奥穂高岳-白出沢より


- GPS
- 10:10
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 1,991m
- 下り
- 1,976m
コースタイム
11:33下山開始-13:09荷継沢-16:10深山荘駐車場
過去天気図(気象庁) | 2009年10月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・雪渓が消えていれば特に危険個所なし ・早朝、角材で作った橋でスリップ注意 ・白出沢の登りはコース不明瞭。浮石の崩れ&両サイドの落石に注意 |
写真
感想
1年前、焼岳で見た山の姿の感動。
日帰りで登るにはトレーニングが必要で、六甲詣でを繰り返していました。
が、6月に重いギックリ腰に。
その後はろくなトレーニングを積んでいませんでしたが、行けるところまで…という感じで決行。
6時スタートで、林道をガシガシと歩きます。
ちょうどいいペースで登山口分岐にたどり着きました。
時期が遅いのか、はたまた平日だからか、ここまで誰にも会っていません。
そこからはしばらく樹林帯の道を歩きます。
よく整備されていて歩きやすく感じました。
途中、重太郎橋に着くまでに角材2本で作った橋がありました。
日の当らない場所なので、霜がついていました。
ここでおもいきりスリップ!
幸い前に滑ったので何事もありませんでしたが、ずれていたらと思うと…
この時の靴はTREKSTA。
あまりグリップに定評のないものということあって、これより後、今に至るまで滑りそうなところは特に慎重になりました。
その後は順調に消化し、重太郎橋を渡り、対岸のハシゴを登ります。
ここから先のしばらくはちょっと緊張しました。
白出大滝を見つつ、登って行き鉱石沢を渡ります。
そこから再び樹林帯に突入。
途中の少し広くなった場所でこの日最初の休憩(約5分)。
この最中に初めて人と会いました。
降りの方で、この先小屋までの間で約10人くらいとすれ違いました。
樹林帯を抜けると荷継沢を渡って白出沢の登り。
最初はルートがはっきりしていましたが、徐々に不明瞭になってきます。
途中で会った人に聞いていたんですが、登れそうな場所を登ることになる、ということになりました。
何か所かルートを見つけることができますが、すぐに分からなくなります。
ここはほとんどが浮石で、崩れることもありますが、すぐに止まります。
しばらく登っていると、前方に登りの方が1人いました。
この日、白出沢のコースを登ったのは我々2人だけだったのではないでしょうか。
雪渓の名残の場所はちょうど沢が曲がっているところ。
ここから先はそれまで見えていた笠ケ岳ともお別れです。
そして少し先には雪の降ったような跡がありました。
ちょっと不安になった瞬間です。小屋先の岩場は登れるだろうか…
さらに高度を上げたところで空を見ると雲の流れが非常に速い。
天気悪くなるんじゃ、と思いましたが、小屋のあるコルに着いた時にはガスの中という感じでした。
霧に巻かれるというほどのものではありませんが、展望はまったくありません。
登っても目的の景色が見れないのは確実で、どうしようか迷いました。
岩場に雪はついていましたが、登れないほどのものではありません。
さて…行くだけ行ってみるかと思ううち、涸沢岳から下山してくる人がいます。
上着の胸のあたりが白くなってる…別の人は眉毛が凍ってる?
もうこれで登頂断念です。
翌年以降に延期しましょう。
これで時間ができたので、小屋でゆっくりと休憩。
おにぎりは持って上がりましたが、せっかくなのでうどんを注文。
出てきたうどんは関東風!
出汁が黒っぽいです。
人生2度めの関東風うどんです。
1度目はすでに十数年の昔。
あまり記憶はありません。
恐る恐る食しましたが、大丈夫。
少し味は濃かったものの、抵抗を覚えるほどではありませんでした。
食後は周りの方と少しお話ししつつ、しばらくすごしました。
ひとごこちついたところで外へ出て、空気の雰囲気を味わいます。
さすがにこの時期になると寒いと感じましたが、いい気分。
20分ほどそうしているうちにイワヒバリなんぞも飛んできたり。
十分に休養を取り、下山しようと準備を始めましたが、トラブル発生。
右足の付け根が痛い!
立っているぶんには痛みはありません。
歩くとかなりの痛みが走ります。
神経的なものに思えました。
ただ単に痛いだけ。
なので意を決してそのまま下山。
さすがにスピードは出せません。
休憩も随所で取らないと、長時間の痛みは耐えがたいものがありました。
それでも何とか歩みを進めて、登りと同じくらいの時間をかけて駐車場まで帰りつくことができました。
車の運転には支障ありませんが、乗り込む際には右足を手で持ち上げて(´Д`)
帰ってから調べると、ヘルニアによる坐骨神経痛の症状だろうと推察。
日を追うごとに痛みは減少していきました。
これを書いているのは2011年6月。
ヘルニア自体は軽度のものでしたが、今後もちょくちょくと悪さをすることになります。
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