秩父御岳山


- GPS
- 05:26
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 997m
- 下り
- 978m
コースタイム
天候 | 曇り時々霧雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
その他周辺情報 | 登山後の反省会:西武秩父駅・仲見世フードコート |
写真
装備
個人装備 |
雨具
飲料
|
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共同装備 |
昼ご飯
地図(地形図)
ファーストエイドキット
ブルーシート
酒類
|
感想
今回は、奥秩父の前衛峰、秩父御岳山に登ります。
北アルプス最南端、木曽御嶽山の王滝口を開いた普寛上人が開山したといわれ、山上には普寛神社の奥宮が祀られています。
秩父鉄道の終点、三峰口駅に降り立ちました。どんよりとした曇天で、山の上のほうは霧に包まれています。一緒に降りた10人程の乗客のほとんどが、駅前の三峯神社行きのバス停に並びました。我等は駅を出て右に進みます。
白川橋で荒川を渡り、T字路を右折して国道140号線(彩甲斐街道)を長瀞・秩父方面へ。少し行くと歩道橋が見えてくるので左のわき道に入ります。「何かこちらを見ている人がいるな」と思ったら、近づくと人形、いや“かかし”でした。“かかしの里”と掲げてあり、あちこちに等身大のかかしが配してあります。かつては三峯神社への参拝客で賑わい、宮沢賢治や幸田露伴も投宿したという贄川宿も、今は過疎化と高齢化が進んでしまい、少しでも賑わいを取り戻そうと、住民たちが空のペットボトルや使わなくなった衣類、布切れを使って製作しているとのことです。のどかな風景と相まって、ほのぼのとした気分になります。
かかしのオブジェを見ながら車道を道なりに歩いていくと、登山口を示す標識があり、左の小路へ。民家の裏の墓地の横に登山道の入口があります。町分登山口(343m)から山頂までは約740mの高低差です。入口から傾斜のある登りがほぼ山頂まで続きます。特に入口から猪ノ鼻分岐手前までの約30分の勾配は急です。
一昨日から昨日までの雨で、落葉はたっぷりと濡れています。湿度が高く、高度が増すに連れて霧が濃くなってきます。山ノ神から尾根道をタツミチへ向かっていると、遠く下の方から秩父鉄道の「ガタンゴトン」という音が小さく聞こえてきます。
800mを超えてくると、そよぐ風も肌寒く感じてきます。山頂手前の落合(大滝温泉)・強石分岐からひと登りで山頂(1,080.5m)に到着。晴れていれば、奥宮の祠の裏側から両神山が望めます。
山頂からは分岐まで戻り、杉ノ峠を目指して一気に南下します。お腹も空きましたが、足場の悪い痩せ尾根と狭い林道が続き、シートを広げる場所も見当たらないまま、杉ノ峠を経て強石へ。
舗装林道に出たところで、ようやく遅い昼食にしました。昼食は、御花畑駅近くの仕出し弁当屋[あがつま]の“わらじかつ弁当”です。予約注文で、お店の人が人数分を御花畑駅まで届けてくれました。甘いウスターソースの味が染みたわらじかつが、ドーンと2枚、ご飯に乗っかっています。長年のわらじかつファンを自認するKさんの舌を唸らせました。“冷めて尚美味し”です。
しばらくして、だんだんと霧雨に覆われてきたので、少し歩くピッチを上げながら、万年橋を渡ってスタート地点の三峰口駅へ戻りました。
〔感想〕
天候は回復せず、見晴らしのない山行となりましたが、奥秩父ならではの静寂な雰囲気の中、濃霧に巻かれながら、山間遠くから時折小さく聞こえてくる秩父鉄道の車輪音や、SL“パレオエクスプレス”の汽笛の響きに深山の趣を味わうことができました…。
それにしても、O島部長が心配です。
朝、一緒に秩父へ向かう途中、乗換え駅(所沢)でぷらっと売店に行ったまま、行方不明になってしまいました。
結局、特急レッドアロー号が出発しても姿が見えないので心配になり電話。
何と、違うホームからうっかり反対方面の電車に乗ってしまい「ただ今所沢から東村山へ向かっています」とのこと(何のこっちゃ)。
その後、御花畑駅での待ち合わせ時間までには何とか追いついて来ることができましたが...レッドアローのみんなの特急券はO島部長に預けていたため、もう一度買い直すことになってしまいました(涙)
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