルデラに入ってすぐに左折して濁川ダムに向かいます。 濁川ダムの少し先の林道分岐のスペースに車をデポしました。 この先のゲート前は駐車スペースありません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
だいぶ雪が減ってそろそろ笹薮が出てきました。 濁川カルデラの特徴だと思いますが、アプローチはとても複雑な地形で、地形だけを頼りにルートファインディングはかなり難しいと思います。 |
その他周辺情報 | カルデラの中は温泉だらけ。 |
写真
感想
1か月弱前に、濁川毛無山からその姿を眺めて以来、頭から離れなくなってしまった狗神岳様。
所用でしばらく山に行けず、悶々とした日々を過ごしていましたが、やっとチャンス到来。
季節的におそらく今年のラストチャンスになりそうです。
特に濁川ダムから北尾根までのややこしいルート取りについては6年前のyamakichiさんのレコをおおいに参考にさせていただきました。
参考?いえ、パクリです。
当時よりだいぶ作業道が増えている?という印象でした。
濁川ダム先の林道ゲートからさらに少し進み、小沢をわたって尾根に取りつきます。
いきなりの細尾根の急登ですが、すぐになだらかになります。
そこからはあいまいではっきりしない起伏の続く尾根を登りますが、まもなく作業道に出ました。
これをたどってみることにします。
作業道は何度も分岐を繰り返し、どれが正解かわかりませんが適当に選んで進んでいきます。
作業道が北尾根590Pから東に延びる尾根に取りつくと、これでもかというくらいジグを切って登ります。
ショートカットの誘惑を感じましたが、どうせズボ地獄になりそうなのでおとなしく道なりに進みます。
やがて作業道は途切れ、そこからはこのあたり一帯の特徴とも思える、複雑なややこしい地形になります。
おおむね北尾根の東側をトラバースする感じで進んでいきます。
北尾根東側の、広くて浅い沢地形にでると正面に狗神岳様が姿を現します。
まだまだはるか遠くです。
正面の北尾根C580あたりのコルから稜線に上がりましょう。
尾根に出ると、東側に崩れかけた雪庇を掛ける、やややせた尾根が続きます。
624P、675P、729Pと少しずつ高度を上げながらいくつかの小ピークを越えていきますが、
729Pを過ぎたところで、目の前の尾根がぷっつり切れています。
のぞき込むと4、5mほどの段差になっているようで、ここは降りられません。
少し戻って東側をトラバースし、段差下に出ます。
そこからさらにもう一段7、8mの段差になっていたので、また少し戻って段差下までトラバースし、C690あたりのコルに出ました。
ここまで来ると834Pが目の前に迫力で迫ってきます。
小ピークを一つ越えていよいよ834Pに取りつきます。
岩と灌木の急斜面を、灌木につかまってよじ登るとそこからは東に向かうナイフリッジになっていました。
ナイフリッジの上にもびっしり灌木が生えていて、おまけにワカンを付けたままだったので歩きにくいことこの上なしです。
国土地理院の地形図では、834Pは主稜線上に位置する団子みたいな丸いコンターで描かれていますが、位置も形状も実際とは違うような印象です。
834Pの東側は垂壁です。
南側の834P根元と狗神岳様を繋ぐ尾根のコルもはるか真下に見下ろす感じで、とても降りられそうにありません。
ここは834P取りつきまで戻って西側を巻きました。
ここからはひと登りで狗神岳様北の小ピークで、さらにすぐに狗神岳様山頂に到着です。
空気中の水蒸気が多くてすっきりとはしませんが、360°の展望です。
狗神岳様というと濁川カルデラの奥まったところに潜んでいて、ほとんどそのお姿を拝めない秘峰というイメージでしたが、これだけあちこち見えるということは、あちこちから狗神岳様もみえているということなのですね。
復路は北尾根を引き返し、C580コルから浅い谷に降りたところから尾根らしい形をした尾根があったので、登ってきたときのややこしい地形をさけてこの尾根を下って行ったところ、往路とは別の作業道に出ました。
やはり、毛無山から観察した時に感じた通り、834Pがこのルートのハイライトでした。
コメント
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m変y態uさん、こんばんは。
ついに我慢できず行っちゃいましたかーお疲れ様です。
約8キロを約6時間、べすとおぶへんたい山行に認定します。
しかし、この標高なのに雪少なすぎですね。
あーこのレコ見てたら私も行きたくなってきたじゃないですかー
(行くとは言ってない
JヘYンUタNイ-隊長様、わんばんこ
はい、我慢できず行っちゃいました。
今行かないと、この先丸一年悶々として過ごすことになりそうな気がして、いてもたってもいられなくなりました。
隊長の南尾根レコ、楽しみに待ってます。
来週くらいかな?
m素y敵u先生、狗神岳様お疲れさまでした。
驚きです!凄すぎです!素敵すぎです!
私もレコ見てたら行きたくなりましたが一人では絶対にムリなので来年にでもおんぶして連れてってください (^^)
狗神岳様でクッタ食べた人って、後にも先にもmyuさんだけだろな…(尊敬の眼差し)
mヘaンkタkイo-りさん、こんがんが。
狗神岳様南尾根のハードな登攀を終えて、
「フッ、たいしたことねぇな」
などとつぶやきながら、クッタのカプリコ挿しをたしなむお方が間もなく現れるはずです。
これこれそこのお二人!変態呼ばわりするな!
我々のような並の変態には真似できない偉業ですぞ!
あ、myu先生こんばんは。ついにやりましたね!
変態仲間の一人として、とても嬉しいです。感動しました!
進退繰り返しながらもあまり苦労した様子もなく登り切ってしまうなんて、さすがとしか言いようがありません。
でも、距離と時間を見る限り、厳しい山行だったことが伺えます。私なんぞではとても真似できないです。
このレコを見ている良い子のみなさん、安易にマネしちゃいけませんよ!
技術・経験・体力を兼ね備えたmyuさんだから登れたのですよ!
waji-bbさん、おじんです。
あのー、そんなに持ち上げないでください。
あんまり持ち上げられると、高所恐怖症のワタシは下半身あたりがむずむずしてきてしまいます。
ってか、人並みの体力、雪山技術とモチベーションさえあればだれでも行けると思います。
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