次女（仮）もびっくり、子熊に遭遇/千手ヶ浜のクリンソウ＆戦場ヶ原のワタスゲ

2017年06月11日(日) [日帰り]

• GPS: 07:09
• 距離: 21.3km
• 登り: 470m
• 下り: 474m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:22
• 休憩: 0:48
• 合計: 7:10

距離 21.3km 登り 474m 下り 477m

4:58 赤沼バス停
5:03 5:04 赤沼分岐
5:13 5:14 しゃくなげ橋バス停
5:34 5:36 竜頭の滝（龍頭之茶屋）
5:48 5:54 菖蒲ヶ浜BS
5:59 6:00 竜頭の滝バス停
6:36 6:37 赤岩
7:28 7:29 熊窪
7:59 8:17 仙人庵
8:41 千手ヶ浜バス停
9:10 9:11 西ノ湖入り口バス停
9:48 9:52 弓張峠
10:14 10:23 小田代原BS
10:46 10:47 小田代原北分岐
11:16 11:17 青木橋
12:02 赤沼分岐
12:06 12:07 赤沼バス停
12:08 ゴール地点

天候

快晴。朝のうちはかなり寒かったです。
日が高くなると日差しは強烈なものの爽やかな風が吹いて快適でした。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

東側からのアプローチの場合、最終コンビニは清滝ICから少々南西にあるセーブオンとファミリーマートです。

この時期低公害バスの始発となる赤沼の駐車場は混雑します。早めの到着が望ましいでしょう。満車となっている場合は少々北に行った三本松は比較的空いているようです。

コース状況／危険箇所等

顕著な危険箇所なし。ただし熊が生息しているので要注意です。
日光湯元ビジターセンターのホームページによると、今年5・6月の千手ヶ浜付近での目撃案件が多いようです。

今回歩いたコースでは、竜頭の滝から千手ヶ浜に至る中禅寺湖北岸沿いが唯一登山道風の道でした。よく整備されているので山慣れない方でも、よほど油断しなければ問題ないでしょう。

その他周辺情報

混雑するのを避けるため、日光付近で食事とか入浴するのは避けてるんですよね。従って宇都宮辺りまで移動してからの食事・入浴が多いのです。
宇都宮のラーメン店ではとにかく「花菱」推しです。

