今年も快晴の常念岳♪（三股からピストン）

2017年05月02日(火) [日帰り]

• GPS: 09:10
• 距離: 11.5km
• 登り: 1,640m
• 下り: 1,629m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:09
• 休憩: 2:01
• 合計: 9:10

距離 11.5km 登り 1,642m 下り 1,629m

5:02 スタート地点
5:16 5:21 三股登山口
7:19 7:31 2166地点
9:10 9:43 前常念岳
10:27 11:13 常念岳
11:43 11:56 前常念岳
12:52 13:04 2166地点
14:02 三股登山口
14:12 ゴール地点

天候

快晴。風も弱め。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

今年も三股駐車場を利用。AM2:00ごろの到着で半分以上は空いてました。
アクセスの林道も整備されてて残雪もないので夏タイヤで行けました。

コース状況／危険箇所等

迂回路の分岐を過ぎて少し行くと残雪がちらほら出てきます。標高1800mあたりから梯子まではほとんど積雪ありです。梯子から前常念への岩場は岩と雪のミックスになります。前常念から山頂まではもちろん雪に覆われてました。
朝方は雪が締まってて歩きやすいですが下山時にはかなり緩んでました。
雪の量は例年並みとのことで、スリップにさえ気をつければ危険個所はないと思います。

写真

5/2 5:04

駐車場で仮眠をとっていたら予定より1時間寝坊。結局5時過ぎに出発。車の外気温計は-1℃でした。

5/2 5:17

登山口で計画書を提出して出発！GW中は指導員の方がおられるそうです。
様子を聞くと雪の量は例年並み、昨日は稜線でみぞれが降ったと教えていただきました。朝早くからありがとうございます。

5/2 5:58

ところどころ雪が残ってますがほぼ夏道です。

5/2 6:22

この辺りからはずっと雪が残ってました。この時はまだ締まってて快適に歩けました。

5/2 6:24

標高1800mを越えたぐらいから夏道はジグザグで尾根へ登って行きますが、ルートは直登でした。登れど登れど辿り着きません。

5/2 7:19

直登と格闘し続けて2166Pに到着した時には脚の疲れが相当でした。ここで行動食を補給のため休憩しました。

5/2 7:19

平坦なのでアイゼンは外しました。ほとんど踏み抜くこともなく快適でした。

5/2 8:07

森林限界を越えました。梯子の少し上のあたりまで雪上にトレースがありました。自分もそれをなぞって進みます。

5/2 8:08

蝶ヶ岳の山容もしっかり見えるようになりました。天気が良くて行動中は暑いぐらいでした。

5/2 8:11

梯子はほとんど埋まってます。去年は雪が少なくて梯子使った気がします。
ここはアイゼンなしで問題なく進めました。

5/2 8:20

梯子を過ぎて暫く雪上を進みましたが途中から夏道を進みます。何回来てもこの岩場は長く感じます。

5/2 8:33

樹林帯で体力を奪われたのかこの岩場がかなりキツかったです。

5/2 9:05

ヘロヘロになりながら避難小屋に到着。窓が1枚割れてました。雪の影響でしょうか？

5/2 9:37

避難小屋の少し上で再度休憩しました。ルートの先に常念山頂が少しだけ見えてます。やっぱり目標見えると嬉しいですよね。

5/2 9:46

小屋への分岐までの稜線がめっちゃいい感じでした。昨日積もったようでフカフカの雪でした。先行された2名のトレースだけです。
前常念から山頂まで再びアイゼンとピッケルを装備して挑みました。ここは落ちたら助からないかも。

