黒松内川ぶな滝沢285右俣遡行-黒松内岳

コースタイム
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
ganさんのMLから
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★誰だ?
朝4時半集合地点の道路情報館にまだ2名が来ていない。電話をかけようかと思った矢先に携帯が鳴る。「今起きたばかりなの〜」とは何とか理解できたが、しどろもどろの話振りだ。来るのを待つと1時間はかかるだろうから、即座に「遅れて夏道から来て下さい」と予定を変える。可哀想なのは近所で乗せてもらう予定のKさんだ。黒松内の沢を楽しみしていたが、ま、これも運命だろう。黒松内道の駅でyasukoちゃんを拾い、林道入り口の駐車場で待機していた山おじさんと6時40分に落ち合った。初めてオフミ参加のSHUNさん、SHOGOさんとは私も初対面だ。各自簡単な自己紹介をして登山口へと向かう。その直ぐ後から1台の車が来る。降りてきたのは函館のショウさんと高橋さん、若者の3人だ。重滝ルートから登るという。夏道からも入れると総勢20名ほどのHYMLメンバーが黒松内岳に集合している。恐るべし、HYML。
★リスク
リーダーを頼もしいiwaさんが務め、私はサブに徹する。人数が多いから4時間前後はかかりそうだ。薄曇りだが、寒くはない。むしろちょっと蒸し暑いくらいだ。歩いて5分のくの字の滝から始まる渓流美にはいつも惚れ惚れする。5mの微妙な滝に来た。以前滝上にあった倒木も今はない。ヌルヌルの岩盤には小さい突起があるだけで初心者がフリーで登るには辛すぎる。290分岐まではそれでも順調に来た。あるはずのウドはもう採られた後だった。左股には雪渓が見える。右股を進み5分で10mのほぼ垂直の滝だ。iwaさんが途中まで登るが、後一歩がちょっと微妙だ。落ちたらそれ相応な怪我は免れない。左の足場はスプーンカットのように下向きで体重を預けるのはリスクが高い。私も登り、iwaさんを踏み台にして先行してザイルを垂らす。全員が上がるまで30分はかかったろうか。
★ヨメさん
そこから先にこの沢の真髄が続く。精々3mほどの滝だが、ペロンとした表面は実にいやらしい。YOSHIさん改めヨメさんがまずはドボンだ。「嫁が〜、嫁が〜」が口癖だから、YOSHIOさんとも紛らわしい名前は略して「ヨメさん」になってしまった。沢はド素人のおとーちゃんも下半身を濡らす。濡れるだけならご愛嬌というものだ。皆で嬌声を上げながら小滝を登るのは楽しいものだ。誰かがドボンする度に笑い転げる。時折夏道組の二人に届けとばかり、雄叫びを上げる。標高500付近から雪渓が沢を埋める。S字状のゴルジュは好きな場所だが、雪の下だ。素直に詰め続けて650付近から北へ向かって3分藪を漕ぐと夏道に出た。なかったはずのウドだったが、それでもしっかりゲットしたつぼさんは流石だった。
★主役
夏道にザックをデポして山頂へ向かう。既にショウさん一行やかすみさん、kennちゃんも着いていた。下山の途中で山開きの一行40名ほどとすれ違う。30代後半の山ガールがiwaさんの紹介で偽ganさんのヨメさんと記念撮影をすることになったが、これには一同大笑いだった。その夜の宴会では馬場さんに「ganもどき」の名も拝命したヨメさんはまさに二日間の主役と言っても過言ではない。さて沢登りはついでみたいなもので、今回のメインはタケノコ採りだ。30分づつ2回に分けて藪に入り、各自それなりの収穫にニンマリだ。山おじさん、つぼさんの山菜名人対決の軍配は翌日の犬の巣まで持ち越される。日帰り組のカトちゃん、おとーちゃん、yasukoちゃんと別れ、泊まり組は長万部温泉で湯に浸かり、運転手以外は車中から宴会モードに突入した。SHUNさん、SHOGOさんの初対面二人もしっかり手にはビールを持っている。既に流儀を会得しているのは長い社会人経験のなせる業か。
★おまけ
