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記録ID: 110982
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ハイキング
奥武蔵

奥武蔵・武川岳〜山伏峠〜伊豆が岳

2010年09月04日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
7.0km
登り
762m
下り
754m

コースタイム

9/04 11:00東伏見発=山伏峠13:00-13:55前武川岳14:00-14:15武川岳14:30-15:15山伏峠-15:55伊豆ヶ岳16:10-16:35山伏峠
天候
過去天気図(気象庁) 2010年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東伏見=(新青梅街道)=(正丸トンネル)=山伏峠
コース状況/
危険箇所等
 前週に奥武蔵の前坂〜子の権現を歩いて飯能駅から伊豆が岳が繋がった。ゴルフ他の行事がありなかなか横断コースそのものにはなかなか行けないが自宅と横断コースを繋げる旅もいずれやりたくなるだろうと伊豆ヶ岳から先を繋げるために出かけてみた。今回は、山伏峠からの武川岳と伊豆が岳の往復なので電車というわけにいかず車で行くこととした。

 外に出てみると暑い! この暑さの中、物好きじゃなきゃ出かけない暑さだ。よしんば出かけても海か川だろう。ゆっくりテレビを見てから出かけたのが良くなかった。土曜の朝の新青梅街道はどこもかしこも渋滞である。11時発。近い将来、自宅〜飯能まで歩くことも考えて街を見回しながら運転していたが、そのうちにその気もなくなってナビの言う通りに運転するだけ。たまらんなー。飯能市を過ぎてやっと思うとおりに走れるようになった。途中のコンビニでスポーツドリンクとオニギリ3つを買う。安い方のアクエリアスがないので聞いたらないという。どうも野球のキャンプが突然来て全部買っていった、大量に買うならもっと早く言ってくれればいいのに・・と店のオヤジさん。しかたがないので1Lの方を200円とちと高いが買ったがそれが良かった。あとで結局山の中でゴクゴク飲んでしまい足らないくらいだった。あとは高菜・コブの99円のオニギリを3つ買う。正丸のトンネルを超え、そこを左折してグングン登る。途中林道が分岐しているが左をとり、げんきランドを過ぎて峠。峠は切通しとなっていて停める所がない。峠を過ぎたところが右カーブしていて道が膨らんでいるのでそこに停める。農園のおじさんが林の中に軽自動車を停めてひとりで何かを食している。結局1:00出発。今日はもしかしたら2つは登れないかもしれないが、ま、いいか。それならそれでと出かける。切通しを戻り左手の道を辿る。
 すぐに山の雰囲気の中に溶け込む。やっぱり来て良かったと思う。右手に林道が並行して走っている。沢の流れる音がする。人工林の中、良く踏まれた道を辿る。やがてすこし開けた土地に出て後ろを振り返ると伊豆が岳らしき山が。そこからは人工林と自然林の境目を辿っていく。2つほどコブを乗り越して、前武川岳に着く。1:55着。山名表示板が2枚ほどある。向こうに木の間から双子山からの尾根が見通せる。ちょっとあるなーと思う。それにしても静かな頂上。ここで左から天狗岩の道を合わせる。難路なんて書いてあるけれど、よく踏まれているようだ。さて、武川岳から先どうしようかなと思う。来た道を戻るもよし、げんきランドの方に降りてもいいなと思うが、待て待て、今日の目的は両方の道を辿ることだからスケベ根性を起こすのは止めようと言い聞かせる。2:00発。前武川岳から下ってちょっと岩っぽい道を無心で登る。この場所は帰るときにずいぶん急だったのでビックリした。こんなとこ登ったっけ? 何か別のことを考えていたんだろう。登りはそういうことになりがちだ。下りでは足元に注意をするせいかそういうことにならない。
 遠くでチリンチリンと音がする。目の前の武川岳から聞こえてくるか、うしろから来るかはわからないが、誰かが登ってくる。やがてゆるやかになり、右から道を合わせると懐かしい頂上。2:15頂上着。頂上で人工林は終わっておりそこの境目は防火帯のように空が広がっている。遠くに東京が霞んでいる。相変わらず暑い。暑いのがわかって来ている。暑くて汗が流れるのがいい。自分が生まれ変わるような気がする。樹林帯の登りは単調だが直射日光を遮っての登りになるのでいい。ベンチにどっかと腰を下ろして、アクエリアスをゴクゴク呑み、地面のそこかしこに転がっているまだ青い栗の実を見やったり、無数に飛ぶトンボを眺めたりする。そうなんだ、もう秋なんだな。ここのところずっと山に来ているので季節の移ろいがわかる。ついこの間まではホーホケキョとウグイスが鳴いていたしセミもかまびすしかった。今はジージーとセミが鳴いているが数少ないし鳴き方も控えめだ。自分たちの夏を惜しむように、やってくる秋に抗することがもう儚い望みであるかのように。チリンチリンが大きくなって小太りのおじさんがやってきて隣のベンチに座る。暑いですなーと声を掛けてくる。ホントそうですねと答える。ラジオを鳴らしている。マップを広げて地図を見やる。のんびりするなー。いつも頂上に着くと次に進まなくては・・・と思うことが多いが、そもそも”休み”に来ているんだ。ゆっくりしていいのだと当たり前のことを思う。この頂上に栗の木があるということを発見した。頂上には以前、小屋があったと聞いた。小さな平地が栗の木の脇にある。小屋の跡地と青い栗の実とトンボと・・・という組み合わせがまたいいではないか! おっともう戻ろう。

 2:30発。やがてまた静かな世界に入った。こんな急な下りだったのかしらんと思ったのは先ほど書いたとおり、3:15に山伏峠に戻る。

 すぐに林道の対岸の道を登り始める。すぐに鳥居。拝んだあと登る。尾根に乗り、岩を巻いて痩せ尾根を辿るとやがて縦走路。3:55着。伊豆が岳頂上にはおじさんが一人。あそこに見えるコブは子の権現かな。コブの樹林が立派だから・・・あ、そうかも知れませんね。あそこまで行くのは大変でしょうね。行かれたことありますか。いや大昔に一度だけ・・・。冬なら、空気も澄んでいるし、葉が落ちて見通しもよくなるんでしょうね。うしろを振り向くと山がありますけど、あれ何ですか。よっこりゃしょ。そこにはでっかい武川岳のシルエットがあった。あ、これは前武川岳と武川岳ですね。今、行ってきたばかりですよ、その向こう、武川岳のうしろにあるのはなんだろう。きっと大持山ですかね、でもそうなると武甲山が見えないな、変だな、ちょっと地図を見てみましょう、あー、あれが武甲山ですね。結構キレイですね。いやもう少し前はもっときれいだったですよー。
 4:10発。テクテク下り、山伏峠には4:35に着いた。ときおり往来する車とバイク。不法投棄禁止の看板とツクツクボーシ。夕方の風が涼しいのはもう秋だからだなと思った。

感想

・山伏峠から山道に入った瞬間に山の雰囲気すぐに呑み込まれました。里に近くでもいい山はたくさんあると思いましたね。
・武川岳は、名前は岳ですけど、山容はやさしいよい山だなと思いました。山頂に昔茶店があったのも頷ける山でした。
・伊豆が岳の頂上は狭くて展望にも恵まれないのが残念でしたね。

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