東武1800系に感謝、アカヤシオが満開の鳴虫山
- GPS
- 03:55
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 710m
- 下り
- 591m
コースタイム
- 山行
- 3:20
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 3:55
天候 | 晴ときどき曇ときどき雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
東武日光10:13 やしおの湯16:09(東武バス日光¥470) 東武日光駅16:30 東武日光17:27(東武日光線・伊勢崎線 臨時浅草行) 浅草19:35 |
写真
感想
ゴールデンウィーク最初の日、アカヤシオを見に日光の鳴虫山へ。
とはいっても自分は暦通りなので5/1、5/2は普通に出勤なので普通の週末なのだが、なんだかウキウキするのは、いい季節の到来だからというだけだろうか。
今日一緒に行く友人とは、前々からアカヤシオを見に備前楯山か鳴虫山に行こうと約束していたのだが、今年は花の咲きだしが遅く備前楯山はまだ全然咲いていないようなので鳴虫山に決定した。
4月の東武鉄道のダイヤ改正で、特急以外の浅草駅から東武日光駅への直通列車がなくなってしまったので特急を利用したほうが便利かなということになり、友人が前日ネットで予約してくれようとしたのだが、夜間はネットでの特急の予約受付が停止されていた。
だが、このゴールデンウィークに合わせて東武日光駅直通の臨時列車が走ることが分かりそれを利用することにした。
特急の予約に関してはサービスが悪い気がする東武鉄道だが、逆に特急料金がかからない臨時列車を出してくれるなんてサービスがいい。
しかも特急を利用するのと比べて15分ほどしか所要時間も変わらないのだ。
浅草駅からその東武日光行きの臨時列車に乗ろうとすると、この臨時列車に使われる車両が珍しいらしく写真撮影する人がたくさんいる。
友人曰く「軽鉄(かるてつ=軽い鉄道マニア)」の自分ももちろん撮影して、後で調べてみるとこの車両は東武1800系で1998年まで急行「りょうもう」で使われていたもののようだ。
ちょうどJRがホリデー快速で国鉄183系や189系を使うような感じなのだろう。
車内も座席のリクライニングはないもののクロスシートになっているのでゆっくりと2時間余りの鉄道旅を楽しむことができた。
外を見ると沿線でこの車両を撮影している人も多く、到着した東武日光駅ではこの4月にデビューした特急リバティと並んだ姿を撮影している人も多かった。
偶然に珍しい車両に乗れてちょっと得した気分だ。
鳴虫山は東武日光駅から徒歩で登り始めることができる。
沿道ではまだ桜が花盛りで、先週で見納めかななんて思っていたのにまた楽しむことができた。
登山道に入り最初は主に植林地帯なのだが、神主山付近まで来ると気持ちのいい広葉樹の新緑が増えてくる。
今回一緒に登った友人は鳥や植物に詳しいので、鳥を教えてもらったり、見つけた植物の話をしながら登れるのでとても楽しい。
今回は知らなかったウリハダカエデを教えてもらうことができた。
カエデっぽくない花が咲いていてなんだか不思議だ。
そして、「浮舟山」という小さな標識のあるピークを越えたころ、いよいよ目的のアカヤシオが出てきた。
アカヤシオは主に北斜面に生えていて、登山道からは思っていたよりも遠い。
北側を好むのだろうか、それとも北側が開けているからそちらに生えるのだろうか。
この山の地質は調べていないので定かではないが、地表に露出する岩はなんだか溶結凝灰岩のように見える。
この岩には木の根が入りにくいらしく、木の根がむき出しになった登山道が続く。
アカヤシオは両神山の稜線でも多く、あの山はチャートだからそういう木の生えにくい、土壌が発達しにくい場所をアカヤシオは好むのだろうと思った。
アカヤシオの花の時期なのに人が少ないねといいながら登っていたのだが、山頂に着くとたくさん人がいた。
そして山頂にはアカヤシオが生えていて、一番近くから花を楽しむことができた。
去年、上州武尊山でムラサキヤシオを見たのだが、↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-889472.html
その時なぜアカヤシオではなくムラサキヤシオだと判別したのか忘れていたが、後で調べたところムラサキヤシオは葉の展開と同時に開花するのに、アカヤシオは葉の展開前に開花するようなのでそこで判別したのだったと思う。
友人がおしゃれなお菓子を持ってきてくれていて、紅茶を飲みながらアカヤシオの花見をしてゆっくりとした時間を過ごす。
今日は上空に寒気が入り午後から雷雨との予報だったが、ゆっくりとしていたらとうとう雨がぱらつき始め、賑わっていた山頂もあっという間に人がいなくなった。
だが雨が降り始めると、男体山と女峰山にかかっていた雲がとれ全体の姿を見ることができた。
どうやらあちらにかかっていた雲がこちらに流れてきたようだ。
その後雨は心配したほど強くはならなかったのだが、山で雷鳴が聞こえるとどうしても気が急いて早く下りたくなる。
もし雷鳴だけでなく稲妻まで光ったら走り出したくなっていただろうが、結局雷鳴だけで終わった。
下りきると青空まで見えてきて、こんなに急がずにもっとゆっくり歩けばよかったかなとも思ったが、やしおの湯に入っていたらものすごい土砂降りになったのでやっぱり早く下りてきてよかったかなと思った。
本当は明日の方が天気も安定していたようで、今日に合わせてくれた友人には申し訳なく思っていたのだが、心配していた雨にもそんなに降られず、アカヤシオも満開で、男体山も女峰山も見えてくれてよかったなぁとほっとした。
帰りも東武鉄道の浅草駅直通の臨時列車に乗れた。
臨時列車を出してくれた東武鉄道と、ゆっくりと友人と話をする場所を提供してくれた東武1800系に感謝したい。
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