三浦アルプスを探検! 阿部倉山〜二子山〜南中峠〜馬頭観音
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 563m
- 下り
- 551m
コースタイム
天候 | 晴れときどき曇り。湿度のせいかやたらと汗をかいた。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
到着:JR東逗子駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
南中峠〜馬頭観音間はやや道悪し。 |
その他周辺情報 | 東逗子駅前に蕎麦屋あり。他にあまり飲食店がなく、打ち上げ時の選択肢は狭そう。 |
写真
感想
プチ遭難(?)多発地帯として知られる三浦半島の三浦アルプス。前回(↓URL)に引き続き、そんな三アル(←不適切な略し方)のマイナールートを積極的に攻めてゆく山旅です。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1002893.html
前回の山行では林道手前から下二子山に直登するルートを歩きました。ヤブと倒木だらけの消えかけた悪路を歩くのは恐怖以外の何ものでもありませんでしたが、ついに稜線まで歩ききった暁には何かを成し遂げたような清々しい達成感を覚えたものです。・・・まあそれはただの錯覚なのですが、しかしその一方で、たかだか標高200mほどの裏山的低山になぜハイカーが集まるのか、その理由の一端を何となく理解できたような気になれたのも確かでした。
そんなわけで、今回の山行では「阿部倉山の登山道」と「中尾根」をメインのターゲットとして選んでみました。どちらも事前調査で「そこそこ荒れてる」と情報のあったルートです。
……と、こう書くとどうしても
「軽はずみな無謀登山」
「問われるハイカーのモラル」
「実力を過信したあげく あえなく遭難死」
「遺体は死後2週間を経過」
などと言った未来予測的テロップが頭をよぎってしまうわけですが、荒れ道に対する心構えや登山経験を段階的に積んでゆく過程なのである、という建設的な見方もできなくはないので、とくかく十分注意した上で挑んでみました。
まず最初の阿部倉山ですが、事前に聞いた話と違ってかなり登りやすい道で、頂上などは立ち木が伐採された広場になっていました。後から整備の手が入ってしまったんでしょうか。それでも二子山までの稜線歩きでは、細くてアップダウンの激しい、三浦アルプスらしいうっそうとした山歩きを楽しめました。
中尾根は今回の山行のメインターゲットで、特に序盤の急登の細道がすごい楽しかったです。以前歩いた下沢尾根と雰囲気が似ているかも。一方、稜線上は片側が切れ落ちた崖の道になっています。仮に滑落しても死にはしないと思いますが、自力で這い上がるのはまず不可能なレベルなので注意して歩きました。ただ中尾根自体はかなり歩かれているようで、太くてしっかりした道になっていました。
そのまますんなり南中峠まで抜けてしまったわけですが、阿部倉山も中尾根も思っていたより歩きやすい道で、前回のような、森への畏怖の念を禁じえない もののけ姫的恐怖系登山を覚悟していた私としてはそのヤル気のぶつけ先を失った形になってしまいました。
そこで、当初考えていた南尾根に出て仙元山に戻るルートを急遽変更、南中峠から谷間に下って馬頭観音に直接接続するコースを歩いてみることにしました。
これがある意味大当たり(?)
急斜面の細道は所々崩れかけており、下った先は繁みと虫だらけの沢の荒れ道になっていました。ただそんな中でも、沢には新しい靴跡がいくつもあり、クモの巣も掃われている等、マイナールートでもよく歩かれている様が伺えます。この辺、三浦アルプスを訪れるハイカーにいかにスキモノが多いか、ということが良くわかると思います。
馬頭観音に出た後は、緩やかなハイキングコースを東逗子駅まで歩いてゴール、となりました。
三浦アルプスの魅力をさらに掘り下げることができた今回の山旅ですが、ここにはまだ歩いていない枝道が無数に残っています。今後も、安全に気をつけつつ、それらを探索していきたいと思います。
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