何度登ってもぶな滝ルートは面白い。次は左股から登って右股に下りるかな。同行希望の方はどうぞ。
iwaさんのブログから
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豊滝開発局P朝4時30分集合。ぎりぎりに着くとほとんどの人が来ていた。
かすみさん、kennちゃんが来ていない。ganさんにかすみさんから今起きたと携帯電話に。
かすみさんが寝ぼけて何言っているかわからないとの事。巨匠さすがかすみさんだ。二人には直接来てもらい、夏道から頂上へ。
4時40分黒松内岳に向け発車です。天気も曇っているが道南はまあまあのよう。
yamaojisan、yasukoちゃん加わり7時黒松内岳ブナ沢入渓。
今日は8時30分ごろから山開きが行われるよう。
入渓すぐの滝が藻がつき滑る滑る。皆、何とか右股まで上がる。右股すぐの10mの滝が待ちかまえる。
半分まで上がりganさんをそこから上へ持ちあげ滝上へ。ザイルを出し全員が登る。
次の4mの滝皆がザイルで登り、最後がヨメガーさん。
私のザイルと冬市さんがシュリンゲを出し持ちあげるが、なぜかシュリンゲを放しバランスを崩し、肩までドッポーン、
これでこそヨメガーさんです。みごとな落ち方でした。
途中の滝、おとーちゃんが高巻きで苦戦。体力消耗で元気が無い。
靖子ちゃんは元気いっぱい蛇を探している。さすが白田軍団である。
なんだかんだ微妙なヘツリをこなし登っていくが、またヨメガーさんがドッボーン。
本日2回目。この後もう1回計3回のドッボーン
ここでヨメガーさんの解説。ほんとはYOSHIさんですが、口癖が「嫁が」なんです。YOSHIOさんもいますのでヨメガーさんに。
ヨメガーさんは豊富な財源を水のように。濡れてもすぐ乾くウェアーを着て、ドボンしてももう渇いたわ〜と余裕。
某有名メーカーの服など買って1回着ると捨てるようです。GPSも飾りで、電池など入れると重くなるので入っていない、すべてカッコなのです。
ベストに色々なものをぶら下げているが、必要なモノかよくわからない。藪などで引っかかって大変そうです。変なステッキを沢で持って歩いている。
後ろ歩いて行くと物を捨てるので皆金魚のフンのようにゾロゾロ。
先日はg〇〇さん、某有名メーカーのジャンバーを拾ったようです(爆笑)。
つぎつぎ3mクラスの滝を皆が登り尾根が見えてきたころは雪渓が。
下を潜ったり上に乗ったりでクリア。10時30分尾根上に到着。
そこから11時00分空荷で頂上へ。
頂上へは夏道から登ったかすみさんとkennちゃんと
函館SHOさん御一行(重滝右股から)が。
10分ほど休み、夏道下山、下の方に山開き参加の人たちが登ってくる。
急登ロープ場でこちらは脇に待機。30数人はいる、山ガール風の人も。
下を見るとヨメガーさんが、我々沢のリーダーの顔して立っている。
(こういうかっこはmarikkaさんも得意)
カッコつけてるわ!とカトちゃんと笑って見ていた。
そこへ沢からですか?と山ガールから声をかけられる。
私が『沢からすよ!』『ganさんて知らない?』と聞くと『知らない』と言われる。
『沢本書いている人で本屋に行くと売っているよ』と言うと、
『写真撮りたい』と言うので
『あのGPSとかぶらさげて偉そうに立っている人がganさんだよ』と言うと、
ツギハギだらけのganさんが山ガールとヨメガーさんを写真で撮った。
後で本屋でganさんの本を見たらびっくりすだろうなぁ〜
笑いながら降り、途中竹の中を収穫。
yamaojisan VS つぼさんの勝負は互角に終わる。
皆さん無事下山。長万部温泉で汗を流し今年2回目の落部山荘。盛り上がりました。
馬場さんにganさんがカメラで撮った話をすると、それは『ganもどき』となずける。
もしくは『ganも』。馬場さん、ありがとうございまいした。使わせて頂きます。
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