三頭山(都民の森)〜のんびり森林観察


- GPS
- 06:01
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 598m
- 下り
- 588m
コースタイム
かなりのんびりしているのでコースタイムはまったく参考になりません…。
天候 | 曇り(時々霧) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路 「都民の森」より「JR武蔵五日市駅」行き 16:45発(最終) |
コース状況/ 危険箇所等 |
「都民の森」エリア内なので、道の状態、道標などしっかりしています。 |
写真
感想
日がな一日「樹の観察」っていうのもイイジャナイカ!
と思いたち、「都民の森」一日散策です。
鞘口峠〜三頭山東峰
緑、緑、緑。ひとくちに「緑」といっても、ものすごい種類の葉が頭上にある。それが折り重なってるからまた複雑な模様になってる。特にカエデ類は葉が重なっていると万華鏡みたい。
ブナ、ミズナラ、ホオノキ、ハウチワカエデ…くらいならなんとか樹の判断ができるけれどシナノキ、ヨグソミネバリ、イヌブナ、ハリギリあたりになるともうなにがなんだか。
とにかく色々な種類の樹がドーンと巨木で登場。普段よく見る樹でも大きくなると全然違う樹にも見える…。
巨樹も多いけれど、所々、立ち枯れていたり、倒れている樹も多くみかけました。
低木にはコゴメウツギ、コアジサイなど。コアジサイは去年の秋に来た時に、群生していた葉が印象に残っていたので「もしやこの時期花がさいてる?」期待していたけれど、残念、まだ早いよう。
高度があがると、霧がどんどんと濃くなってきた。樹種はブナの割合が多くなってくる。今までブナの林を歩いた時って霧だった確率が多いな〜と思っていると、いきなり足元にササが現れる。解説看板には『ふつう、ブナの林床にはササ類が密生していますが、ここは大変少なく、学術的にも注目されています』とあり。ブナとササはセットなのか?(そういえば丹沢もそんな感じだったような…)どういう因果関係なんでしょう。
「山の自然学」の三頭山の項によると、『立ち枯れしたブナの大木があっても、その跡を埋めるべき若木が育ってきていない』そう。言われてみれば若いブナの木はあまりなさそう。ということは今ある大木が立ち枯れしたら、また違った山になってしまうのでしょうか…。
東峰〜西峰
山頂近くになるとミズナラ、ダケカンバなどなど。しっとりした印象のブナがなくなり、陽気な(と勝手に思っている)雰囲気のミズナラが多くなるので、あっけらかんとした感じ。(あくまでも個人的な印象です…)そこにトウゴクミツバツツジ、サラサドウダンが花を添えてます。『ツツジの仲間は乾燥に強く、酸性土壌を好むので尾根沿いによく見られ』るそうです。(そういえばあの山もこの山も…とまた記憶をたぐりよせてみたりして)
西峰
ここで休憩。ミズナラの林の中、頭上から「ジジジジジ…」「ゲゲゲゲゲ…」みたいな声が…。エゾハルゼミ?(先日の質問箱にもありましたね!)ダミ声のヒグラシみたいな声。ブナ林の中ではあまり聞こえていなかった気がするので、ミズナラの樹がすみかなのでしょうか??なんだか急に夏休みになってしまった気分。
西峰〜ムシカリ峠
峠にむかって下りていく稜線、尾根を境に東の斜面はミズナラ、西の斜面はブナの林。西側は沢になっているからか、そちら側からは霧があがってくるのだけれど、尾根を越えて東側までは行かず、ちょうど霧の「たまり場」みたいになっている。だから?稜線を境に植生が変わっているのかな?「湿」のブナと「乾」のミズナラの比較見本のよう。ふむふむ、おもしろいな。
ムシカリ峠〜三頭大滝
その西側の斜面を下りていきます。相変わらずの霧が更に濃くなってきます…。しっとり。
沢沿いはまたがらりと樹種が変わって、サワグルミが目立つ。唐突な感じでスラ〜っと大きな樹が所々にあり、中間の高さの樹がない。その下は若そうなひょろひょろな樹が生えてるなあ、という印象。カツラ(葉が丸いので分かりやすい)、シオジ(これはあんまり馴染みが無かったデス…スラリとまっすぐ伸びてる)の大木も目立つ。
あとはカエデの種類が多いこと。よくよく見ると葉の形が微妙に違っていて飽きないです。葉がカエデのように分裂しないヒトツバカエデなんていうのもあって、これは手強い(見極めが)。
この辺は過去にあったと思われる土石流のために樹種によって色々な「戦略』で生き残っているそう。(中間の大きさの樹がないのも土石流に関係あるのか?)岩塊からたくましく伸びている樹、「その角度で伸びます?」みたいな無理やりな樹、みんないろんな手を使って伸びようとしてるのだねー。岩ごろごろの間からいっせいに幼木が背を伸ばしてる、みんな強いな。
【一日歩いてみた感想】
一日中、霧っぽかったけれど、これくらいの方が森の中を歩くのにちょうどよかった。
というより、霧の中の方が好きなのかも…(私としては)
こんな短いコースでも、ドラマティックに植生が変わり、風景が変わるものだな〜と思いました。
このコース、普通なら3時間くらいでまわれるところを結局倍近い時間をかけてしまいました。実はそれでも時間足りないくらいだったりして。
たまにはこういう山行きもいいかな?と思った一日。
少しずつ、「山」を見る眼が変わってきたらおもしろいと思う。
(樹種、もうちょっとおぼえましょう…)
参考にした本
「山の自然学」小泉武栄 岩波新書
「森林観察ガイド」渡辺一夫 築地書館
初めまして。
また、訪問ありがとうございました。
私もどちらかというと花を楽しみながらのんびりとという方ですが、長い距離あるいて地図を真っ赤にしたいという気持ちもあり、どっちつかずになってしまいます。
ウツギの仲間?は「ベニバナツクバネウツギ」にも似ていますね。
takuzan2さん、こんばんは。
コメントありがとうございました。
「ベニバナツクバネウツギ」…さっそく図鑑ひらいてみました。
それっぽいです!
この近辺には花の白い「ツクバネウツギ」もたくさんあったような気がします。
ツツジもたくさん種類があるけれどウツギも色々ありそうですね〜。
山から帰ってくると宿題をいっぱいもらって帰ってくるのに、放ったらかし状態で恥ずかしい限りです。
教えていただいてありがとうございました!
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