西国三十三所12（紀伊宮原→海南）

2017年05月17日(水) [日帰り]

• GPS: 06:41
• 距離: 18.8km
• 登り: 733m
• 下り: 731m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:51
• 休憩: 0:47
• 合計: 6:38

距離 18.8km 登り 733m 下り 738m

8:41 JR紀伊宮原駅
8:53 8:54 熊野古道ふれあい広場
9:12 山口王子
10:00 10:01 蕪坂塔下王子跡
10:13 10:14 拝ノ峠
10:22 蕪坂下
10:47 10:51 一壷王子跡
11:07 11:13 橘本神社
11:21 11:32 土橋
11:57 11:58 土橋
12:30 12:46 地蔵峯寺
13:18 13:20 藤白坂（ここから土道）
13:26 有間皇子の墓
13:34 13:35 藤白神社
13:43 13:46 熊野一鳥居跡
15:19 JR海南駅

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

電車

In:JR紀伊宮原
Out:JR海南

コース状況／危険箇所等

舗装路が多いですが以下の区間は地道です
拝ノ峠から降りていくところ
橘本王子から塔下王子までの急な坂道
塔下王子からの藤白坂
歩道はほとんどありません

その他周辺情報

コンビニは、海南までありません
自販機は、伏原の墓の後の自販機から市坪まで、橘本〜藤白王子までありません。
トイレは、紀伊宮原駅、宮原の熊野古道ふれあい広場、爪書地蔵（簡易トイレ）、蕪坂塔下王子、所坂王子、橘本王子、塔下王子、藤白王子等にあります。

写真

5/17 8:41

1年半ぶりに紀伊宮原駅です

5/17 8:46

いったん東に進み、ここで熊野古道に復帰します

5/17 8:47

橘踏切で紀勢線を渡ります

5/17 8:48

有田市内は、この石に導かれます

5/17 8:49

アジサイ
開花までもう少しですね

5/17 8:53

熊野古道ふれあい広場
トイレがあります

5/17 9:04

たぶん、この鞍部が蕪坂峠

5/17 9:06

これはコウヤマキの花でしょうか

5/17 9:07

伏原の墓
熊野参詣の途中で亡くなった人々を葬ったお墓だそうです

5/17 9:09

ミカンの花

5/17 9:10

壁のような斜面に上がっていきます
見えている自動販売機が、宮原側の最後の自販機

5/17 9:12

この鞍部が蕪坂峠だと思います

5/17 9:17

山口王子社跡
水道は飲めるようです

5/17 9:17

杖も置いてありましたが、反対側に返すところがあったかな？

5/17 9:18

ここは左

5/17 9:18

右に行くと露谷観世音というところに行けるらしい

5/17 9:19

急な坂を上ります
舗装されているからしんどい

5/17 9:23

宮原を振り返り

5/17 9:24

もう一度宮原を振り返り

5/17 9:29

一応コンクリート舗装されていますが、この通り

5/17 9:30

わかりづらいところですが、左側から出てきて、手前に抜けます

5/17 9:32

和歌山は南国だと思いますね

5/17 9:35

夏みかん

5/17 9:36

もはやお化け提灯

5/17 9:37

爪かき地蔵
弘法大師が爪で書いたという伝説があります
手前に簡易トイレがあります

5/17 9:47

箕島方面

5/17 9:47

ブドウのつぼみ

5/17 9:48

ジャガイモの花

5/17 9:49

レモン
去年の残りでしょうね

5/17 9:52

太刀の宮
賊から身を守った太刀を奉納したとかなんとか

5/17 9:53

太刀の宮なので、おもちゃの刀が奉納されています

5/17 9:57

蕪坂塔下王子
猟師が鏑矢で鹿を抑えつけたという伝説から、蕪坂
塔下＝峠です

5/17 10:01

城跡があるようですが、3kmは遠いな・・・

5/17 10:02

ここから海南市に入ります

5/17 10:02

お地蔵さん

5/17 10:04

中央左にぼんやり写るのは、毛虫・・・

5/17 10:04

海南市のうち、旧下津町は、こういう導き石が案内してくれます

5/17 10:06

下津町
向こうに淡路島も

5/17 10:06

淡路島のアップ

5/17 10:09

蕪坂峠から拝ノ峠間はなだらか

5/17 10:10

万葉歌碑
「安太へゆく　小為手の山の　真木の葉も
久しく見ねば　こけむしにけり」
有田へ行く、いさでの山の杉の大木は、
久しく見ないうちに苔むしていたことだ
という意味のようです

