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Yamareco

記録ID: 1170949
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ハイキング
日光・那須・筑波

中倉、沢入山はまるでアルプス

2017年06月16日(金) [日帰り]
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ururu その他2人
GPS
--:--
距離
11.8km
登り
1,065m
下り
1,065m

コースタイム

日帰り
山行
7:40
休憩
0:00
合計
7:40
8:50
0:00
130
11:00
0:00
18
11:18
0:00
60
ランドマーク一本ブナ
12:18
0:00
52
13:10
0:00
80
岩の分岐
14:30
0:00
50
中倉取り付き点
15:20
足尾銅親水公園
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2017年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東京からJR両毛線桐生駅か東武線相老駅で渡良瀬渓谷鉄道に乗り終点の間藤で下りる。タクシー会社あり。歩いても登山駐車場の銅親水公園に行けるが、いずれにしても東京からだと林道でテント泊した方が良い。
コース状況/
危険箇所等
けな気なブナの一本を過ぎてから松木沢が800メートルほどの下に見えガレた尾根歩きが続く。巻道も少しはある。
その他周辺情報 庚申山入り口のかじか荘は九月まで休業、国民宿舎サンレイクか駅の温泉水沼
銅親水公園の駐車場から見たこれから登る中倉山が右に
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銅親水公園の駐車場から見たこれから登る中倉山が右に
林道に下りる水神様に合掌し水槽を渡る
林道に下りる水神様に合掌し水槽を渡る
火の用心注意札の登山口
火の用心注意札の登山口
要所には印
抜け殻となっても手をつなぐセミさんお二人
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抜け殻となっても手をつなぐセミさんお二人
公園が見下ろせる初めてのテン場?
公園が見下ろせる初めてのテン場?
中倉尾根
けな気な一本ブナ
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けな気な一本ブナ
恐ろしい高度感
男体がずっとある
男体がずっとある
日光白根に少し雪残っている
日光白根に少し雪残っている
ひっそりとした通り道のような沢入山
ひっそりとした通り道のような沢入山
この沢入山から先に行きたい
この沢入山から先に行きたい
この付近の美しすぎる尾根に去りがたし
この付近の美しすぎる尾根に去りがたし
中倉山を見下ろしつつ下山
中倉山を見下ろしつつ下山
黄色い花の灌木とこんなピンクの花が治山植林対策になっていて満開。種まき作戦かな。
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黄色い花の灌木とこんなピンクの花が治山植林対策になっていて満開。種まき作戦かな。

装備

個人装備
長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 ザック サブザック 昼ご飯 飲料 レジャーシート コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ストック

感想

 足尾の松木渓谷と仁田元川の間を走る長い尾根は中倉尾根と呼ばれ、かつては知る人だけが知る、人知れずの名山でした。最近はネットの影響でこうしてリアルタイムで情報を得られるので、多くのハイカーが歩くようになり、そのため踏み跡も明瞭で以前のような藪山という印象の全くない山になっています。この日は先客一名のみ。でも、公園の管理人さんによると休日は満車になるほどの人気だそうです。
 まずは銅親水公園から園内の吊り橋へ下り、対岸に渡り、川に沿って歩き、進入禁止の赤い水道橋を渡らせていただいて対岸に渡ります。対岸に渡ると本来の林道へ水神様前の水槽を渡って下ります。
 治山工事がいつまでも終わらない足尾の山々ですが、緑はかなり増えていました。この山では見かけなかった黄色い花の灌木やピンクの花が満開でした。百名山を目指すおじさん二人とコンクリート舗装の林道を、山談義に花咲かせながら、火の用心の札のぶら下がった登山口に着きました。話に夢中になっていても目に入ってくる分かり易い登山口です。
 ここからずっと滑りやすい直登が続きます。道は前夜の雨でかなり濡れていて、きついり登りでした。
 最初に開けた左空に沢入山の見える地点で間違えそうになったので右に続く明瞭な道へ。しばらく行くと道は東西二手に分かれ、私たちは左の道を通り笹原の尾根へ。中倉に続く緩やかな尾根は鮮やかな明るいブナの森でした。途中に二張ほどテント泊できそうな見晴らしの良い平坦地がありました。そこから公園の駐車場も見下ろせました。夜は恐いだろうなあ。 中倉にはケルンがあり、ビラ三ダルな雰囲気が漂い、よく知った日光の山々も形が違って見えました。ここから先はいよいよ一本ブナとの対面です。ブナは松木川側に立っていて、大きくのびやかでした。「孤高のブナ」と書いている人もいますが、ブナは群れる場合が多いので確かにそれらしく感じました。
 でも、振り向くと東側斜面には多くのブナが立っています。「うーん、ひとりぼっちのブナが命名としてはよいけど、強さを求めるとしては孤高かしらん」などと思いながら写真を撮りました。
 健脚おじさんが沢入山まで行くというので浮石の多いガレた尾根でしたが、素晴らしい景色に酔ったように歩きました。まるでアルプスを歩いているみたいと連れが言い、私も本当にそう思いました。ここは銅山公害の影響で赤くガレた恐ろしい尾根が目の眩むような斜度で落ちているのでまるで北アルプスの危険な一角を歩いているような気になるのです。めったに写真を撮らない私がかなりな数を画面に収めました。
 ただいわゆる地面に咲く高山植物はまったくと言ってよいほど見かけませんでした。健脚おじさんによるとアカヤシオ、シロヤシオは多いそうですが。
 沢入山は通り過ぎるほどの小ピークで、その先の草原のような広い尾根はスイスのどこかの牧場のように魅力的でした。ゴツゴツした稜線の上州武尊に雪が残っています。見晴らし抜群で、あそこに小さなウッディな避難小屋があったらいいなあと、しばし離れがたい私でした。
 帰りは「ひとりぼっちのブナ」地点に右へ行く巻道があり、中倉を踏まず岩の分岐点に戻ることが出来ます。岩の分岐からはひたすら急下降ですので林道までは一時間ちょっとでした。今日の登山者は私たち以外はたったひとりでした。
 

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コメント

ゲスト
会い損ねました^ ^
素晴らしい山でしたね。
自分も初めて行きましたが、感動して帰ってきました。
2017/6/17 14:12
プロフィール画像
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