5/2 10:14

山頂北側の斜面に雪庇ができてます。あんなん踏んだらとんでもない高さを落ちることになります。

5/2 10:15

下には常念小屋も見えます。なんで雪のないところがあるのか謎です。

5/2 10:16

分岐までやってきました。相変わらず槍ヶ岳はいい形してますね。

5/2 10:16

山頂直下の斜面は真ん中ぐらいにルートがありました。おそらく夏道を進むような気がします。

5/2 10:26

きっかり1年ぶりに常念山頂に戻ってきました。去年よりも雪が多いおかげで狭い山頂が広くなってます。
風もそんなに強くなく暖かかったので長居してしまいた。

5/2 10:26

個人の意見ですが穂高と涸沢は雪の景色が最高です。
雪崩が起きないか心配ですね。

5/2 10:26

御嶽、乗鞍、焼岳はもちろんしっかりと見えます。

5/2 10:26

蝶ヶ岳への周回ルートもいいですね。体力と時間には限りがあるので今回は諦めます！

5/2 10:26

南アもいい感じで撮れました。今年は赤石と悪沢に行ってみたいですが日帰りはさすがに・・・。

5/2 10:27

我がカメラの最大ズームで捉えた富士山です。この季節には珍しく澄んでて写真日和でした。

5/2 10:27

八ヶ岳はアルプスより雪が少なそうに見えました。

5/2 10:27

たぶん妙高のほうですが、バッチリ見えます。行きたい山はいくつかありますがアクセス遠いので躊躇してます。

5/2 10:27

後立山連峰はまだまだ雪深そうです。無雪期に何日かかけて縦走してみたい願望だけあります。実行できる日は老後かな。

5/2 10:27

去年に行った大天井岳と立山連峰。剣もまだまだ雪がありました。

5/2 10:28

立山と剱岳をアップで。

5/2 10:28

今日はアルプスのほとんどの山が見れたんじゃないでしょうか。百名山だけでも数え切れません。

5/2 10:28

やっぱり槍ヶ岳は何枚も撮ってしまった。

5/2 10:28

大キレットの向こうで白山もアピールしてます。

5/2 10:29

少しふざけてみました。

5/2 11:17

泊まりの方が多かったですが次の日に予定がある自分は泣く泣く下山します。

5/2 11:38

前常念のケルン。純白の稜線ともここでお別れです。

5/2 12:32

今回はダメかなと諦めかけていたライチョウ君とバッタリ遭遇しました。カメラ持って近寄っても避けないナイスガイでいた。

5/2 12:34

同じところでもう1匹発見しました。鶏冠が赤くないのが雌でしたっけ？
とにかく常念では3年連続会えました。確率100%！

5/2 13:04

雪の斜面直滑降の前にまたまたアイゼンの出番です。気温が上がって雪はかなり緩んでました。思いっきり踏み抜いたのは片足埋まるのが3回ぐらいでしたが、皆さん苦労した痕跡がありました。

5/2 13:31

またアイゼン脱いで。今回は履いて脱いでの繰り返しでした。

5/2 14:01

疲労の限界一歩手前で登山口手前の橋に辿り着けました。今の体力で蝶ヶ岳周回は無謀すぎました。
これから夏山シーズンに向けて体力つけます！

5/2 14:11

出発から約9時間で戻ってきました。やっぱり常念は楽しいです。たまたまですが毎回天気も良くて絶景が楽しめて最高！

撮影機器：

E-PL2 OLYMPUS IMAGING CORP.

装備

個人装備

12本爪アイゼン ピッケル 長袖シャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 予備靴ひも 行動食 非常食 飲料 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ

感想

sanara

一昨年の5月に常念岳に行って以来、毎年恒例にしようと決めているので今年も行ってきました。去年の5月2に登ったので丁度1年ぶりです。
そもそも山に入るのが去年の燕、大天井以来の8か月ぶり。体力は相当低下してるはずなので夏山シーズンに向けた足慣らしとして挑みました。

去年は三股から常念と蝶ヶ岳を周回しましたが、体力と雪の状態と相談して決めることにして出発しました。が、途中1800mあたりから2166地点までの斜面直登で相当な疲れを感じたのと、常念山頂まで去年より約1時間多くかかったので周回は諦めて常念ピストンに変更しました。
それでも前常念からの稜線歩きや山頂からの大展望があるのでやっぱり期待を裏切らないいい山だと思います。今まででもっとも雪が多い山行で多々学ぶこともありました。
蝶には行けませんでしたが今までで1番の眺望のおかげでかなり満足できました。諦めかけてたライチョウも見れましたしね。

また山頂に長居した際にお会いした登山者の方々といろいろお話できてよかったです。皆さんありがとうございました。私以外は泊まりで行かれていたので明日以降も楽しんで歩いてくださいね。またどこかでお会いした際は宜しくお願いします。