山行記録: 大山

記録ID: 110757

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ハイキング

丹沢

大山

2010年12月31日(金) [日帰り]

神奈川県

Nearco

GPS: 07:28
距離: 24.9km
登り: 1,227m
下り: 1,505m

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過去天気図（気象庁）	2010年12月の天気図
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感想

Nearco

新年早々旧年の話題。

大晦日、天気が良かったので近くの大山に登ってきた。

小田急線秦野駅からバスで“ヤビツ峠”までと思ったが降雪の影響でバスがヤビツ峠まで運行せずに手前の“蓑毛”止まりだった。

元々ヤビツ峠までの運行本数が少ないのでタイミングよいバスが無ければ蓑毛から歩こうと思っていたくらいなのでこの事は想定の内。

蓑毛到着9時10分頃、そこからヤビツ峠経由での大山登頂を目指す。

登山道としては蓑毛から直接“蓑毛越”まで上がって尾根伝いに山頂を目指すルートがあるのだが

今回の大山登山は“ヤビツ峠”から山頂を目指す事に意味があった。

それはこの年の2月に大倉から鍋割山、塔之岳、表尾根を縦走してヤビツ峠に達するルートを歩いていた。

ならば前回の到着地点から大山を目指しそしてそのまま東へ降りていこうと言う事が今回の目論見。

携帯していた「ヤマケイアルペンガイド」には蓑毛～ヤビツ峠は1時間45分程と書かれたいたが

なんてことは無く50分程でヤビツ峠のバス停上にたどりつく。

ちょうど体が温まり良い準備運動になったと言う感じだ。

休む事無くここから大山山頂を目指す。

バスが停まっただけあり一応登山道は雪で白くなってはいたが滑るという事も無く特に問題なかった。

途中登山道脇に大人の手の指くらいの背の高さ、小さな地蔵様がいらしたので失礼して撮らせて頂いた。

帽子や笠をかぶり年越しの準備は万端のようだ。

ヤビツ峠から大山山頂までは1時間程の登り。

途中鎖がたれさがった箇所が一箇所だけあったが特別困難な場所は無い。

中高生と思われる男女の孫を連れたおじいちゃんが登っている様にはなにかうらやましさを感じる。

小学校低学年の男の子二人のあとを幼稚園児にもならないこれまた男の子を背負った父親と母親が続く姿にもどこかうらやましさを感じた。

下社からの登山道と合流する直前で西への視界が開ける。

西には10ヶ月前に縦走した表尾根とその向こうに富士山がそびえる。

素晴らしい眺めだ。

この眺めを過ぎると程なくして下社からの登山道と交わる25丁目。

ここからは10分ほど、青銅製の鳥居を抜けた次の鳥居をくぐれば大山山頂。

石段を登った先の売店はお休みだったがその石段の上からは冬の低い日差しが煌く相模湾を一望できる。

伊豆大島、伊豆半島が逆光に黒く浮かび上がる。

その奥へ行けば大山山頂の碑が立った広場になっている。

この広場の下が見晴台になっているのだが

先に山頂北側のアンテナ塔の手前を通って西側に回ると先ほどもみた富士山が見える

そして再び東側の見晴台へ

見晴台からは相模平野を一望する事が出来る。

相模湾には江ノ島が浮かび正面には横浜ランドマークタワー

少し左手を見ると都心の高層ビル群が白く霞みながらではあるもののしっかりとその姿を確認できる。

中でも建設中の東京スカイツリーはひとつ頭抜け出しているので肉眼でもその存在を確認できる。

ここで昼食。

11じ半頃下山を開始、不動尻との分岐を抜け見晴台についたのが12時15分。

ここからまっすぐ日向薬師方面へ尾根伝いに下っていく。

12時55分、舗装された道に出る

このまま、バス停までは40分ほどだったのだが手前のT字路で日向薬師へ向かう事に。

舗装された道をまた登る。

ここでせっかくなら日向山にも登っていこうと思いつく。

日向薬師の裏手からだと片道35分と地図にある。

迂回するような登山道で一旦鞍部に出てそこから尾根伝いに頂上を目指す。

何度か小さなピークを越えて20分ほどで日向山山頂。

標高400m程度の山で山頂は木に覆われ見晴らしはあまりよくない。

この山頂は早々に通り過ぎる。

そう日向薬師に折り返さずにこのまま七沢温泉へ下る事にした。

日向山から少し下った鞍部の分岐で地図にもなかった見城山頂という案内がある。

この時、時刻は13時53分、急ぐほどでもないし片道10分とあるからこちらにも行ってみた。

この見城、名前から推察が着くように見張りの場所だったそうだ↓

なるほど眺めが良くて、日差しの関係もあると思うが大山山頂より都内の建物が鮮明に撮れた

見城を後にして先ほどの分岐に戻ってきたのが14時10分。

さてやっと帰り道、七沢温泉入口バス停へ!

10分程で舗装された道に出る。

程なくしてバス停があらわれるがこれは「七沢温泉バス停」本数がとても少なく次のバスまでは1時間半待つ事になるのでそのままバス通りを下っていく。

七沢リハビリセンター脇の道をずっと下っていくと「七沢温泉入口バス停」

さすがにバスの本数は多いのだが大晦日で休日ダイア、次のバスはやはり1時間以上先

それならととりあえず歩いてみた。

一応このあたりには一度だけ来たことがある。

もちろん車でなのではあるが何となく道は覚えていたし、「厚木市街」の標識を頼りに歩いていく。

歩いていてふとした考えが浮かんだ、それは「いっそ家まで歩いて帰ろうか!」

小野橋際交差点で「厚木バスセンター行」のバスをやり過ごした。

振り返ると3時間前にその天辺にいた大山

決意は固まる。

道は森の里入口までまっすぐ。

底を右折すると厚木市街までもう少し、厚木文化会館にまでたどりつけばもう歩いた事のある範囲。

小田急の高架をくぐり相模川沿いを北上。

あゆみ橋を渡り海老名市内に入りそして家にたどりついたのが16時半。

9時、蓑毛からの登山開始から7時間半。

総距離約25km、最大高低差1200m、総歩数38,000歩。

さすがに疲れたが2010年の最後に小さな達成感を味わった。