樽前山、雄大な景色に感動



- GPS
- --:--
- 距離
- 1.6km
- 登り
- 341m
- 下り
- 0m
コースタイム
- 山行
- 1:39
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 1:50
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場から東山分岐までは、よく整備された登山道 |
その他周辺情報 | 千歳空港の温泉が利用できる |
写真
感想
北海道旅行の最終日に樽前山に登る機会があった。
ちょうど高気圧が東北地方に中心が来るという移動性高気圧のお陰で、晴れの予報となった。中心が南にあるため太平洋から北海道へは霧が流れ込んで、千歳辺りの上空は低い高さでクモが一面を覆っており、札幌辺りから高速道路で苫小牧南ICへと走っている間は、今日は曇りの天気なのだろうかと思うほどだった。
しかし、苫小牧南ICで降りて右折し、樽前山を支笏湖に向かって車を走らせていると、ある高さでぱっと霧は霧散し、一面の青空が広がり、樽前山もデーンとその雄姿を現した。道はなだらかに峠に向かって登っているようだったが、樽前山は急峻な印象で、浅間山を思い起こさせるようだった。
駐車場へと最後のダートコースを上り詰めると、なんと駐車所には溢れるほどの車が駐まっており、最後の1台という状況だった。
午前8時40分から登山届けに必要事項を記入して登山開始。
はじめのうちから登山道は階段を登っていくようなやや急な道が続き、一旦折り返してやがていくと展望台が現れて、ベンチなどが整備してあった。そこから見下ろすと、支笏湖が初めて見えるため、感動して写真を何枚も撮った。
展望台から先はしばらく低木帯が続くが、それもそれ程長くはなくて樽前山の斜面を斜めに一直線に登っていく登山道となった。ここら辺りが辛抱のしどころで、展望がよくなるとそれ程辛くはなくなって、展望を楽しみながら登ることができた。
見通しの直線を登ったら、東山の肩に出るのだろうと思っていたら、なんのことはない、その地点までいくとさらに右に曲がって直線状の登りの登山道が現れた。天気が良くて見通しも聞くので、山座同定をしながら登る。
北西には暑寒別岳、さらに右には十勝岳と大雪・旭岳が遠望できて、平らな部分が続いた後に王冠のようなトムラウシも確認できる。そこから、ずっと日高山脈が連なり、幌尻岳などのピークがあって襟裳岬あたりまでも見えているように思えた。
誰かが夕張岳だとトムラウシのことを言って説明していたが、それはその姿からして明らかに違っているように思ったのだった。
千歳から苫小牧まで一面に低い雲に覆われているように見えたが、海辺辺りはそれが切れていて地上の様子が見えた。遠く南には函館辺りから北海道駒ヶ岳まで見えており、すぐ近くには室蘭辺りの低い山々も見えたので、樽前山近くの荒々しい山肌やそれに続く新緑などを楽しみながらゆっくりと登った。
肩のところまで登ると風景は一変。
まず溶岩ドームの中央墳丘が目の前にドッカーンと姿を現して圧倒される。火山の外輪山もきれいに見えて、そこらを通る登山道が模様のようだった。また、あちこちから噴気があがっていて、樽前山が今も活動中の火山であることを実感する。
東山山頂が今回の目的なので、もう一登り。距離にして0.3kmらしいが、ここはしっかりとした、ずるずるすべる急斜面。登るにつれて展望がさらに良くなって、支笏湖が姿を現し、何と言っても羊蹄山が見え始めるのに感動する。東山山頂にはあっという間に着いた。
山頂で水分を補給したり、10分程度休憩して風景を楽しむ。
弁当を持ってきているわけでもないので、ここで証拠写真を撮ったりして引き返したが、できればお鉢回りをしたいところだった。東山山頂からさらにそれを越えて西に行く人が結構いたのだが、お隣の山まで行ったのかもしれない。
下りは登りと比べるとあっという間で、ずるずる滑りながらではあるが、登山道もしっかりと整備されているので安全に注意していれば、大きな問題はないようだった。ただ、次々に登ってくる人がいるので、車を駐めるところがあったのだろうかと不思議に思いながら下山していったが、駐車場まで帰ってくると道路に長い列になって車が駐めてあった。
この時期、ちょうど樽前山は一気に気温が上がったようで虫が大量発生しており、駐車場へ車が着くやいなや、白い車が黒い虫がいっぱい付いて白黒まだらになるくらい小バエのような虫が飛び交っていた。
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