記録ID: 1106233
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無雪期ピークハント／縦走
奥秩父
謎の山・女郎剣岳を探しに中津川へ
2017年04月15日(土) [日帰り]
yasuhiro
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 08:47
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 1,179m
- 下り
- 1,178m
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| 天候 | 晴れ一瞬小雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
取り付から梵天の頭まで危険に溢れてる。 復路は一般道で問題無し。 |
写真
中津渓谷景勝地マップから一部切り出し。この女郎剣岳が前から気になっていた。手描き地図なので位置は多少のズレがあるだろう。
地形図に照らし合わせると●位置はこう。付近にピークは無いので、下から見上げた時にそう見える場所との仮定の下に候補地を選び、矢印の様に登るつもりでいた。
15
4/16 9:35
地形図に照らし合わせると●位置はこう。付近にピークは無いので、下から見上げた時にそう見える場所との仮定の下に候補地を選び、矢印の様に登るつもりでいた。
地形図の川沿いはずっと崖記号。実際もこんなで取り付くのは無理そう。
全面通行止だが、唯一取り付けそうなポイントがこの先なんで通過する。
渡渉地点はこの左端辺り。見た目より水量多くレジ袋じゃダメだった。裸足になって膝まで裾をめくったが、それでも水に浸かってしまった。
15
4/15 9:00
渡渉地点はこの左端辺り。見た目より水量多くレジ袋じゃダメだった。裸足になって膝まで裾をめくったが、それでも水に浸かってしまった。
濡れた裾を絞って暫く惚ける。やる気ゲージが急降下。一服した後何とか気持ちを立て直し出発。取り付き尾根はここだけ緩やか。あ、カメラのバッテリー切れでここからスマホです。
7
4/15 9:16
濡れた裾を絞って暫く惚ける。やる気ゲージが急降下。一服した後何とか気持ちを立て直し出発。取り付き尾根はここだけ緩やか。あ、カメラのバッテリー切れでここからスマホです。
急激に斜度を増しトラバースなんか出来ない角度に。否応なくこの尾根を詰める事になる。写真分かりにくいけど、奥で岩が更に角度を増して立ち塞がる。
7
4/15 9:23
急激に斜度を増しトラバースなんか出来ない角度に。否応なくこの尾根を詰める事になる。写真分かりにくいけど、奥で岩が更に角度を増して立ち塞がる。
100m登るまで恐ろしい角度だった。事故ったらもはや滑落じゃなく転落。自分は本来こんな所を登るタイプじゃないのに。
幾らか緩んで来た。さっきまで非常に助けになった立木が邪魔に感じてくる。
2図の�△呂海鵑粉兇検７�岳と言う名には値しないかな。横から見る限り�，眛韻戸佑覆發鵝���は木が邪魔で見えなかった。
1070m圏にそれっぽいのが。●から大分離れるけど、もうここが女郎剣岳で良いんじゃないかね。
立ち姿勢じゃ登れないので、スパイダーマンスタイルで手をついて登る。150mは長い!!
やっと尾根上に登り着いた。この先は平和な尾根に変わると思いきや、とんでもない。ここからが核心だった。
続いて1350m圏。全然平らじゃないぞ。どうなっとるんだ地形図。3m位取っ掛かりが無い壁で歯が立たない。
この後写真撮る余裕無かったんで無し。左がルンゼで右は大岩壁。尾根から逃げられないが、その尾根も岩尾根で途中までしか登れなかった。
7
4/15 13:26
この後写真撮る余裕無かったんで無し。左がルンゼで右は大岩壁。尾根から逃げられないが、その尾根も岩尾根で途中までしか登れなかった。
経緯をすっ飛ばして1450m峰到着。はーっ、やっぱり平らな地べたが好きだーっ!!
一気に下れなかった。川後岩で休憩。前ももがパンパンで踏ん張れない。
標高が下がってやっと咲いてるツツジがあった。山頂の方はまだまだ先だね。
これ危険なトラップ。真ん中の所ツルツル滑る。コケ方によっちゃ大怪我を負う。
感想
奥秩父・中津渓谷景勝地マップの実物は見た事ないが、昔ネットで拾った表裏完全な画像を保存しているので、必要な時は引っ張り出して見ている。その景勝地マップに女郎剣岳という一風変わった名の山が記載されていた。検索しても一件のヒットも無しで謎の山だった。それじゃあ自分で確かめに行くしかないと考えたが、熊遭遇の恐怖が勝り実行に移せないでいた。ところが、ここ最近の中津川プチブームだ。ブームに乗っかり行ってみるかという気になった。
写真コメに書けなかった1350m圏から先だが、行き詰った所で地形図を眺め、どうにか迂回出来ないかと考え込んでいた。だが回避不可能との結論に至り、P1124経由で中双里に下ろうと決心した。狭いスペースで何とかハーネスを着け、ロープをタスキに掛けて下り始めた時、ルンゼと岩の基部の間に僅かなスペースを見付けた。そこを這い登って漸く脱出出来たのだった。地形図を鵜吞みにしてはいけないなあと、分かっていた事だけど改めて強く感じた山行だった。
奥秩父・中津渓谷景勝地マップを拾ったサイトは現在閉鎖されていて、入手しようとしても今は難しいと思うので、表裏の完全版を追加でUPした。興味のある方は元サイズで表示し保存してね。
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