花房山〈奥美濃・残雪の山〉
- GPS
- 06:39
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 1,098m
- 下り
- 1,091m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 6:30
天候 | 雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山ポスト-なし ・道の状況-道標1/2を過ぎると岩稜の瘦せ尾根、雨の時は滑り易く危険。山頂に伸びる雪尾根は比較的に固まり歩きやすい。 |
写真
感想
大阪から高速道路を乗り継ぎ奥美濃のR303からR417を北上する。横山ダムを通過すると間もなく眼下の揖斐川沿いに藤橋城が見えてくる。お城を目指して進み揖斐川に架かる橋を渡ると直ぐに花房山登山口に到着する。
天気予報通り登山口周辺は柔らかな春雨が降り注ぎ、山は薄いガスに包まれている。
登山口から見える藤橋城や東杉原集落は幽玄の墨絵のように佇んで幻想的だ。
雨具を着けて登山を開始する。
登山口から山頂までは地図上、一直線に伸びる単純な尾根道だが。
登山口から山頂への1/2の地点までは、南側が杉の植林帯で北側は自然林に覆われた足に優しい歩きやすい広い尾根道です。
そして自然林は標高に応じて樹層が変化する。
登山口周辺のシロモジの新芽は鮮やかな黄緑に染まり、次は大きなもみの木、くりの木、ぶなの木に変化していきます。
このような素晴らしい自然が残されているが、一方では北側の斜面は崩落が激しく倒木や露出した無残な山肌が処々に見られます。
1/2地点で、雨に濡れた体が冷えてきたので一枚重ね着をして再出発します。ここから山頂までの後半部の尾根道は自然林に覆われた細い岩稜の痩せ尾根に一変します。
雨に濡れて白く光る岩稜歩行の下り坂は滑り易く緊張を強いられます。
そんな痩せ尾根の岩稜にシロやピンク色のイワウチワが咲き目を楽しませてくれます。開花の最盛期はもう少し先になりますが。
ピークを数回繰り返し標高1000m近くになると残雪の尾根道に変わっていきます。
天候は次第に回復し周辺のガスが流れ、上空が明るくなり青空が覗く。
山頂まで伸びる数百メートルの残雪の白い尾根道は回廊の花道のように美しく迎えてくれます。
眺望の良く効くピークが花房山の山頂のようだ。
幸運にも山頂は青空で360度パノラマが展開している。
北に能郷白山、白く光る徳山湖、鋭鋒の冠山が。西には三周ヶ岳、土蔵が。そして南に伸びる縦走路の先にあるのが小津権現山だ。
奥美濃の山はどこも自然が残された素晴らしい山域だ。
初めて登った花房山は美しい自然と変化に富んだ尾根道そして素晴らしい眺望の山でした。
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