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Yamareco

記録ID: 1120890
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

大佐飛山(黒滝山新登山口コース)

2017年04月30日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
12:44
距離
18.8km
登り
1,524m
下り
1,504m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:31
休憩
2:09
合計
12:40
6:13
6:13
38
6:51
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35
7:26
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49
8:15
8:32
34
9:06
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68
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10:19
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50
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53
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15:24
39
16:03
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41
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20
17:04
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19
18:04
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0
18:04
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2017年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー
東北道黒磯インターから黒滝山新登山口まで約15キロ。
最後の5キロ位は林道走行になりますが、完全舗装です。
登山口手前の林道路肩には6〜7台位駐車可能です。
コース状況/
危険箇所等
黒滝山までは一般コースですが、黒滝山より先はほとんど人の手が入っておらず、山頂標識以外の案内標識の類は一切ありません。
黒滝山〜大佐飛山間は、基本的には尾根伝いなので道迷いの心配は少ないですが、黒滝山から最初のピーク西村山に向かって下り始める区間の道が非常に分かりにくく、特に帰路で黒滝山の南尾根に向かってルートロスしやすいので要注意です。行きはテープやマーキングをよく追っていけば大丈夫ですが、帰りは目印を見つけにくく、西村山からそのまま尾根沿いに進もうとすると道を間違える危険が大きい要警戒区間です。
残雪は三石山付近から所々で出始め、山藤山を下って黒滝山に登り返す辺りからはほぼ全面積雪となりますので、アイゼンは山藤山の先で着用するのがよいと思います。黒滝山より先の残雪も豊富ですが、最初の方に一部雪が少なくて足元のヤブがうるさく、アイゼンのひっかけに要注意の区間がありました。雪の多い今年は、GW一杯は雪がもちそうな感じを受けましたが、特に午後には踏み抜きが多発しますので、帰りも結構体力を消耗するコースです。
アイゼンは10本爪以上の方が安定感がありますが、急傾斜はほとんどないので、6本爪でも十分対応可能だと思います。ピッケルは不要ですが、ストックの場合、無雪区間での先端保護キャップ着用推奨です。

