記録ID: 1174342
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沢登り
蔵王・面白山・船形山
二口渓谷 小松倉沢遡行 南沢下降
2017年06月17日(土) 〜
2017年06月18日(日)
Luske
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 26:06
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,243m
- 下り
- 1,243m
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| 天候 | 17日：曇り時々晴れ 18日：曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
今回は、その2�匱蠢亜⊃緇譴龍局婉瓩肪鷦屐� 橋から入渓し、遡行開始した。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
●小松倉沢（遡行） 二口沢の支沢。 H870mの出合（小松倉沢出合）で右へ進むと小松原沢になり、 左へ進むと小松倉沢となる。 小松原沢には良い野営地があるが、小松倉沢には野営適地があまり無い。 （全く無い訳では無いが、狭かったり、整地が必要だったりと不便。） もし野営をしたいなら小松倉沢に入る前、F6（7m滝）の下流辺りがベスト。 難所となりそうなのは、20m大滝とその後に続く5m滝。 20m大滝は右岸を巻く。 沢を少し戻って小尾根に取り付き、尾根上を辿って高度を上げる。 落口の高さ位まで登ったらトラバースで落口を目指す。 踏み跡が不明瞭なのでトラバース開始点が判りにくいが、 ある程度登ると尾根上から落口が見えるようになるので、見当はつけられる。 大滝に加えて、その後に続く連瀑もまとめて巻くので、それなりにハード。 小尾根上は藪が濃いので、高度を上げるのが大変だった。 5m滝は水流左を登って越えた。 軽いシャワークライミングになり、最後のガバを掴むのが厳しい感じだったので、 巻いた方が良いかも。 見た感じでは、右岸側から巻けそうな気がするが・・・ 試していないので、そこは何とも言えず。 沢の詰めは藪漕ぎとなるが、最後まで沢を辿ろうとすると登山道と並行しながら 仙台神室岳頂上へ向かう事になり、藪漕ぎ距離が長くなる。 よって、沢が藪化したら沢を出て、最短距離で登山道（ダンゴ平の少し上辺り） へ抜けた方が効率は良い。 ●南沢（下降） 特に見所の無い沢だが、小松倉沢・小松原沢を遡行後の下山用として使える。 沢自体は特に難所は無く、滝らしい滝は無し。 懸垂下降無しでも下れる容易な沢だが、仙台神室岳から沢へ降り立つまでの ルートファインディングが難しい。 藪で視界が開けず、地形が不明瞭な為、目指す方向を特定しにくい。 また、複数の沢が入り組んでいる為、間違い沢に入らぬよう注意する必要がある。 |
写真
二口林道の水場前。
2km先のゲートまで車で入れるが、今回はここから入渓。
橋から沢へ降りる。
2km先のゲートまで車で入れるが、今回はここから入渓。
橋から沢へ降りる。
滝を越えると幅広ナメ。
林道の擁壁が無ければ良い光景なんだけどねぇ…
林道の擁壁が無ければ良い光景なんだけどねぇ…
小松原・小松倉沢の入渓地点付近。
ここから入渓するパターンが多い。
ここから入渓するパターンが多い。
F2、5m滝
どこを登るか判りにくい滝。
滝中央部の左側面を登る。
右側にトラロープが下がっているが…
どこを登るか判りにくい滝。
滝中央部の左側面を登る。
右側にトラロープが下がっているが…
F5、5m滝
右岸をへつって近づき、水流左を登る。
基部の滑りが酷く、かなり滑る。
ここで2回ドボンしてしまった。
右岸をへつって近づき、水流左を登る。
基部の滑りが酷く、かなり滑る。
ここで2回ドボンしてしまった。
桂沢出合の先で行動終了。ここをキャンプ地とする。
使用したテントは、ヘリテイジ クロスオーバードームF。
6月に発売されたばかりの新製品で、今回が初使用。
テントでは無く、シェルターと呼ばれる部類のものだが、沢での使い勝手はとても良かった。
6
6/17 17:08
桂沢出合の先で行動終了。
ここをキャンプ地とする。
使用したテントは、ヘリテイジ クロスオーバードームF。
6月に発売されたばかりの新製品で、今回が初使用。
テントでは無く、シェルターと呼ばれる部類のものだが、沢での使い勝手はとても良かった。
ここをキャンプ地とする。
使用したテントは、ヘリテイジ クロスオーバードームF。
6月に発売されたばかりの新製品で、今回が初使用。
テントでは無く、シェルターと呼ばれる部類のものだが、沢での使い勝手はとても良かった。
まだ6月なので、夕方になると沢は寒い。しかも、さっきドボンしたばかりなので震えが止まらぬ。
キャンプ設営後は、さっそく焚火で暖をとる。
3
6/17 18:11
まだ6月なので、夕方になると沢は寒い。
しかも、さっきドボンしたばかりなので震えが止まらぬ。
キャンプ設営後は、さっそく焚火で暖をとる。
しかも、さっきドボンしたばかりなので震えが止まらぬ。
キャンプ設営後は、さっそく焚火で暖をとる。
何かを撮ろうとしたようだが、飲みすぎて記憶が曖昧。
一体、何を撮ろうとしたのだろう？