写真

6/10 23:47

登山靴よしっ！

6/11 4:52

流石に5時前だとそれほど混んでいない赤沼の駐車場。

6/11 5:14

赤沼から竜頭の滝へ向かいます。まず目を楽しませてくれるのはヤマツツジや…

6/11 5:22

ツマトリソウ。

6/11 5:36

竜頭の滝上部。

6/11 5:38

ズミ。

6/11 5:38

珍しくピントがそこそこ合ってる。

6/11 5:40

シロヤシオは竜頭の滝近くでたくさん咲いていました。

6/11 5:43

これも結構ピント合ってる。
この花は清楚な白さが素晴らしい。

6/11 5:44

滝見台より。

6/11 6:07

花名は不明。
後日他の方のレコでカンニングしよう。
→yamabitoさんのレコにてカンニング完了。カキドオシ。

6/11 6:07

同じく
→これもyamabitoさんのレコからカンニング。ヤマガラシ。

6/11 6:12

今回は次女（仮）に先を歩かせました。地図読みはあまり得意でないようですけどね。

6/11 6:14

クワガタソウ。
多分実物を見るのは初めてだったと思います。

6/11 6:15

ヤマツツジを見上げています。足元にも気をつけて。

6/11 6:39

所々視界が開けます。半月山方面だろうか？

6/11 6:56

静かな水面です。

6/11 7:03

この辺りは立派な樹が多かった。人物が入るとその大きさがわかりやすいですね。

6/11 7:16

ギンリョウソウ。

6/11 7:22

シロバナノヘビイチゴ。

6/11 7:25

これは黒檜岳だろうか？

6/11 7:27

これは社山？

6/11 7:27

空、木々の緑、水面、全てが清冽です。

6/11 7:29

重なり合った葉を突き通すかのような強い光。

6/11 7:47

千手ヶ浜に到着すると早くもクリンソウ登場。

6/11 7:48

親切な案内。

6/11 7:49

他の方のレコで見た造船所。

6/11 7:49

やっぱりあれは社山なのだろうか？
立木観音の方から見るのとは山容が大分違うんでピンときません。

6/11 7:54

水を好む正体不明の植物。これも後日カンニングですね。

6/11 7:56

乙次郎橋を渡る。

6/11 7:58

良い天気です。

6/11 8:01

本日のお目当てが続々登場。ピンクと赤。

6/11 8:01

白。

6/11 8:08

今回は花の写真が多くなっちゃいます。

6/11 8:08

良いですな。

6/11 8:09

結構ですな。

6/11 8:10

空の青、木々の緑、満開のズミの白。

6/11 8:10

アップ。

6/11 8:11

サクラソウ系の何か。上品な色です。これもたくさん咲いていました。

6/11 8:11

こんなです。

6/11 8:12

引き続きクリンソウ推しで。

6/11 8:13

水面に映り込むのもまた良し。結構ピンボケですけどね。

6/11 8:13

色とりどり。

6/11 8:15

マーブル調の株もありました。

6/11 8:16

これが一番お気に入りです。

6/11 8:16

静かな良い庭園ですね。

6/11 8:19

いい加減にしておきますか。これでクリンソウはラストにします。

6/11 8:20

多分白根山方面。雪が残ってますね。

6/11 8:31

撮って頂きました。
次女（仮）につられてピースサインをし掛けるも、どうしても気恥ずかしくて指は開けませんなあ。

6/11 8:57

バスの通る林道を歩いている途中で斜面を見上げている人をお見掛けし、話を聞くと子熊がいるとのこと。
うぉっ！マジか！？

6/11 8:58

可愛いなあ…
とか言ってる場合じゃないか。母熊が近くにいる可能性大だし。

6/11 8:58

母熊が現れたらどうしましょ。
武井壮はどうするって言ってたっけ？
ちゃんとテレビ見ときゃ良かったか。

6/11 9:07

母熊とは遭遇せずに済みました。

6/11 9:52

鮮やかな緑。

6/11 10:07

戦場ヶ原にやってきました。お目当てのワタスゲは果たして？

6/11 10:08

広々とした良い空間です。背後には男体山一味。

6/11 10:39

ズミが満開。

6/11 10:50

圧倒的な光量。
次女（仮）も楽しく歩いているようです。

6/11 10:51

凄いコブ。
樹はミズナラですかね。

6/11 10:52

日差しは強いですが涼しくて楽でした。

6/11 10:54

鮮やかですね〜。

6/11 10:54

マイヅルソウ。

6/11 11:26

パノラマモードでの一枚。我ながら良い出来。

6/11 11:27

自分でも撮ってみたパノラマ撮影の出来栄えを確認する次女（仮）。

6/11 11:31

ワタスゲをようやく発見。
可愛いです。

6/11 11:32

が、ちょっと量が足りませんね。案内板には「白いカーペットを敷き詰めたよう…」と書いてあったのですが、満開になればまた違うのでしょうか？

6/11 11:36

この赤身がかった花は何でしょうか？
これも後日カンニングですね。
→どうもこれもズミっぽいです。葉の形状が同じだしググったら赤みがかった花も咲くみたいです。

6/11 11:44

鉄分を含むのか川底が赤く染まっています。

6/11 11:46

2013年10月にも同じ場所で写真を撮りました。
倒れた樹の根っこです。

6/11 11:52

ここは結構ワタスゲが咲いていました。

6/11 11:52

しかしもう少し量が欲しいですね〜。

6/11 11:52

白い絨毯とまではいきませんが…

6/11 11:55

カワイイのでよしとしましょう。

6/11 12:09

赤沼の駐車場は満車になっておりました。何でここだけこんなに混雑するのかと思ったら、低公害バスの始発場所なのでした。

6/11 12:12

びっしりです。しかし私たちもそうでしたが昼頃には帰っていく人もいるので入れ替えが発生します。ノーチャンスではないですね。

早めに日光を脱出しました。宇都宮にあるお気に入りの「花菱」にて私は揚げネギそば、次女（仮）は中華そば、ギョーザはシェアしました。社会人になった次女（仮）がごちそうしてくれました。立派になって…（涙）

撮影機器：

Canon PowerShot SX210 IS Canon

HTC Desire EYE HTC

感想

muscat

●●超久しぶりの娘連れハイキング●●
かねてより千手ヶ浜のクリンソウと戦場ヶ原のワタスゲは狙っておりました。これに社山からの稜線が魅力的な黒檜岳も絡めるプランを考えておったのです。しかし待てよ、山なんて面倒なものを絡めなければお手軽に娘連れハイキングが出来るのでは？