登山口に登山ポストやトイレはありません。
水場は道中にありませんので、特に気温の高い日は多めに持参を推奨します。
携帯電話(au)は、麓の市街地が見える区間では通じることが多く、大佐飛山山頂でも通信可能でした。
黒滝山新登山口からスタートします。いきなり急登が待ち構えています。
2017年04月30日 05:20撮影 by  KYV35, KYOCERA
4/30 5:20
黒滝山新登山口からスタートします。いきなり急登が待ち構えています。
程なく百村山先の尾根に突き出ました。百村山へは帰りに立ち寄ることにします。
2017年04月30日 05:45撮影 by  KYV35, KYOCERA
4/30 5:45
程なく百村山先の尾根に突き出ました。百村山へは帰りに立ち寄ることにします。
最初のピーク三石山です。
2017年04月30日 06:12撮影 by  KYV35, KYOCERA
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4/30 6:12
最初のピーク三石山です。
第二ピークのサル山です。
2017年04月30日 06:52撮影 by  KYV35, KYOCERA
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4/30 6:52
第二ピークのサル山です。
サル山の少し先から那須連峰が一望できます。
2017年04月30日 07:07撮影 by  KYV35, KYOCERA
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4/30 7:07
サル山の少し先から那須連峰が一望できます。
左にちらっと見えている辺りが大佐飛山に続く稜線だと思います。
2017年04月30日 07:07撮影 by  KYV35, KYOCERA
4/30 7:07
左にちらっと見えている辺りが大佐飛山に続く稜線だと思います。
第三ピーク山藤山を越えて、第四ピークの河下山に着きました。
2017年04月30日 07:55撮影 by  KYV35, KYOCERA
4/30 7:55
第三ピーク山藤山を越えて、第四ピークの河下山に着きました。
下った先からはほぼ一面雪に覆われています。ここからアイゼン装着推奨です。
2017年04月30日 07:57撮影 by  KYV35, KYOCERA
4/30 7:57
下った先からはほぼ一面雪に覆われています。ここからアイゼン装着推奨です。
黒滝山への最後の登りにかかります。
2017年04月30日 08:02撮影 by  KYV35, KYOCERA
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4/30 8:02
黒滝山への最後の登りにかかります。
地味な雰囲気の第五ピーク黒滝山に到着しました。今日はここからがいよいよ本番です。
2017年04月30日 08:13撮影 by  KYV35, KYOCERA
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4/30 8:13
地味な雰囲気の第五ピーク黒滝山に到着しました。今日はここからがいよいよ本番です。
山頂から南側だけ展望が開けています。
2017年04月30日 08:13撮影 by  KYV35, KYOCERA
4/30 8:13
山頂から南側だけ展望が開けています。
黒滝山からの下り始めは道が大変分かりにくいので、テープやマーキングを注意深く追って進みます。
2017年04月30日 08:48撮影 by  KYV35, KYOCERA
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4/30 8:48
黒滝山からの下り始めは道が大変分かりにくいので、テープやマーキングを注意深く追って進みます。
第六ピークの西村山より先は、だんだん雪の回廊らしさが出てきました。正面には目指す大佐飛山を捉えています。
2017年04月30日 09:10撮影 by  KYV35, KYOCERA
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4/30 9:10
第六ピークの西村山より先は、だんだん雪の回廊らしさが出てきました。正面には目指す大佐飛山を捉えています。
この程度の景色は実はまだ序の口でした。
2017年04月30日 09:36撮影 by  KYV35, KYOCERA
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4/30 9:36
この程度の景色は実はまだ序の口でした。
5時間近くかかってようやく第七ピークの大長山に到着です。
2017年04月30日 10:12撮影 by  KYV35, KYOCERA
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4/30 10:12
5時間近くかかってようやく第七ピークの大長山に到着です。
そしてこの先からお待ちかねの天空の回廊が始まります。背後には那須連峰が悠然と聳えています。
2017年04月30日 10:17撮影 by  KYV35, KYOCERA
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4/30 10:17
そしてこの先からお待ちかねの天空の回廊が始まります。背後には那須連峰が悠然と聳えています。
回廊越しに目指す大佐飛山の全景がようやく見えました。
2017年04月30日 10:18撮影 by  KYV35, KYOCERA
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4/30 10:18
回廊越しに目指す大佐飛山の全景がようやく見えました。
西には男鹿山塊がどでかく迫ってきます。
2017年04月30日 10:30撮影 by  KYV35, KYOCERA
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4/30 10:30
西には男鹿山塊がどでかく迫ってきます。
幾重にも連なる奥深い残雪の稜線が素敵です。
2017年04月30日 10:30撮影 by  KYV35, KYOCERA
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4/30 10:30
幾重にも連なる奥深い残雪の稜線が素敵です。
大佐飛山への登路がはっきり見えています。
2017年04月30日 10:43撮影 by  KYV35, KYOCERA
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4/30 10:43
大佐飛山への登路がはっきり見えています。
遥かなる男鹿岳とのツーショットで。
2017年04月30日 10:44撮影 by  KYV35, KYOCERA
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4/30 10:44
遥かなる男鹿岳とのツーショットで。
回廊越しの那須連峰の全景が素晴らしいです。
2017年04月30日 10:45撮影 by  KYV35, KYOCERA
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4/30 10:45
回廊越しの那須連峰の全景が素晴らしいです。
那須の下界の方も遠くに俯瞰できます。
2017年04月30日 10:50撮影 by  KYV35, KYOCERA
4/30 10:50
那須の下界の方も遠くに俯瞰できます。
振り返るとこんな感じの光景が広がります。
2017年04月30日 10:50撮影 by  KYV35, KYOCERA
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4/30 10:50
振り返るとこんな感じの光景が広がります。
目の前に望める大佐飛山から男鹿岳の辺りは、栃木県でも最も原始的な雰囲気を色濃く残した山域でしょう。
2017年04月30日 10:57撮影 by  KYV35, KYOCERA
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4/30 10:57
目の前に望める大佐飛山から男鹿岳の辺りは、栃木県でも最も原始的な雰囲気を色濃く残した山域でしょう。
背後に高原山と日光連山も望めます。
2017年04月30日 10:59撮影 by  KYV35, KYOCERA
4/30 10:59
背後に高原山と日光連山も望めます。
6時間余りかかってついに憧れの大佐飛山山頂を踏むことができました。さすがに体力の消耗が激しいのですが、日が長いのでさほど焦らずにゆっくり休憩をとれました。
2017年04月30日 11:45撮影 by  KYV35, KYOCERA
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4/30 11:45
6時間余りかかってついに憧れの大佐飛山山頂を踏むことができました。さすがに体力の消耗が激しいのですが、日が長いのでさほど焦らずにゆっくり休憩をとれました。
山頂から少し下った地点からは、登路の稜線がだいぶ遠く感じます。
2017年04月30日 11:39撮影 by  KYV35, KYOCERA
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4/30 11:39
山頂から少し下った地点からは、登路の稜線がだいぶ遠く感じます。
高原山方面までは望めましたが、男鹿岳方面は残念ながら樹木の中でした。
2017年04月30日 11:39撮影 by  KYV35, KYOCERA
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4/30 11:39
高原山方面までは望めましたが、男鹿岳方面は残念ながら樹木の中でした。
山頂から反対側に少し下ると、那須連峰が一望できて胸がすきました。
2017年04月30日 12:22撮影 by  KYV35, KYOCERA
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4/30 12:22
山頂から反対側に少し下ると、那須連峰が一望できて胸がすきました。
帰りに写真を取り忘れた第六ピーク西村山の山頂標識をカメラに収めます。この先黒滝山までが道迷い要注意区画です。
2017年04月30日 14:24撮影 by  KYV35, KYOCERA
4/30 14:24
帰りに写真を取り忘れた第六ピーク西村山の山頂標識をカメラに収めます。この先黒滝山までが道迷い要注意区画です。
行きには蕾が閉じていたカタクリがたくさん咲いていました。
2017年04月30日 17:06撮影 by  KYV35, KYOCERA
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4/30 17:06
行きには蕾が閉じていたカタクリがたくさん咲いていました。
最後に百村山に立ち寄りました。
2017年04月30日 17:35撮影 by  KYV35, KYOCERA
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4/30 17:35
最後に百村山に立ち寄りました。
撮影機器:

感想

昨年栃木百名山折り返しの50座目を古賀志山で迎えて以来、1年余りもカウンターがストップしていましたが、今年は残雪が多いと聞き及んで、栃木百名山の中でも最も遠い山の一つとして知られる大佐飛山に思い切ってチャレンジしてきました。
同じく最も遠い山の一つに数えられる男鹿岳には、2年前のやはりGWに登頂を果たしていますが、予想はしていたものの、大佐飛山はそのさらに上を行く厳しい行程で、「栃木の山150」で紹介されている通りのコースタイム(実歩行時間10時間20分)がばっちりかかり、過去に自分が登った山の中でも最もハードな日帰り登山になったと思います。
実にしんどい登山ではありましたが、大長山から先へと続く雪の回廊の光景は掛け値なしに素晴らしく、男鹿岳のとき以上に栃木県最深部の山の深遠な雰囲気を全身に感じ取ることができて、栃木百名山後半戦のスタートとしては最上の山旅になりました。

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