一体、何を撮ろうとしたのだろう？
翌日の朝。
朝は寒さで目が覚めた。
とりあえず、焚火で暖をとってから遡行再開。
朝は寒さで目が覚めた。
とりあえず、焚火で暖をとってから遡行再開。
小松倉沢出合。
右、小松原沢
左、小松倉沢
今回は左の小松倉沢へ進む。
右、小松原沢
左、小松倉沢
今回は左の小松倉沢へ進む。
7m位の滝。
これはどうやって越えたっけかな？
巻いたような気がするが・・・
これはどうやって越えたっけかな？
巻いたような気がするが・・・
更に進むと、20mの大滝。
なかなか凄味のある滝で、登攀は難しいだろう。
迷うことなく巻きを選ぶ。
なかなか凄味のある滝で、登攀は難しいだろう。
迷うことなく巻きを選ぶ。
大滝の高巻き。沢を少し戻って、右岸の尾根に取り付いた。
尾根で高度を上げ、落口が見える位登ったら、そこからトラバースして落口を目指す。
懸垂下降無しで落口ジャストに降りられた。
1
6/18 9:12
大滝の高巻き。
沢を少し戻って、右岸の尾根に取り付いた。
尾根で高度を上げ、落口が見える位登ったら、そこからトラバースして落口を目指す。
懸垂下降無しで落口ジャストに降りられた。
沢を少し戻って、右岸の尾根に取り付いた。
尾根で高度を上げ、落口が見える位登ったら、そこからトラバースして落口を目指す。
懸垂下降無しで落口ジャストに降りられた。
大滝の先には5m位の滝がある。この滝が今回遡行では一番難しかった。
水流左を登ったが、最後のガバがなかなか掴めず苦戦する。
巻いた方が楽だったかもしれない。
1
6/18 9:24
大滝の先には5m位の滝がある。
この滝が今回遡行では一番難しかった。
水流左を登ったが、最後のガバがなかなか掴めず苦戦する。
巻いた方が楽だったかもしれない。
この滝が今回遡行では一番難しかった。
水流左を登ったが、最後のガバがなかなか掴めず苦戦する。
巻いた方が楽だったかもしれない。
そして、藪沢と化す。このまま薮沢を登ると仙台神室頂上方面に向かうことになる。
藪漕ぎが長くなるので、ここで沢に見切りをつけて、左岸から沢を出た。
6/18 10:47
そして、藪沢と化す。
このまま薮沢を登ると仙台神室頂上方面に向かうことになる。
藪漕ぎが長くなるので、ここで沢に見切りをつけて、左岸から沢を出た。
このまま薮沢を登ると仙台神室頂上方面に向かうことになる。
藪漕ぎが長くなるので、ここで沢に見切りをつけて、左岸から沢を出た。
薮沢を出て、登山道までの最短距離で進む。
殆どが笹薮なので負荷は軽い。
殆どが笹薮なので負荷は軽い。
仙台神室岳に登頂。
山頂で休んでいた団体さんから、冷えたパイナップルを恵んで頂いた。
うまし。
山頂で休んでいた団体さんから、冷えたパイナップルを恵んで頂いた。
うまし。
仙台神室岳を後にし、南沢へ向かう。最初はシャクナゲ混じりのきつい藪漕ぎが続くが、少し下ると笹薮に変わり楽になる。
だが、ガスで沢型が見えず、ルーファイは難しい。
6/18 11:29
仙台神室岳を後にし、南沢へ向かう。
最初はシャクナゲ混じりのきつい藪漕ぎが続くが、少し下ると笹薮に変わり楽になる。
だが、ガスで沢型が見えず、ルーファイは難しい。
最初はシャクナゲ混じりのきつい藪漕ぎが続くが、少し下ると笹薮に変わり楽になる。
だが、ガスで沢型が見えず、ルーファイは難しい。
複数の沢が入り組んでいるので、入る沢を間違わぬ様、注意しよう。
南沢本流と合流。
水量は更に増し、沢らしくなってくる。
が、見所は少ない。
水量は更に増し、沢らしくなってくる。
が、見所は少ない。
倒木と共に剥がれた地盤。
遠くから見るとフードとマントを羽織った人影に見えて不気味。
遠くから見るとフードとマントを羽織った人影に見えて不気味。
二口林道、宮城側ゲート。
ここまで車で入れるが、私が駐車したのは、ここから更に2�卆茵�
もう少し林道歩きは続く。
ここまで車で入れるが、私が駐車したのは、ここから更に2�卆茵�
もう少し林道歩きは続く。
感想
小松倉沢は、二口沢の支沢。
標高870mの出合にて小松原沢と別れ、その左俣が小松倉沢となる。
遡行対象となるのは大抵が小松原沢なので、小松倉沢を訪れる者は少なく、
私自身も、過去にこの沢を訪れた事は無い。
小松原沢に比べると見劣りする沢、という評判を聞いていたので、
二口沢を訪れた際はいつも小松原沢を選び、小松倉沢はスルーしていた。
そして今回、初めて小松倉沢を訪れてみた訳だが、やはり評判通り、
小松原沢に比べると劣る、という印象は否めず。
沢登りとしての面白味は小松原沢に軍配が上る、という感想を持った。
だが、沢としてみれば決して悪くない。
隣の小松原沢が強すぎるので、地味な印象を受けてしまうが、
小松原沢のようなゴルジュは無く、水没してしまうような要素は少ないので
まだ肌寒さを感じるこの時期に訪れるには良い沢だ。
渓相は良く、二口渓谷らしいナメが続き、登れる滝が多く楽しめる。
もし近くに小松原沢という名渓が無かったら、この沢は二口を代表する沢の
一角となっていたに違いない。
今回は残念ながら、曇り空の下での遡行であったが、次回は陽射しで輝く
小松倉沢を歩きたいものである。
でも・・・
もし次回、二口沢に来る事があったら・・・
やっぱ、小松原沢の方を選ぶんだろなぁ^^;
そう考えると、この小松倉沢は、実に不遇な沢である。
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