5/17 10:14

拝ノ峠を過ぎて、下津へ降りていきます

5/17 10:14

急な下り坂

5/17 10:17

200mほど地道になります

5/17 10:19

あの先が海南かな？

5/17 10:20

この辺の稜線には、風力発電の風車がたくさん

5/17 10:21

すごい急な坂道です

5/17 10:23

荷物搬送用のロープウェイ

5/17 10:29

ミカンの段々畑です

5/17 10:31

ここで左下へ
こんな矢印も道案内です

5/17 10:32

沓掛の家並

5/17 10:37

木のガードレール

5/17 10:45

壱壺王子
土俵があり、泣き相撲で有名だそうです

5/17 11:03

なんだったっけなぁ、とずっと悩んでいて、枇杷だと気づきました

5/17 11:07

所坂王子
ここには、橘の木があり、中国から持ってきた、ミカンの原木だといわれているそうです
このため、ミカン業者や、製菓業者の崇敬を受けています

5/17 11:11

その橘の木

5/17 11:11

境内はこんな感じ
左手に橘の木があります

5/17 11:18

市坪の家並

5/17 11:21

土橋という木橋
もともと土橋がかかっていたそうです

5/17 11:34

橘本王子へ行く途中の道標
岩屋山というのは、橘本王子（阿弥陀寺）の奥にある福勝寺のこと

5/17 11:36

橘本王子
橘の本、なので、ここにも橘の原木がありました
枯れてしまって、この碑の後ろに若木を植えたらしい
それも、1週間前に

5/17 11:46

福勝寺
日清戦争に、日露戦争に

5/17 11:48

福勝寺

5/17 11:49

福勝寺にある浦見の滝

5/17 11:50

浦見の滝なので、裏に入られる

5/17 11:50

裏から見るとこんな風

5/17 11:51

天狗の手形
いたずらをする天狗を岩屋の観音様が諭した時に、ここに手をついて、二度と悪さをしないと誓ったとか

5/17 11:58

さ、藤白峠へ向けて登りましょう

5/17 12:03

モノラックの下をくぐります

5/17 12:06

何やらイベントがあるらしい

5/17 12:08

加茂の集落を振り返ります

5/17 12:09

鋭角に折れて、地道になります

5/17 12:11

地道ワクワク

5/17 12:11

ヘビイチゴ

5/17 12:13

お地蔵さん

5/17 12:17

農道を横切りまた地道

5/17 12:20

ノアザミ

5/17 12:27

峠地区

5/17 12:28

峠地区の池には、鯉が飼われています
病気になったら願をかけ、満願になったら一匹持ち帰り、治ったら二匹奉納するとか

5/17 12:29

この上が、藤白峠

5/17 12:31

塔下王子
地蔵峰寺の片隅、左奥にある祠です

5/17 12:32

塔下王子

5/17 12:38

ここから冷水浦駅に行けるといわれてもなあ

5/17 12:39

御所の芝
白河上皇が熊野詣でをした際に行宮所になった。
熊野路随一の美景と言われたそうな
和歌浦だけでなく、淡路も見えますね

5/17 12:48

さ、藤白坂だ
降りるだけどね

5/17 12:48

宝篋印塔

5/17 12:49

シランだよね？

5/17 12:50

藤白坂
緑泥片岩の階段が萌えます

5/17 12:50

雨降ったらいやだけどね

5/17 12:52

丁石地蔵
これは最後の17丁目

5/17 12:56

15丁目
16丁目は見逃した

5/17 12:58

筆捨松
絵を競って書いた際に負けた方が筆を捨てたところい松が生えた、という感じ

5/17 12:58

で、筆があるなら硯が必要だろうと、徳川頼宣公が作らせたという石
お茶目

5/17 12:58

筆捨松は14丁目にもあたります

5/17 13:00

竹林の中を進みます

5/17 13:00

13丁目

5/17 13:02

竹取物語にも出てきそうな光輝く竹

5/17 13:03

12丁目

5/17 13:04

11丁目には熊手も

5/17 13:05

おじさんとすれ違いました

5/17 13:07

10丁目には歌碑も

5/17 13:08

9丁目にも歌碑があります

