小金沢連嶺
- GPS
- --:--
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 1,317m
- 下り
- 2,158m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
晴れた空を薄黒い雲が流れていく不穏な天気、空気はひんやり冷たく、気温が高くなってるにも関わらず、涼しく感じる。
今回は夏の縦走に向けてのトレーニングなので、高原を長く歩ける小金沢連嶺を選んだ。
何よりこの時期は駅から登山口までバスが出てるのでアクセスがいい。
甲斐大和駅から上日川峠へ向かうバスは満員で増発便が出たくらいなので大菩薩は混み合ってるのだろう。
小屋平バス停で降りる人も多かった。
このルートは熊笹が生い茂り、夏場はとても厄介だが、今は新芽が出始めたばかりで、登山道もスッキリとしている。
下山もバスを使うので、バス時間に合わせるとなると、急いでいかないと間に合わない。キスミレやらキランソウやらキヌタソウやらまた会えるだろうと思って先を急いだら、もう会えなかった。キスミレは崩壊地のところにしか咲いてなかったから特に悔やまれた。
石丸峠で一息ついてると富士山やら南アルプスやらが慰めてくれたので良しとしよう。
これだけ雲が出てるのに富士山が拝めるのは珍しい。
先に進むと大菩薩嶺に隠れていた八ヶ岳も見えてくる。
偶然にもその日の夜に阿弥陀岳での滑落の話をテレビで聞いた。
夏に一度下山ルートに使ったが、ザレていてとても疲れた記憶しかない。
山々に思いを馳せながら、狼平を通過。
ここから見る景色はまるでハイジに出てくるアルムの山のようで気に入っている。
なだらかな稜線と遠方にアルプス。
これが熊笹でなく、草原だったらと思う。
樹林帯に入ると、針葉樹の新緑の香りだろうか?リラックスするとてもいい匂いがする。森の香りとはヒノキや杉でなくこういう香りなんじゃないのかなあ?
もうじき花期を迎えるであろうコウモリソウやコバイケイソウが木陰で葉を大きく広げている。
黒岳をすぎたあたりからこれから花を咲かせるであろうウスユキソウも出てきていた。花は白谷丸では桜がまだ2輪花をつけていたのが印象的だった。
急いだおかげで湯ノ沢峠に着くと、時間に余裕がある。この先にお花畑があるので、ちょっとだけ足を伸ばしたら、お花畑には害獣よけのゲートがある。それと花を摘まないように注意書きが。
ううむここは近くまで車が入れるから、ハイカー以外の人もかなりやってくる。
花もそうだが、蝶を採集しに来る人が多い気がするのだが…
お花畑の花はというと、今はウマノアシガタやコキンバイかヒメヘビイチゴ?やシロバナノヘビイチゴが咲いている。お花畑と言うにはちょっとさびしいくらだ。お目当ての鈴蘭は2〜3株しか花を咲かせてなかった。今見に行く人は、細心の注意を払って見つけてほしい。
湯ノ沢峠から真木へ下ると、沢沿いにクリンソウやサラサドウダンが咲き、ハルゼミが大合唱中である。気持ちのいい沢沿いのルートに惜しみつつ、林道を下った。
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