娘と言っても実の娘でもなく、義理の娘ですらありません。以前にウチの会社でアルバイトしてくれていたお嬢さんたちのうち、誕生日の早い方を長女（仮）、遅い方を次女（仮）と勝手に呼んでいるだけのことです。以前にも高尾ー陣馬縦走や霧降高原のニッコウキスゲハイクに連れて行ったことがあります。

2013年4月　高尾-陣馬縦走レコ
https://goo.gl/1pGdVV
2013年10月　戦場ヶ原ハイキングレコ
https://goo.gl/GLe8aE
2014年7月　霧降高原ニッコウキスゲレコ
https://goo.gl/BplHbf

当時は二人とも学生でした。しかし今や二人とも立派な社会人。誘いをかけても中々忙しくて難しいかなとは思いましたが、ダメなら山登りつきのプランに変更して黒檜岳を片付ける手もあるので、とりあえず声をかけてみたところ、次女（仮）の方はOK。長女（仮）は海外旅行の予定が入っていてNGでした。

あとは天気がどうか。元々の予報では日曜日はあまり良くない感じで、こりゃダメかなと心配していましたが、結果的には私にとっても久しぶりのド快晴になりました。

●●朝は寒かった●●
日曜日の午前0時に集合し、例によって一般道を延々と走ること4時間で赤沼の駐車場に到着。意外に寒いのにはビックリしましたよ。次女（仮）には「朝のうちは寒くなるから暖かい服を持ってくるように」と指示しておきながら、自分は半袖Tに短パンで、カッパすら持っていないという舐め切った態度でした。他の方々とは季節感の全く違う服装で歩く羽目になったのでした。

まずは竜頭の滝を見物し、以前にも次女（仮）と歩いたことのある中禅寺湖北岸の道を通り千手ヶ浜を目指します。らくちんなのでバスで行ってもよいですけど、そうすると太陽の光量が足りない時間帯でのクリンソウになるかなと。少し歩いて日が高くなってきたところでのクリンソウの方が綺麗かとの狙いは概ね当たったかと思います。

道中はヤマツツジ、ミツバツツジ、シロヤシオなどが目に鮮やかでした。また中禅寺湖北岸の道は緩やかで気持ちの良いハイキングコースで初心者にもお勧めです。一度歩いたことのある道でもあり、うちの次女（仮）も快調に歩いていました。なお、今回は自分でコースの判断をさせるべく、先を歩いてもらいました。地図読みはやや苦手なようでした。

●●圧倒的な光量のもと、木漏れ日＆クリンソウ●●
日が高くなるにつれ6月の日差しが葉の隙間から差し込んできます。今年に入ってからの私の山行はどちらかと言うと天気がショボ目のことが多く、現場での印象もレコにした時の写真の色味もややくすんだ感じでした。

しかし今回はこれでもかと言うくらいの快晴。このコントラスト強烈な新緑の色味を目に焼き付けよう、写真に撮ってみようと何度も立ち止まることに。今回のコースタイムがゆっくり目なのは次女（仮）のせいではなく、私がダラダラしていたためでした。

そして狙い通り、仙人庵に到着したのは充分な光が得られる時間帯。あまりにもキラキラとした木漏れ日、そしてそれを受けて輝くクリンソウ。感受性が欠乏気味の私ですら「ほう、ふむ、なるほど」と眺め、シャッターを押しまくるくらいですから次女（仮）は大いに感激していたようです。

●●子熊に遭遇、母熊はどうやって倒せばいいんだっけ？●●
仙人庵でクリンソウをたっぷり楽しんだ後は戦場ヶ原に移動してワタスゲを狙います。バスで移動しても良いのですが、それでは運動量が少々物足りないので徒歩での移動です。ハイキングコースを歩くルートと、バスも通る林道のルートと二通りあります。以前にハイキングコースを歩いた時に次女（仮）が怖がっていたので、今回は林道を採用です。

アスファルトの硬さに若干腰を痛めつけられ気味とは言え、相変わらず木漏れ日のキラキラが楽しく、ゆっくりと歩いていると斜面を見上げている方々がいます。何か？と聞くまでもなく先方から熊がいることを教えてくれました。

見ると木の陰から体長60cmくらいでしょうか。子熊が姿を現します。次女（仮）もビックリです。そりゃそうでしょう。私も登山を始めて6−7年経ちますが、野生の熊を見るのは初めてですから。「ほう、愛らしい」と思ったものの、そんな場合ではありません。子熊あるところに母熊あり。「こりゃマズいな。武井壮はどうするって言ってたっけ？」