5/17 13:10

ミツバツツジかなぁ

5/17 13:11

8丁目には熊手

5/17 13:12

7丁目はえらく豪勢

5/17 13:13

熊野古道に認定されたモノラック（嘘）

5/17 13:16

6丁目は草に埋もれて

5/17 13:18

夫婦筍

5/17 13:18

5丁目

5/17 13:20

地道が終わったところに4丁目

5/17 13:21

3丁目には歌碑があります

5/17 13:22

2丁目は一番大きい

5/17 13:25

1丁目は1700年前後に作られたころから残っているものだそうです

5/17 13:26

有間皇子史跡
この辺で絞殺されたそうです

5/17 13:27

高速をくぐります

5/17 13:28

お化け提灯その2

5/17 13:31

藤白王子
これで、北からたどってきた道とつながり、紀伊路が完歩となりました！

5/17 13:35

神田屋さん
ランチを楽しみにしてきたのに、お休みだった。。。

5/17 13:42

熊野古道は右へ
和歌山へは、左へ行きます

5/17 13:46

紀勢本線をくぐります

5/17 13:48

右　熊野道
左　紀三井寺道　六十五丁

5/17 13:54

六堂の辻交差点
本来はここから斜め右手に行くようですが、今は家が建っています

5/17 14:15

たぶん、この辺で本来の道に戻る

5/17 14:18

海南駅付近の家並

5/17 14:21

下橋で日方川を渡ります

5/17 14:22

日方の大井戸

5/17 14:28

源氏格子を残した民家

5/17 14:31

左　紀三井寺道

5/17 14:33

一里塚跡
和歌山京橋からなので、3里目くらいかな

5/17 14:33

左　くまの道　かな？

5/17 14:36

城山から見た海南市街地
中央少し右手の鞍部が藤白峠かな

5/17 14:37

城山山頂　42m

5/17 14:41

黒江坂を下りてきたところに蔵屋敷

5/17 14:41

黒江坂を下りたこの交差点で本日は終了

5/17 14:43

黒江は漆器の街だそうです

5/17 14:51

黒江の街並み

5/17 15:05

万葉歌碑
「黒牛の海　くれなゐにほう　ももしきの
大宮人し　あさりすらしも」
黒牛の海の浜辺が虹色に美しく照り映えている
宮廷のお供の女官たちが磯遊びをしているらしい
　
潮が引くと黒い大きな牛の形をした岩が見えたので黒牛の海、というそうな。
黒牛の海が、黒江の地名の本だそうです

5/17 15:12

みんな大好き水準点

5/17 15:17

高そうなお寿司屋さん

5/17 15:19

海南駅から帰ります

撮影機器：

Canon EOS Kiss X9i Canon

感想

faroe

西国三十三所めぐりは、海南までは熊野古道と同じ道をたどります
（もっとも、近世は和歌山城下を経由することも多かったようですが）
その道をたどりようやく海南まで来ました。
大阪からたどってきた道と合わせて、紀伊路を完歩したことになります
　
藤白坂最上部の緑泥片岩の石段は見ものでした
　
いよいよ次回は、二番札所、紀三井寺です
途中に病気を挟んだとはいえ、ここまで2年半かかっていますね

なお、紀伊宮原から藤白王子までは和歌山県の街道マップ
https://www.wakayama-kanko.or.jp/walk/kiiji/kainan.html

藤白神社から黒江坂下までは
森沢義信著「西国三十三所道中案内地図（上）」
https://www.amazon.co.jp/%E8%A5%BF%E5%9B%BD%E4%B8%89%E5%8D%81%E4%B8%89%E6%89%80-%E9%81%93%E4%B8%AD%E6%A1%88%E5%86%85%E5%9C%B0%E5%9B%B3-%E4%B8%8A-%E6%A3%AE%E6%B2%A2-%E7%BE%A9%E4%BF%A1/dp/4779504341/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1495024455&sr=8-1&keywords=%E6%A3%AE%E6%B2%A2%E7%BE%A9%E4%BF%A1

を参照しています