庚申山 小さなコウシンソウ、コウシンコザクラを尋ねて
- GPS
- 07:56
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,892m
- 下り
- 1,886m
コースタイム
天候 | 晴れ、庚申山荘〜山頂まではガス及び曇り。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし。お山めぐりコースは梯子、鎖場、岩場あり。 全距離の半分は単調な林道歩き。 林道歩きは樹木で日差しが遮られるが暑いことに変わりはない。気温25℃。 山頂付近は冷たい風が強かった。気温5℃。体感温度差に注意し、レイヤーを。 |
写真
感想
11日の晴天の反動だろうか、12日上信越の山稜は雲が多く小雨が降る所もある。
日ごろの行いは確かに褒められたものではないが、こう悪天候続きだと自分自身を怨みたくなる。こういう時はスマホの山行予定メモを見る。コウシンソウと書いてあった。
前橋の自宅から1時間で銀山平公園に到着。ほとんどノンストップだった。
やや肌寒い気温8℃。登りなのでTシャツにショートパンツ+ゲーターの無国籍ハイカースタイルで行く。カットソーとウインドブレーカーは装備。
林道歩きはどこも同じ。単調で川沿いを歩んでいく。途中まで水道工事をしている。気が付いたのだが落石がかなり多いのだ。充分留意して歩むべき。一の鳥居までが長く標準CTが1時間20分、私は約1時間。心を無にしてただ足を左右に出していた。
一の鳥居から少し寄り道して庚申七滝を観賞。土砂崩れで散策路が通行止め。上の橋から眺めて撮影した。良い滝だ。紅葉時期が素晴らしいだろう。庚申山へ向かう。
庚申講の本山。庚申待は今でもしている所や団体は、あるのだろうか?
道祖神碑同様に庚申塔が至る所に未だ残っている。
村や集合体など全員ひっくるめて徹夜して酒飲んだり、遊ぶという途方もない風習は廃れるに決まっている。ましてや女人禁制。百物語のほうがまだ品がある。
庚申講については書いていたらキリがないので割愛する。
「年に六度の庚申を知らずして 二世の大願は成就せぬ」そんなことは迷信。
お山めぐり分岐からはやや急登。岩場の滑りやすい場所も多い。ただ崖や登山道にはコウシンコザクラ、ミツバツチグリ、シロヤシオが満開。ただ残念なこと標高を上げる毎に曇り空になってくる。伴って気温も下がってきた。
山頂手前の岩場にコウシンソウが咲いているところがあった。見過ごした。
根が張り出す樹林帯を抜けるとシャクナゲげ見えて山頂に。
山頂には展望がない。登山道を進み展望ポイントへ向かう。
やはり上空がガス模様で眺望は今一つ。ただガスを乗せた皇海山は迫力があった。
男体山も見られて良かった。踵を返してお山めぐりコースへ。
妙義山のやさしい岩場コースだな。滑りやすい岩場のトラバースだけ注意。
あとは梯子と鎖場、つり橋程度。
展望できる尾根を過ぎ、橋を渡ると奇妙に土偶のように浸食された岩場が見える。コウシンソウ群生地だ。ただ群生と言われるほど花がないのが事実。
しかも花が小さく崖に生えているので見えにくい。崖の上や辺りを見たが、やはりそこだけにしか咲いていなかった。
モニターを見て撮るコンデジだと撮影が一苦労だろう。私も三脚持ってくればよかったと後悔。曇り空、白い小さな花、やはり手振れやAFが合わせにくく、白飛びしてしまう。適当に何十枚か撮影し下山。猿田彦神社跡で昼食。
猿田彦も庚申の申(さる)と縁があるのだ。現地にも詳細があるのでご覧あれ。
昼食はパスタ。自家製バジルが生育中のため、市販ジェノベーゼソースで作った。
ボイルした鶏もも肉とトマトがよく合う。食後再装備して出立。
一の鳥居から林道は暑かった。樹林帯で日差しが遮られた下りでも、気温が高いので小まめに水分補給する。帰りは早歩きで1時間かからずに公園に到着。上を見上げるとガスが未だに漂っていた。
帰りに草木ダムを見学。草木湖を通ってきた風が気持ちよい。自転車でもよく来て周回して帰った。大胡県道を粕川町に入ると赤城山が良く見える。
旧粕川村は母の実家があり、幼少の頃、田んぼから大きな赤城山が私を見下ろしていた。私は大きくなったが何十年経ってもその姿は変わらない、裾野は長し赤城山。
growmonoさん、こんにちは。
6/12に庚申山に行かれたのですね。コウシンソウだけでなく、コウシンコザクラもちょうど見頃でしたね。今シーズンは庚申山-鋸山-皇海山-六林班峠の縦走はできそうにありません。growmonoさんのレコを見て行った気にさせて頂きました。
また、growmonoさんが昼食に食べた「ジェノベーゼ、トマト、鶏もも肉のバジルとのボイル添え」は、まるで自分が2週間前に乗鞍高原温泉の湯けむり館で食べた「エビと野菜のジェノベーゼのパスタ」のように見えてとっても美味しそうでしたよ!
hareharawaiより
こんばんは、hareharawaiさん。
コメントお寄せ頂きありがとうございます。
白砂山か巻機山へ行こうと思いましたが、天候が悪そうだったため栃木へ行きました。
庚申山も多少雲がかかることを分かっておりましたが、風がこれほど冷たいとは思いませんでした。日光白根山〜袈裟丸山の稜線も夏時期は凄まじい雨が降りますよね。皇海山もガスでしたが凛々しく見られました。
ジェノベーゼですが、庭のバジルがまだ採取できなかったので自家製ジェノベーゼが作れず持って行けませんでした。恥を忍んで落合シェフの瓶詰で代用です。hareharawaiさんが乗鞍で召し上がっていたのを私が見過ごすはずがありませんよ。おいしそうだなと、恨めしく思いました。自宅ではブロッコリーと海老で作ります。
こんばんは。
コウシンソウに会いに行ったのですね。私も去年初めて行きました。
初めて見たコウシンソウは小さく教えてもらわないと気付かないほど。撮影も苦労した記憶があります。暗いし小さいし殆どピンボケ
また、岩壁咲くコウシンコザクラに感動もしました。
そろそろ咲くころかなと気になっていたところです。レコ有難うございました
こんばんは、yasubeさん。
コメントお寄せ頂きありがとうございます。
小さくても食虫植物のコウシンソウ。岩場や崖を目を皿のようにして探しました。
土偶のような岩には3個しかコウシンソウは咲いていませんでした。東側の岩には上の方に群生があります。
三脚を持ってこなかったことを後悔しました。仕方がないので人間三脚です。
不安定な鉄梯子の上に座り込み、息を止め脇を締めて撮影しました。
風もあったのでAFをコンテ二ュアスにしましたが、白飛びしたりボケたり約30分で40枚撮りましたが、パソコンで見るとほとんどボツでした。滝も人間三脚で撮影です。
個人的にはコウシンコザクラの方が可愛らしくて好きですね。崖の群生が圧巻でした。
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