うっかり熊鈴を置いてきたので、手をパンパンと打ちながら歩くことしばし、どうやら母熊との対決を回避出来たようです。

戦場ヶ原では男体山一味の景観と、期待ほどではないもののそれなりに愛らしいワタスゲを存分に堪能し、混雑する前に日光を脱出。宇都宮のラーメン店花菱を目指すのでした。なお花菱のラーメンは次女（仮）も感激してくれたようです。

●●感想●●
ここ数年、いつかはと狙っていた千手ヶ浜のクリンソウを理想的な条件のもと楽しむことが出来ました。新緑にせよ、花にせよ、最良の状態で見るためにはやはり光の量が大切ですね。改めて思い知らされましたよ。ただでさえ感受性が豊かで何でも良いところを見つけて楽しむことの出来る次女（仮）なので、今回のような最高の条件下では一層感激してくれたようでした。

一方、日頃あーだこーだ文句が多い私もこれでは文句のつけようがありません。ヶ原LOVEなので今回のように標高差が少ないのも良かったです。強いて言うならワタスゲの量が…いややめておきましょう（笑）。今回の山行の満足度は130％とします。

それにしても、社会人になったのでここは私が…とラーメンをごちそうしてくれるなんて。大人になったもんだな〜と嬉しい反面、時の流れを感じてちょっと切なくなったりもしました。

ガチの山はちょっと苦手そうなので秋になったら那須・姥ヶ平の紅葉ハイキングに連れて行きたいものだと思っております。

コメント

muni

孝行娘(^｡^)
久々登場〜次女ちゃん(^-^)
元気に頑張っているのがわかって、こちらもなんだか嬉しいなー。
写真はカメラ買い換えたのかと思うくらいキレイでビックリ〜(^｡^)

muscat

Re: 孝行娘(^｡^)
こんばんは、muniさん。
コメントありがとうございます

ウチの次女（仮）、仕事はそこそこ大変そうですけど楽しくやっているようですよ。まあ、あまり環境に対して不服を感じず楽しめる性格ってのが大きいようですね。

写真はきれいに撮れてて私もビックリ。光量の影響を受けやすい機種なんですかね。九州遠征の時はイマイチ未満な出来だったんですけどね。

zawada

社会人かぁ
ちわ、mus氏。

最初、長女と次女の存在を知った時、「mus氏家庭持ちだったのかー。独身詐欺だー。ダマされてた！」と思ったのが懐かしい。

次女(仮)さんもすっかり大人の女性になられたようで、親父(仮)としては感慨深いものがある事でしょう。

確かに今回は写真クリアだね。
眺望バカを自認してる癖に写真がモヤっとしてる事が多いから、「そろそろ買い換えろー」って思ってたんだけど。

muscat

Re: 社会人かぁ
ちわ、zawa氏
コメントありがとう。

＞最初、長女と次女の存在を知った時…

高尾山のレコだね。あれは４年も前の話か〜。本当に時の流れの速いことと言ったら…あ〜ヤダヤダ
次女（仮）は実は小学生の頃から知っている子なんだよね。それがもうお勤めして給料貰ってラーメンごちそうしてくれるなんて。親父（仮）的には嬉しいような寂しいような…。

写真、中々でしょ？
確かに最近モヤっとしてたんだけど今回は不思議と好調。やっぱり光量なのかね。撮ってる段階で綺麗に撮れてる予感があって、PCのモニターで確認してみても上出来。不思議だね〜。

hotten

待女じゃなかったの．．．
えっ、社会人になった次女（仮）が．．．って、前出のときは未成年
悪いやっちゃな

こんばんは、muscatさん！
次女（仮）に反応しました

確かに写真はきれいですネ。
どんな でも、 なら腕は関係ないネ

熊ですか．．．小熊とはいえ、いいものが見れましたネ
母熊がいなくて何よりでした

muscat

Re: 待女じゃなかったの．．．
こんばんは、hottenさん。
久しぶりのコメントありがとうございます

＞前出のときは未成年…

いえいえ、今年で社会人３年目に入っているので前出の時は既に20歳には到達しておりましたよ。まあ、そこのところで言い訳が必要な関係性ではないのでどっちでもいいですけどね

母熊の声が聞こえたとおっしゃってる方もいたので、もしかすると近い場所にいたのかも知れませんね。母熊と対決しないで済んで良かったです

※追記※
もしや？と思って過去レコのコメント欄を見直してみたら、hottenさんは娘レコシリーズに皆勤して頂いているようですね。あらためて御礼申し上げます